健康は大切。人生の選択肢に影響しますよ
2019.09.18
最終更新日:2019年10月04日
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。資産というと「金銭」「技能」「人脈」みたいなことを考えがちですが、その筆頭は「健康」なのです。一番大切な資産は健康なのですよ。当たり前すぎて日ごろ感じることはありませんけどね。とくにクリエーター系フリーランスの方々、意識してますか?
「ゼロからの再起」を試してみたいのかも
「人間にとって、いちばん大切な能力は、すべてを失ったときに、もう一度ゼロから再起するチカラ」だという言葉を、読んだか聞いたかしたことがあるのですよ。
すいぶん昔に仕入れた言葉なので出典は不明です。
ググり回ってみたのですが、似たようなことを書いている方が大勢おられて、とても元ネタにたどり着くことができません。
とにかく僕は「そうだよな、ゼロから再起するチカラだよな。オレもそういうチカラを身に着けよう」とずっと思っていたのです。
僕は現在、セミリタイア中です。ほんの少し残っている案件をクローズすれば、晴れて無職になります。
無職になったら、完全に仕事から離れて1年以上の長期休暇を取る予定です。
その状態を説明するときに、このブログ内でも「ゼロに戻す」とか「ゼロ地点を作る」という言葉を使っています。
いったんゼロに戻す工程ってあるのですよ。
たとえば、お風呂掃除だったり、キッチンの片付けだったり。運動部経験のある人ならば、グラウンド整備とかコートのモップ掛けとか。
「やり終わった状態」ではなくて「やる前の状態」を作る工程ですね。
(参考:準備作業としての、セミリタイアとか長期休暇とか)
「もう50代なんだし、フリーになって20年も経ったし、1年くらい休んでもバチは当たらないだろう。とにかく、いったんダラけることにするね」
というのが、偽らざる本心なのではありますが、反面、どうやら心の奥深いところでは「ゼロからの再起」を実際に試してみたがってるようでもあるのです。
このブログの至るところで「いっぱい休んだあとに、また仕事をはじめるけど、生産的な趣味程度に留めるよ、セミリタイアしてるからね」ということを書いていますが、正直「長期休暇を取る」よりも「長期休暇の後にまた動き出す」ことを考えてる方が、ワクワクして楽しいのですよ。
最大の資産は健康
昨日投稿した「[フリーランスの老後]頑張って良かった。老い方を選ぶことができてる」で、
結局、この不動産と金融資産があったから「いったん長期の休みを取る」「働き方を作り直す」「以降の人生、セミリタイア」「山間地生活してみたい」などという選択肢を得られているのですよ。
と書きました。
ここで、僕が持っている大きな資産のことを忘れているのですよ。
あまりにも当たり前すぎて、認識すらしていなかったんですね。
それは「健康」です。
健康でなければ「ゼロからの再起」なんてできるわけありません。
僕は、40代後半にパニック障害の発作を経験していますし、今でもときどき季節の変わり目や夕暮時に、軽い寂寥感を感じたりすることがありますが、おおむね良好に付き合っています。
高血圧症やら、尿酸値が高めであることもあり、5週間に1度、薬をもらいに行きつつ、気になったことがあると意思と意見交換をするようにしています。
決して万全ではないけれども、コントロールすることが習慣になっているのです。
朝ランの習慣もあります。
健康は、とても大きな資産でありつつ、それを維持するコストは非常に安価なのですよ。
その代わり、失ったときには大きなコストを負担しなければなりません。
健康を維持する習慣、若い頃にはそれほど気にならないことなのですが、加齢とともに、どんどん差が開いてきますよ。
人生の選択肢を多く持ち続けるために、健康はとても大切なのです。
なので、前項で触れた、長期休暇を取ることに対する、自分との対話
- とにかくダラけることにする
- ゼロからの再起を実際に試してみたがってる
に加えて「ストレスをゼロにして健康状態の改善を試みる」期間を作ることでもあるのですよ。
若いうちから「先を見る目」を持たなきゃダメ
再度、昨日投稿した「[フリーランスの老後]頑張って良かった。老い方を選ぶことができてる」を持ち出すと、タイトルに「頑張ってよかった」という言葉を含めているのですよ。
冒頭のリード文で、
もちろん別の場面では「頑張っちゃダメだ。楽しめ」的なことも言いますけどね。その辺はバランスですよね。
と逃げているように、文字通り「その辺はバランス」なんですよね。
陳腐な表現をすれば「健康を損なわないように、金銭的、技能的、社会的な資産を増やしていきましょう」って感じなんでしょうね。
でも30代、人によっては40代くらいまで、健康なんて二の次三の次なんですよね。
僕も、いっぱい働いていっぱいお金をもらえることが嬉しかったですもん。
「どれだけの苦境に耐えられるか、何歳くらいまで徹夜仕事が可能かは、個人差がある」といいつつも、30代くらいになったら、意識的に先を見る目を持たなきゃダメです。
とくにフリーランスの方々は、健康診断とか行ってます?
僕は、30代半ばでフリーになってから、48歳のとき、パニック障害で病院にいったときはじめて高血圧やら心肥大が見つかるまで、1度も内科に行ってませんでした。
ここで、もし重大な疾患を引き起こしていたら、僕はフリーのデザイナーを続けられなかっただろうし、不動産も売却していたはずです。
当然「セミリタイアする」「長期休暇取る」といった選択肢は得られていないのです。
長期的視点を持つと人生変わる
「健康」をきっかけに、長期的視点を持つことは、他の「金銭的」「技能的」「社会的」な資産形成の役にも立ってくれるはずなのですよ。
金銭的なことならば、目先の報酬の多寡も大切ですが、僕はもっと早い時期に「資産運用」に興味を持っておけばよかったと思っています。
とにかく「月間の売上、ハイスコア出た!」みたいなことばかり喜んでいて、振り込まれたお金は、そのまま普通口座に放置していました。
デザイナーとしてメシが食えていても、5年後10年後のことを考えて、新しい技術や違う業界の人たちとの交流をしていれば、場面々々で、ちょっとずつ選択肢が増え、人生はちょっと違うものになっていたかもしれません。
技術的なことに関しては、「盆暮れGWはラボ」というタグを付けた記事を何本か書いているように、割とすぐに役に立たないようなものに興味を持って、手を出す方ではあったのですが、人的交流に関してはサッパリでしたね。その傾向は今でもあります。
僕が記事にするまでもなく、色んな人が「健康は大切」だと口々に言っています。
社会生活を送っていれば、誰もが聞いたことをある言葉ですよね。
僕がこの記事で伝えたいことは「それ、ホントだからね」ということなのですよ。
「人生100年時代」と言われています。これから多くの人たちが、人生の折り返し地点を過ぎた当たりで、二段目のロケットに着火するタイミングがやってくるのですよ。
若い頃から積み重ねてきた資産が、そのときの選択肢を増やしてくれます。
「健康」は、その筆頭となる資産なのです。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。