iDeco(個人型確定拠出年金)の加入期間が引き上げられるようです
2018.10.28
最終更新日:2019年03月07日
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。iDeco(イデコ/個人型確定拠出年金)ってやってます? やってないなら、やった方がいいと思いますよ。掛け金が課税所得から控除されるのですよ。今、加入期間が60歳までなんですが、これを65歳にまで延長することが検討されてるようです。
まずは歓迎ですね
本決まりではなくて「検討に入ったよ」ってことみたいですけど、僕が最初に考えたのは「お、いいじゃん」です。
<厚労省>確定拠出年金、65歳まで加入期間延長へ
厚生労働省は、公的年金に上乗せする確定拠出年金について、原則60歳までとなっている加入期間を65歳まで延長する検討に入る。60歳を超えても働き続ける人が増えている実情を踏まえ、掛け金を払い込める期間を延長し、老後の備えを手厚くするのが狙いだ。年明けに厚労省の社会保障審議会企業年金部会で議論を始め、2020年の通常国会に確定拠出年金法の改正案を提出する方針だ。」
出典:Yahoo!ニュース(2018年10月28日現在)
以前「iDecoとNISAをはじめたときのこと」でも書きましたけど、iDecoは本当にオススメなんですよ。
なぜならば、掛け金が課税所得から控除されるからです。毎月23,000円づつ金融商品を積立購入してると、23,000円✕12ヶ月=276,000円が課税対象から省かれます。
僕の場合、2017年5月(54歳6ヶ月)の時点で加入したので、当初の予定だと2023年11月(60歳0ヶ月)までの、79ヶ月しか加入できない予定でした。
今の掛け金23,000円をずっと継続するとして、181,7000円(23,000円✕79ヶ月)分の税金が控除される計算だったのです。
「もっと早くはじめておけば良かったな〜」と今でも後悔しています。
それが、65歳まで延長されますと
2028年11月まで加入できますので、計139ヶ月間となります。
同様に23,000円をずっと掛け続けるとして、319,7000円(23,000円✕139ヶ月)分の税金が控除されることになります。
もちろん運用益も非課税ですよ
1点要注意なのは、iDecoは60歳になるまで資金を引き出すことができないってことなんですね。
なので、急な資金が入り用になったときに「そうだiDecoを崩そう」ということはできないんです。
当然、放置し続けることになるのですよ。
ただ、考えようによっては、これはメリットでもあると思っています。強制的に「バイ・アンド・ホールド」させられちゃうんですよ。
当然「複利効果」を得られますよね。
複利効果とは、元本から得られた運用益も時期の元本に組み入れられるということです。
例えば、元本100万円で投資を開始したとします。
1年目に10%の運用益が出た場合、資産額は110万円になりますね。
2年目にも同様に10%の運用益が出た場合は、110✕1.1で121万円になるのです。
複利効果は投資期間が長いほど、有利に働くのですよ。加入期間が5年間延びると、さらなる効果が期待できますね。
そして、iDecoは、運用益も非課税なのです。
デメリットも考えておきましょうか
前項で「60歳になるまで資金を引き出すことができない」って書きました。この期間のことを「資金拘束期間」っていうらしいですね。
加入期間の引き上げにともない、この資金拘束期間も65歳に引き上げられる可能性もあるのかな? と、ちょっと思いました。
でもどうなんでしょうね「60歳で引き出すことを前提に加入した」って言っちゃう人も出てくるでしょうね。定年後かつ年金受給前という、一時金が欲しくなるタイミングですから、十分考えられるプランだと思いますから、大問題になりそうですね。
ただ、僕自身は「個人型確定拠出年金」という名の通り、公的年金の上乗せくらいの感覚でいるのですよ。なので、拘束期間が65歳まで延長されても構いません。
しかし、国の方針で制度変更されてしまうことに対する是非は、別問題かな? と思っています。
「60歳まで資金拘束します」と約束した加入者には「60歳解約コース」「65歳まで延長コース」を選択できるようにするべきなんじゃないですかね?
あくまでも「資金拘束期間も延長されるならば」という仮定の話ですけどね。
- 60歳解約コース
- 65歳解約コース
- 70歳解約コース
- 75歳解約コース
くらいの4パターンから、5年に1回くらい「僕、また延ばしま〜す」って申告できたらいいな、と思ってるのですよ。
セミリタイア中の僕の状態にもよるのですが、公的年金同様「長生きリスクに備えるための資金にしたいな」と考えているのです。
僕は楽天証券にiDecoの口座を持っていて「セゾン資産形成の達人ファンド」ってのに積み立ててるのですよ。
全般的に、インデックスファンド(ETF)しか持っていない僕が、唯一アクティブファンドを買ってるのがこれなんです。
ここのところの株安で、パフォーマンスが3.5%程度マイナスになっちゃってるんですよね…。
iDeco以外の所有している資産も、ガタガタに傷んでいます。
目分量ではありますが、9月末(2018年9月末現在の金融資産の保有状況 )から比べて、10%以上下がってる感じですかね。
「ガツンと買い増そうかな」などという欲求も芽生えてきてはいるのですが、どっちかというと「あまりバタバタせず、そのまま静観してればいいんじゃない?」という気持ちが勝ってる状態ですね。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。