お金のことを考える
2019.07.08
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。退職金がなく、年金も少額しか受給できないフリーランスだからこそ、ずっとお金のことを考えてきました。一番幸せな状態は「お金のことを考えなくてもいい状態」を得ることだと思うのですよ。自分の想いや考えをお金に阻まれたくないのです。
想いや考えをお金に邪魔されたくないのです
ずっとお金のことを考え続けてきたのですよ。
フリーランスなので退職金はないし、ずっと国民年金のみに加入していたので、受給できるのは少額であることはわかっていたからなのです。
そのために「資産形成しなくちゃな」と、不動産や金融資産を購入し続けてきたのですよ。
仕事が調子に乗り始めた頃、多くの人から「高級外車なんか買うんじゃねえぞ」「ブランド品をチャラチャラ身につけるんじゃねえぞ」と言われました。
嫉妬半分、実感半分くらいのところだろうとは思います。
僕が調子に乗ることができたのは、30代後半だったので、割とすんなりと聞き入れることができました。
(参考:フリーランスになったころの失敗を記して、平成時代を後にしよう)
運転免許は失効してるし、服はユニクロ、時計はG-Shock、靴はアシックスのダサいオッサンに仕上がっていますので、この辺はよくバランスをみることが大切なんじゃないでしょうかね?
ただ、消費によってステータスを補強するような欲求は削ぎ落とされました。
もともと、若い頃から同じ服を複数枚買って、いつも同じカッコをしてるのが好きだったので、それほど消費に対する欲求が強い方ではなかったのですが、加齢とともに、どんどん拍車がかかってきているような感じがしています。
お金のことを考えている割には「たくさんものを買える」ようになることを、それほど豊かだとは思っていないのですよ。
フツーに生活ができて、ほしいと思ったガジェット類を躊躇せずに購入することができたら、それで満足なのです。
僕は「お金のことを考えなくてもいい時間」がほしいのです。
「これやりたい」「あそこに行きたい」をお金に邪魔されずに実行したいのです。
資産形成が選択肢を増やしてくれた
僕が今、セミリタイア生活を始めつつ東京と山口県萩市の二拠点生活をし、近い将来、萩市に完全移住をしようとしているのは、ある程度の資産があるからです。
もし、ずっと食うや食わずの職業人生を送っていたり、順調に売上が伸びたとしても、収益のほとんどを消費に使っていたら、こういう選択をすることはありませんでした。
まさに「これやりたい」をお金に邪魔されずに済んだのです。
とはいえ、毎月「運用報告」というタグを付けて、金融資産の保有状況を記事にしていますが、それほど多くの金融資産を保有しているわけではないのです。
おそらく、多くのサラリーマンの方が定年退職時に手にする金額くらいじゃないでしょうか?
なので、不動産を運用することで収益化したり、新たな労働を模索するなど、いろんなことを複合させながら、セミリタイア生活を乗り切っていくつもりなのです。
そういう生活をスタートさせる選択肢を金融資産が作ってくれたのであって、「後の人生、これで安泰」というわけではないのです。
一番大切なことは「心地よい人生とはなにか?」ということなんですよね。
僕にとっての「心地よい人生」は、高級なものをたくさん所有していることではなくて、選択権をたくさん持っている人生なのですよ。
自分の考えたことや、思いついたことを邪魔されずに実行できることなのです。
多くの場合、それらは「お金」によって阻まれるんですよね。
なので、少しでもそこから逃れたいのですよ。自分の想いを諦めたくないのです。
そして「セミリタイアしたい」「お金ある、大丈夫。やろう」と行動し始めたのが今なのです。
再度、お金のことを考えるフェーズに
当たり前のことではありますが、限界はありますね。
しばらく、調子よく仕事を続けて「お金のことを考えなくてもいい時間」を過ごした。
その上で「なにかひとつ、やりたいことを選択できるな」と、セミリタイアを選んで実行し始めた。
当然、フェーズが変わるのですから、仕事も収入も減り始めます。
そして、とたんに心配になるのです。
資産を運用することで、贅沢をしない限り資金がショートすることはないという計算に基づいて行動しているにも関わらず、です。
(参考:セミリタイア・ブルー。収入が月20万円を下回りました)
「たぶん、一過性のものだろうな」とは思うのですよ。
フリーランスにとって、仕事がなくなることは、お金が入ってこないことを意味しますからね。
「仕事少ない=マズい=焦ろう」という考え方が身にしみているのです。
そうなると、とたんに「お金が主語」になった考え方に支配されることが増えてくるのです。
おそらく、今後、
- 時間が経過して、資金に問題ないことが実感できる
- 少しづつ、新しく始めることが収益化される
ことで、解消されるのだろうと思います。
そしてまた、「お金のことを考えなくてもいい時間」が得られ、また何か別の「これやりたい」を選択することになるのです。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。