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ブログテーマ再考

2019.05.03

こんにちは、萩ドットライフ()です。

最近はずっと思考の起点が「フリーランスの老後」なのですよ。「セミリタイア」も「二拠点生活・移住」も「自己完結型の仕事」などもすべて、その中の要素として考えています。このブログを解説した当初とくらべて、少し考え方に変化が見られるのです。

毎月の「運用報告」をご覧いただければわかるように、すでに記事数は350を超えています。
その割にアクセス数が伸びないのはさておき、ここいらでこのブログのテーマを再考しておこうと思います。

このブログのタイトルは「萩ドットライフ」。キャッチフレーズは「山口県萩市でセミリタイア生活」として、2018年7月14日に開設しました。
記事は同年7月1日のものからありますが、これらは準備中に書き溜めておいたものを開設後に投稿したものです。

全記事の末尾を『生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。』で締めているように、山口県萩市へ移住することを強く考えて開設したブログだったのですよ。

すでに完全リモートワークで仕事をし始めていたし、二拠点生活を始めることは意識していましたので、東京から田舎(萩市)へ段々と移住するストーリーを書き続けるつもりで始めたように記憶しています。

それから10ヶ月近く運用を続けてみて、ちょっとずつ考え方のニュアンスが変わってきていることに気づいているのですよ。
もちろん、萩市への移住については、当初の意思通り続行中です。定期的に行ったり来たりする二拠点生活を続けていますが、最近は「フリーランスの老後」について考え続けているのですよ。

まず「フリーランスの老後」が大テーマとしてあった上で、その中に「セミリタイア」も「二拠点生活・移住」も、そして「自己完結型の仕事の模索」などに分割して考え始めているのです。

この機会に、ちょっと整理してみようと思います。

フリーランスの老後

このブログを解説した当初は「老後」という言葉を使うことに抵抗があったのかもしれません。
僕は現在、50代半ばです。まだ「老後」と呼ばれる年齢になるまでには10年程度の時間があるはずなのです。

それでも、意識し始めてるのですよ。

「人生100年時代」と言います。
サラリーマンの方々が定年退職する60歳か65歳からを「老後」と呼ぶとして、老後は40年近くあるのです。
僕はフリーランスなので「定年」という概念がありません。
長い間、国民年金のみの加入で、厚生年金の加入期間が短いのです。したがって、公的年金はお小遣い程度のものしか得られません。65歳から受給すると考えて、月額8万円程度なのです。
もちろん、退職金もありません。

「フリーランスは、40代くらいから老後をイメージしていなくてはならない」のです。
僕は、50代になってやっと「老後」を考え始めました。ちょっと初動が遅れたのです。

今、おっとり刀で考え続けている最中です。このブログ内でも記録し続けています。
フリーランスの老後は50代から始まってる」という記事を書いたくらいから「これはちょっと、重要なテーマとしてしっかり考えたほうがいいな」と思うようになり、しばらく時間をおいてから「「フリーランスの老後」をプロジェクト化」という記事を投稿しました。

その後は、タイトルに[フリーランスの老後]と付けて、シリーズ記事を書き始めました。

僕は今、いろんなことを「フリーランスの老後」という観点で考え続けているのですよ。
あえて「フリーランス」を付けて考えているのは、サラリーマンの方々と同様に考えてはいけない要素を多く含んでいるからなのです。
周囲のみんなと、足並みを揃えない。自分の考え方、自分のタイミングで行動しなければならないことを意識しているからなのです。
「これまでもそうだったように、これからも」ということなのです。

セミリタイア

50代半ばの今、決断した「セミリタイア」もその一環です。
サラリーマンのように「勤務先を退職」などという大きなイベントはありませんが、新規案件の受注の停止をもって、セミリタイア期間に入ったと認識しています。

「フリーランスの老後」的に考えると、これは仕事を辞めるための「セミリタイア」ではないのです。職業人としての寿命を伸ばすための施策なのです。
サラリーマンの方が定年退職する60歳以上で考え始めては遅いと思っています。

「フリーランスであること」と「身体が動くうちに行動すること」は、強く意識しているのです。
例えばこういう記事を書いています。

「セミリタイア」については、ブログ開設当初から意識していましたので、この他にもいろんな記事の中で触れています。
(参考:「セミリタイア」タグを付けられた記事の一覧

資金計画

また、仕事が激減もしくはゼロになっても、生活を支えられないとセミリタイアはできません。
以前「セミリタイアと資産運用」という記事を投稿したことがあったり、あまり多くの記事をかけていませんが「資産運用カテゴリ」を設けているように「セミリタイア」生活を始めるためには、所有資産と強い相関があります。

リタイア時にまとまった「退職金」を得られないフリーランスは、早いタイミングで資産運用に興味を持つべきだと考えています。

僕が「セミリタイア」を意識しはじめることができたのは、ある程度の資産(不動産、金融資産)が形成できたからなのです。

自己完結型の仕事を模索する

僕は、これから四半世紀(25年間)程度のセミリタイア期間をイメージしています。
その間は、ずっとユルめの仕事を生活の中に組み込んでいたいのです。

そのために、もう一度初心者に戻って、新しい働き方を構築したいのです。

僕がイメージする「ユルい労働」は、今のところ「クライアントワーク(請負仕事)でないこと」なのですよ。
これは、ずっと考え続けますし流動的な判断なのですが、現時点では「自己完結型」の仕事を模索したいのです。

やっぱり、お金って大切

20余年前のフリーランスになったときにも、いろんなことをトライアルしては、ポシャっていきましたが、もう一度、それを繰り返したいのですよ。
そのときは、お金が底をついてしまい、恐怖のあまり、夜な夜な布団をかぶって「フゥワァァァ〜」と絶叫する毎日でしたが、今回は、資産を運用することで自前のベーシックインカムがあります。

「こんどは、もうちょっと上手くやれるんじゃないか?」と思っているのです。

二拠点生活・移住

「フリーランスの老後」は、新しい環境にも挑戦してみたいのです。
これは、このブログを解説した当初から、強く意識していることです。
すでに、東京と萩市を行ったり来たりする「二拠点生活」を始めていますし、将来的には完全移住するビジョンを持っています。

このあたりのことは

に書いています。

二拠点生活をしながら、環境の変化が考え方の変化を補強してくれるような実感をいだき始めているのですよ。
もう30年以上も東京で生活をしています。老後は、環境もリセットして臨みたいのですよ。

具体的なプランはありませんが、地域創生についても興味があります。
(参考:「地域創生」タグを付けられた記事の一覧

萩市はそこそこの知名度のある城下町なので、地域創生に対する関心の高い人は多い土地柄です。
市内外を問わず、いろんな活動をしている人の話は聞きますが、その輪の中に加わることについては逡巡しています。

なんとなく「自分で好きなことをやり続けてみて、地域のためになる要素を見つけたら、それを優先的に行動に移してみよう」くらいの感じが僕には向いてるかな、と思っています。

不動産は取得したい

他聞にもれず、萩市も人口減少真っ只中です。街を歩けば目につくのは老人ばかり。
そんな中に、老人目前の僕が移住しようとしているのですから、微々たる数字だとは言え、高齢化を促進する存在なのですよ。

また、空き家もどんどん増えています。

せっかく生まれた街に移住するのですから、少しは地域に貢献したいのですよ。
作業場兼住居としての不動産は取得したいと思っています。
以前「古民家再生をDIYでやりたい[思いついてることを記録する]」という記事を投稿したように、住みながらセルフリノベーションをしつつ、それをコンテンツ化したいとも思っているのです。

「セミリタイア」生活をしているとはいえ、収益を上げて所得税を納め続けたいと考えています。

◆ ◆ ◆

こうしてブログを書いていると、ずっと同じようなことを考え続ける期間があったりするのですよ。
今回挙げたテーマ以外にも「デザイン」「リモートワーク」「Webサイト制作」「健康」「移動手段」などなど、いろんなことを考えます。

だんだんと考え方とか、思考のポイントが変わっていくのですよ。
定期的にブログテーマの考え直しを記録していこうと思っています。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。