ブログで書いてることを、ときどきしゃべってみるといいかもね
2018.10.28
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。「セミリタイア」「地方移住」「生活資金の確保」などについて、ずっと考えていて、このブログを書くことによってアタマを整理しつつ、変化の過程を記録しているのですが、会話の中で伝えようとしてみると、意外と上手くしゃべれなかったりするんですよね。
プレゼン力って必要だな、と再認識した
フリーランスのWebデザイナーをしていると、広告代理店と付き合うことが多々あります。
僕のメインクライアントにおいては、広告代理店からキャスティングされるわけではなくて、クライアントの広告担当部署から、「広告代理店の再委託業者」として指名される形式なので、あまり代理店担当者のいいなりになるようなことはありません。
クライアントの広告部署、販売担当も含めて、なんとなく「気心が知れた、疑似チーム」みたいなのが結成されると、広告代理店の担当者が、非公式に「Webは萩ドットライフさんでお願いできません?」みたいな依頼をしていることはあるようです。
なにはともあれ、キックオフからサイトクローズまで、ずっと広告代理店の支配下で作業をすることになるのですよ。
結局は担当者の手腕によることになるのですが、中には「代理店って、要る?」「ミーティングの進行してるだけかよ」みたいな感じ方をすることも、あったりするのですよ。
「クライアントのメールを転送するのが、この人のお仕事なんだな」みたいな人も。
僕が関わってる分野以外でも「広告代理店+不要」でググると、世の中では色んな角度からの「広告代理店不要論」が語られているようです。
ただ「企画力やプレゼン力」ってのは、ずっと必要であり続けると思ったのですよ。
広告代理店という機能で残るのかどうかは謎ですが、考え方をまとめ、資料にし、これから起こすべき行動を、言葉としてしゃべり伝える、という能力の重要さを再認識しました。
飲み会で、ちょっとしゃべってみただけなんですけどね
「広告代理店という機能が」とか「プレゼン力や企画力」みたいな大袈裟な導入になってしまいましたが、「しゃべって伝えるって難しいね」ってことなんですよ。
ブログを書きはじめて、今の僕が直面している問題、おおまかに「セミリタイア」「地方移住」「資産運用」みたいなことを組み合わせながら、生活環境を変えることを複合的に考えていることを、文章に落とし込むことで整理したり、記録したりしているのです。
自分自身では「どんどん、まとまっていってるし、アタマの中が整理できてる。すごくいいな」と思っていたのですよ。
ところが、昨日の飲み会でブログで書いてることと同じ内容を「オレ今ね」から話し始める機会があったのですね。
もちろん酔っ払ってるし、話の流れに関係なく口を挟んで来るやつはいるしで、条件は非常に劣悪ではあるのですが、それにしても日々考えていることがほぼ伝えられなかったのですよ。
「ブログでまとめてるのに話し言葉にできなかった」なのか「ブログでまとめているから、話し言葉にならなかったことに気づいた」なのかは謎なのですが、とにかくもどかしかったのですよ。
「これが『自分の言葉になってない』ってことなのかな?」と感じた次第です。
もう少し早く、多くのこと体験しておけばよかった
僕が今、50代半ばなのですよ。「人生100年時代って言ってるし、職業人としての寿命を伸ばさないといけないな」って思ってたり「同年代のサラリーマンの人たちは、なんとなく定年退職を意識し始めてるんだろうな」と感じたり、なんとなく人生の転機っぽい時期ではあるんですよね。
僕自身は「地方移住してセミリタイアする」というカタチをとることで、楽しくユルく長く働くことができるように、考え方とか環境を変えようと計画していて、その変化の過程をコンテンツ化しようとしているのです。そのための訓練の第一弾がこのブログなのです。
前述の「しゃべって伝えられなかった」ように、とにかくアウトプットするチカラが不足していることを痛感しているのですよ。
デザインの仕事のときにも「しゃべる」という業務はあるのですが、試作バージョンを目で観ながらだったり、ヒアリングした上で「こんな感じは?」「こういう処理もありますよ」みたいな得意分野に限った話だったり、場を和ますための取り留めのない雑談だったりに関しては、楽しく会話を進められる方だと思ってたんですけどね…。
コンテンツ化するための「しゃべり」は、まったく別の能力が求められてることを身をもって知らされました。
「下手の横好き」でもいいから、いろいろやっておけば良かったと思っています。
例えば、Webデザインのテストアップのときに「下記URLにて、ご確認ください」だけじゃなくて、進行中の経緯とか、レイアウトの意図とか、実装した動きがもたらす効果みたいなものを、1,000文字程度のドキュメントにまとめて添えても良かったし。
顔合わせのときに「Web制作担当します、萩ドットライフです、よろしくお願いします」だけじゃなくて、クライアントとの関わりや、実績案件、その場にいる方との思い出などを1分程度でまとめるような自己紹介方法wパッケージにしておいても良かったし。
写真、映像、イラストなどの素材作りにチャレンジしても良かったし。
「僕はデザイナーだから」と、他人の領域に踏み込むことを「失礼」と感じていたことは誤りだったと思っています。
しゃべるとブログネタができる
この記事で「しゃべったら、全然まとめられなかったよ」と書いているように、ブログで書いたことを他人にしゃべってみると、新しいブログネタになるんじゃないかな? と思っています。
今のところ、僕自身が体験したことと、考えたことだけをネタにしているのですが、どうしても煮詰まってる感は否めないんですよね。
「セミリタイア」「地方移住」「資産運用」みたいな話って、しゃべると、それなりに興味を持ってもらえるのですよ。
サラリーマンの方にとっての近未来のサンプルを僕が先行して作ってる感じになってますし、フリーランスや自営業者にとってみれば、みんながいつも考えてる話題だからなんでしょうね。
そうそう、昨日の飲み会で思いついたけど、機会を失って言えなかったこと。
僕と同年代(50代半ば)のサラリーマンの人たち「定年後、再雇用になると給料ガクッと減るんだよ」みたいな話を聞いたけど、その定年まで、定年後に起こる出来事をコンテンツ化したら面白いんじゃないかな? などと思っていました。
たぶん、役員になったら定年が伸びたり、そのための競争があったりするんでしょうね。
定年になって再雇用されたら、かつての部下が上司になったりするんでしょうね。
そういう話って、小説やら、まとまった記事を読むことは多いのですが、リアルタイムで書いてる人っているのかな? おそらくいるんでしょうけど、僕が関心のないテーマだから、視界に入ってこないんでしょうね。
コンテンツとして面白いように思うのですよ。
だから「定年挟んだ10年くらいって、人生の大きな転機になるじゃん、日々の出来事をブログで記録してみたら?」って勧めたいのですよ。
話題そのものが、みんなが関心を持ちやすいのに加えて、定年間際のオッサン・オバサンの筆力がグングン上がっていくとか「60歳にして定年を迎え、少し時間に余裕ができたので、このブログ、WordPressに移行することにしました。今、テーマ(WordPressのテンプレートのことね)を物色中です」みたいな記事を書いてるのとか、SEOがどうこう言ってたり、1日中Googleアナリティクスをリロードしまくってるのって、すごく楽しそうな気がするのです。
そのためには「オレやってみたら、なんとかなったよ」と言えるようになっておきたいのです。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。