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セミリタイアをするために必要な資産

2018.10.12

こんにちは、萩ドットライフ()です。

「セミリタイアしたいな」と思い立ってから、ずっと考え続けてることなんですよ。完全リモートワーク化しつつ受注量を制限し、東京と萩市の二拠点生活をはじめたり、計画は着々と進んでいるのですが、資金計画についての考えを記録しておきたいと思います。

住処+月額20万円が死守要件

僕がイメージする「これだけあれば、なんとなく生活のベースは確保できるでしょ」という水準です。
贅沢はできないけれども、過不足ない生活くらいはやっていける感じでしょうかね。
僕はそれほどお金を使わないのですよ。金のかかる趣味を持ってるわけではありませんし、消費によってステータスを補強しようという欲求もありません。

ただ、Webデザイナーを生業としていますから、デジタルデバイスやアプリ、ネット上のサービスにお金を使うことには、それほど躊躇はしません。仕事道具ですからね。
でも、そんなに頻度が高いわけじゃありませんから、それほど大した影響はないでしょう。

今、東京と萩市の二拠点生活を始めたばかりなのですが、ゆくゆくは萩市に完全移住するつもりなのです。そうなると「車は必須だな」と思っています。
なんとなく「軽トラ欲しいな」と思っているのですよ。古い家を買って、セルフリフォームしつつ、それをコンテンツ化しながら、そこに住みたいという考えも持っているのです。
東京での生活よりも出費が増える項目としては、これくらいじゃないですかね?

萩市の年間の平均所得が257万円ってデータがありますが、課税対象所得から計算しちゃってるので、これに基礎控除額プラスアルファくらいが、実質の平均所得でしょうね。

総務省発表の統計資料をもとに、市区町村別の課税対象所得の総額を納税者数で除算した額を平均所得と規定し、萩市の平均所得(年収)を算出しました。
2017年の平均所得は257万2124円でした。
出典:萩市の平均所得・年収(2018年10月12日現在)

パート労働者や、引退組の趣味労働を除くと、現役世代の月収が30〜40万円程度なんじゃないかな? 
僕のなんとなくの感覚ではあるんですが。

なので「住処+月額20万円」あれば、死ぬことはないだろうな、と思っているし、これを下回るようなことがあれば、方向転換を余儀なくされる要件だろうと思っているのです。

20万円は、不動産+金融資産でまかなう

東京都江東区にマンションを所有しています。東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄大江戸線「清澄白河」駅から徒歩3分の立地で、約65平米の2LDK。これを賃貸に出すつもりです。
これでおそらく月額20万円程度はまかなえるはずなのです。
しかし、不動産屋や管理組合に払う管理費や修繕積立金。また、住宅設備の更新費用。そして固定資産税などがかかりますので、実入りは7割り程度でしょうか。
さらに、空き家リクスもありますので、手元に残るお金は10万円強くらいに考えておいたほうがいいだろうと思っています。

現時点で3,500万円を少し超える程度の金融資産を保有しています。
ただ、一部(500万円程度)は、知人の会社への出資金なので、任意のタイミングでマネタイズすることが難しい状況になっています。なので、3,000万円ちょい程度で計画を立てるしかないんですね。
僕はよく「モーニングスター」というサイトの機能を使って、資金計画というか、皮算用をして遊んでいるのですが、たとえば「あと20年間、毎月10万円を確保したい」とすれば、1,600万円の資産を年率4.4%で運用しながら取り崩していけばいいのですね。

そして、残った1,500万弱程度の資金を作業場兼、住宅に充てる、と。これに関しては、

  • 実家の一部をリフォームor増築
  • 実家隣接の親戚の家を譲り受けてリフォーム
  • 安価な古い家を買って、セルフリフォームしながらコンテンツ化
  • 面倒くさいことを一切避けるために賃貸

などなど、いろんなことを考えているので、追々記事にしていきます。
どっちみち、大きな家は求めてないのですよ。15〜20坪1LDKにちょっとした駐車スペースがあればそれでいいのです。

公的年金の受給は、長生きリスクに備えて可能な限り先送る

前項で「あと20年間、毎月10万円を確保したい」と例示しましたが、実際に計画している数字なんですよ。今54歳なのですが、75歳から年金を受給しようとしているのです。
時間が経てば、働く気力もなくなってるだろうし、所有している不動産の賃料も下がる可能性もありますので、できるだけ受給を先に送って金額を上げたいのです。

もちろん、早く死んでしまえば「損」なのですが、労働や資産から得られる収入が極度に減ったときのセイフティネットとして使いたいのです。

とはいえ、僕は国民年金の時期が長かったし、フリーになってしばらくは未納にしていましたから、65歳で受給したとしても月額8万円程度なのですよ。
5年先送って70歳から受給しても11万円、75歳で受給しても14万円程度だろうと思っています。

怖いのは、長生きなんですよね。
働けないし、資産も使い切った。かろうじて住む家だけはある。という状態で14万円の年金があれば、まあ死にはしないでしょう。

生活を豊かにするために、労働を継続する

僕が持ってる

  • 家賃20万円取れるマンション
  • 約3,000万円程度の金融資産
  • ほぼ国民年金のみ

で、なんとなく「働かなくても死にはしない」程度にはなってるんですよね。
1,500万円の家に住んで、毎月20万円で生活していればいいので、田舎であれば「普通の人」な感じじゃないですかね?

ならば、働くことをやめるか? というとそんなワケなくて、どんどん自分の好きなことだけに取り組んでいこうと思っているのです。
だって生活に困ることはないんですから、思いついたアイデアを成果が出るまで延々と試し続ける、みたいなワガママも自由だし、それが成果を出して所得を生めば、もっと生活に余裕が出ますよね。

今、完全リモートワークを実現しすることで、東京と萩市の二拠点生活をはじめることができ、すでにセミリタイア生活が始まってるんですね。
まだ、東京のマンションは自分が使っているし、金融資産も取り崩し運用を始めていません。
ただ、仕事の窓口になっている制作会社の社長には「半永久的になっちゃうかもしれないけど、とりあえずしばらくは新規受注カンベンして欲しい」と告げています。

一旦、請負・協業の比率を減らして、自己完結型労働の可能性を模索しているのです。
このブログもその一環です。
とにかくコンテンツ作れないと何も始まらないですからね。まずは文章を書くことに慣れたいし、Webマーケティングを体験したいのです。

「別に働かなくてもいい」状態から始める労働って、とても楽しそうな気がしているのです。
楽しいことをやって、収益を上げて、さらに資産を補強する。好循環をうまいこと構築したいのです。
自分の状態に合わせて、楽しく取り組める労働の確保も資産なのですよね。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。