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過去の自分に勇気付けられる

2020.02.26

こんにちは、萩ドットライフ()です。

株価が暴落するときって「労働から得る収益の確保も、真面目に考えておかないとな」みたいなことを考えがちですよね。とはいえ、加齢によりだんだんとパワーを失っていることも確かなのですよ。そんなときに勇気付けてくれるのが、過去の自分なのです。

資産価値が下がると、労働に気が向きますね

新型コロナウィルスショックによる、世界同時株安の影響により、100万円を超える金融資産がポンと吹き飛びました。

基本僕は「ほったらかし運用」が方針なので、必要なときに必要な分だけ現金化する以外は売買を繰り返したりはしません。ただ静観するのみですね。

今、山口県萩市の古民家を購入する手続きを進めている最中なので「支払金を準備するタイミングでは、株価上がってくれてるといいな」とは思いますが、こういうのは時の運ですからね…。

こういう資産価値が下落するときって「これから先、資産運用に頼る生活して大丈夫なのかな?」などと思うのですよ。

僕はセミリタイア生活を始めています。
今は、無職になって長期休暇を取っていますが、そのうちだんだんと、娯楽としての仕事を開始するつもりです。
(参考:セミリタイアの定義。仕事は娯楽(=生産的な趣味)

こんなナメたことを言っていられるのも、金融資産と不動産の運用で、労働による収入がなくとも、最低限の生活ができるとの目算があるからなのです。

一方、僕は「人生100年時代」という言葉を真に受けているので、職業人としての寿命を延ばしたいのです。ユルめの職業を再構築するためのセミリタイアなのです。

無職生活にも慣れ始め、ワリとゆったりとした生活をしていますが、こういう「株価下落」なんて報に接すると、やはりビクっとしますよね。

「やはり、労働による収益。まじめに考えたほうがいいんじゃなかろうか…」みたいな気になるのです。

積みあげてきたものを思い出して、ホッとする

「芸は身を助く」という言葉があります。

芸は身を助く:
【読み】
げいはみをたすく
【意味】
芸は身を助くとは、一芸を身につけておくと、いざというとき生計を助けることもあるということ。
出展:芸は身を助く – 故事ことわざ辞典(2020年02月26日現在)

要するに、過去に思考し続けたことや、学習したこと、あらゆるストックが自分のピンチを救ってくれるよってことですね。

僕もかれこれ50年以上生きてきたし、職業人生の大部分はド素人から始めたデザイナーを生業とし、コネゼロにも関わらずフリーランスになって、どうにかこうにか生き延びてきました。

その大部分は「運」に支えられてきたとしても、ほんのちょっとの対応力は備わっているようです。

「しぶとさ」とか「必死さ」は、まともに美術教育を受けていないコンプレックスの裏返しだったりもしますけれどね。
(参考:何歳になってもコンプレックスを克服できない

ずっとずっと試行錯誤をし続けてきた「積み上げ」って、日頃はとくに何も思いませんが、なんかしらのインシデントが起こって「ちょっとビビっておいたほうが、いい場面じゃない?」っていうときに自分を支えてくれるんですよね。

「これまで、どうにかなったんだから、これからも対応できるでしょ」程度の、根拠不明なちっぽけなものでしかありませんけどね。

それでも、過去の自分に勇気付けられてる気分になれるのですよ。

だから、未来の自分に援軍を

過去の積み上げが、現在の自分を勇気付けてくれる感覚。まだ継続している最中なんですよね。
セミリタイアしたから、無職になったから、といって停止したワケではありません。

無職になって仕事を手から離した分、考えることや、損得抜きの行動を起こすことは増えているのですよ。「積み上げ」は、継続しています。

これらも、そのうち未来の自分を勇気付けてくれる援軍になってくれるはずなのです。

改めて「無職になって仕事は辞めたけど、積み上げは辞めて止めてないよな」みたいなことを感じています。

僕は今50代半ばです。これからどんどんパワーを失っていって、弱った自分と向き合うことが増えてくると思うんですよね。

先日投稿した「人生のピークを先延ばしする」ためにも、今の自分の思考や行動の積み上げが、そのときの自分の援軍となってくれることを意識しているのです。

こうして毎日書いている、このブログもそうだし、萩に移住することで自分に新しい環境を与えることもそうです。
未来の自分への援軍なんて、一朝一夕に作られるものではないのですから、試行錯誤、仮設と検証を習慣化してコツコツと継続していくしかないんですけどね…。

昨日今日でまとまった額の資産を失ったことで「もうちょっと、労働のことを考えたほうがいいんじゃない?」という気持ちになりつつ、同時に「時間は一方向。未来に向かってしか流れてないんだよなあ」などという当たり前のことを考えていました。

時間を使って何かをしようと思うのならば、未来を向くしかないんですよね。

とりあえず「過去の自分に勇気付けられながら、未来の自分に援軍を送る」っていう作業を意識しておこう、投稿した瞬間に忘れちゃうかもしれないけど…。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。