フリーランスは絶対に資産運用すべき
2018.09.09
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。わかっちゃいるんでしょうが、フリーランスって退職金もないし、法人化してなかったら厚生年金もないんですよね。あるときは消費意欲を抑え、あるときは少し切り詰めてでも、若いときから優先的にお金を資産運用に回しとくべきだったと後悔している話です。
フリーランスは自己責任ですからね
企業にお勤めの方は、こういうのすべて会社がやってくれてるんですよね。
- 確定給付企業年金制度
- 確定拠出年金制度(企業型年金)
- 中小企業退職金共済制度(中退共)
- 生命保険
のような制度を利用して、積立運用してくれてるんですよ。前もって準備してるってことです。
フリーランスには退職金がありませんが、「準備してなきゃ、そりゃないわな」ってことなんです。
僕、自分の法人作って20年間くらい、ずっと国民年金でした。厚生年金に加入したのってつい最近。
法人経営者は厚生年金と社会保険に入らなきゃいけないのって知ってたんですが、ずっとズルズルと国民年金・国民健康保険に加入し続けてましたね。
数年前に年金事務所から呼び出されて「厚生年金・社会保険に切り替えてくださいね〜」って言わてれ、やっと変更したんです。
昔は「掛け金の少ない国民年金の方がいいじゃん」「手元に多くのお金が残ったほうがいいよ」って思ってましたけど、今は「早めに厚生年金にしといた方が良かったな」って思ってます。
「年金のもらい方について考える」でも書いたように、長生きリスクに備える資金として、公的年金の受給額が多けれと安心感がぜんぜん違うんですよね。
僕は、年金の受給年齢が75歳まで引き下げられたら、それを選択しようと思っています。
65歳で受給を開始すると、たぶん月額8万円くらいしかないんですよ、厚生年金の加算がちょっとだけだし、国民年金の未納期間もありますからね。
知識不足だったとしても、自分が選んで歩いてきた道だから仕方ないのです。
まずはiDecoでしょ
まずはiDeco、次にNISA。そして余力があれば証券口座の一般口座とか特別口座での運用にお金を回すのが定石だと思います。
この辺は、いろんなところで解説されていますから、知識に乏しい僕が延々と語ってもあまり意味がないのですが、iDecoは、控除の対象になるんですよ。
個人事業主は月額68,000円を上限として、法人経営者は月額23,000円を上限として、掛金が控除の対象となります。つまり節税できるってことですね。そして、運用益も非課税です。
なので「これ、絶対やっといた方がいい」と思います。
ただ、60歳になるまで資金は引き出せません。イザってときの事業資金に使うことはできないんですね。
次にやっとくべきなのが、NISA。いろいろと制度が変わりつつあるし、これからも見直されていくんでしょうが、掛金は控除対象にはなりませんが、運用益は非課税です。もちろん掛金に上限はあります。
資産運用ってパワーありますよ
僕の考え方としては、20歳代くらいは、あまりお金ないはずだから、ちょっとした余力があるんなら、自分を高めるものにお金を使ったほうがいいんじゃないかと思います。役に立つものだけじゃなくて「なんであんなもん買っちゃったんだろ?」ってものに使うのもいいし。
貯め方よりも使い方の方が重要だと思うんですよね。僕も変なもんいっぱい買っちゃったから、そう思うようにしています。「あれは勉強だったんだ」と。
なので、30歳になった記念に資産運用を始めるくらいが一番いいんじゃないですかね? いろいろと個人差あるのはわかっちゃいるけど、年金受給年齢の65歳までの35年間で皮算用していますね。
僕はよく「モーニングスター」というサイトの機能を使って、こういう計算をしつつ計画を立てています。
30歳から65歳までの35年間、毎月3万円を積み立てながら利回り4.5%で運用すると、3,000万円になります。
積立元本は1,260万円です。
まあまあ、いい感じの退職金ができた感じでしょ? 月3万円ってそのくらいのパワーがあるんですよ。
利回り4.5%は、僕が勝手に設定した数値です。ちょっと前に話題になった、トマ・ピケティの『21世紀の資本』という本に「投資収益率は4〜5%」って書いてあったので、間をとって4.5%で計算してるだけです。
実際は、もっと多いかも知れないし、もっと少ないかもです。下手すると、元本を下回るリスクは当然ありますね。
そしたら、65歳から取崩し運用する計算をしてみましょうか。使わないお金は、そのまま運用し続けるけど、毎月ちょっとずつ引き出して使っていくやり方ですね。
3,000万円を65歳から毎月19万円を取崩しながら利回り4.5%で運用すると20年間(85歳時点)でゼロになります。
取り崩し金の合計は4,560万円です。
積立元本が1,260万円。取崩し金は4,560万円。4560/1260≒3.62。
積み立てたお金がの3.62倍になったってことですね。
もちろん、フリーランスに「定年」ってないんだから65歳過ぎても働くかもしれないけど、毎月6〜7万くらいの国民年金に、プラス19万円で、合計約25万円くらいのベーシックインカムあったら、労働に対する考え方、全然かわってきますよね。
イヤな仕事なんかもう、やらなくなりますよね。
僕、50歳代半ばなんですけど、そろそろ「それ、楽しくなさそうだからやんな〜い」っていい始めようと思ってますもん。
30歳代くらいのフリーランスは、すぐにiDecoやった方がいいですよ。
僕がこういうのを「やっといたほうが良かった」「とりあえず今からでも始めよう」って思い始めたのって、50歳過ぎてからです。
それまでは、ココロのどこかに「資産運用なんて気にしないオレ、カッコイイ」って思ってたんですよ。たぶん、フリーになる人って、そういう人多いんじゃないかな?
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