一人で意思決定する職業
2019.06.13
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。僕はフリーランスのWebデザイナーですから、基本ずっと一人で作業する職業なのですよ。従業員も雇っていませんから、他人の存在にイラつくこともありません。ただ、クライアントワークである以上、一人で意思決定することはできないのです。
小学生のなりたい職業、YouTuber
一時期「小学生のなりたい職業の第3位がYouTuber」だという記事がバスってましたね。
おそらくネタ元はこれだろうと思います。
そのほかは、パティシエだったり、プロサッカー選手だったり、医師、警察官と、それほど目新しい職業はありませんが、「YouTuberなどのネット配信者」だけが新しく登場した感がありますね。
ちなみに、僕の職業である「Webデザイナー」は、圏外のようです。
ひと昔前は、そこそこ人気の職業だったような気もしていたのですが、小学生のお子たちに、魅力をお伝えすることは、できていないようですね。
僕が社会に出るとき「Webデザイナー」という職業は存在していなかったのですよ。
なんとなく「こんな職業もあるよ」って、認知度が高まっていったのは、1995年のWindows95ブーム以降だったんじゃないでしょうかね。
当時、会社員のグラフィックデザイナーだった僕も、恐るおそる興味を持ち始めてみたり「これ、ちゃんとやるにはフリーになるしかないな」などと思い始めたのもこの頃です。
その辺りの思い出は「Webはチャチくてダサかった」をご参考に。
僕にとって、デザインの軸足をグラフィック(印刷物とかパッケージとか)から、Webに変えたことは、人生の中での大きな成功体験なのですよ。
「フリーランスになったころの失敗を記して、平成を後にしよう」で書いたように、突如のひらめきを得たわけでも、大きな決断をしたわけでもなく、グズグズといろんなことに手を出している最中に「Webできますってウソついちゃおうかな…」と思いついたのが入り口なので、あまり華々しさはないのですが、それでも20年にわたって僕の生活を支えてくれたのです。
なので、いまだに新しい職業の登場に接するとピクっとなっちゃうのです。
一人で意思決定できる職業への欲求
このブログで定期的に「一人でできる仕事」について書いています。
たとえば、
などですね。
同じことを繰り返しているようでいて、少しずつ、考え方や切り口が変わっていってるのです。
社会全般からみれば、すでに「一人でできる職業」に就いている人ではあるのですよ。
20年以上前にフリーランスになたので通勤をしなくなっていますし、1年前からはオリエンや定例会、打ち合わせなどの対面ミーティングに出席しない、完全リモート体制になっています。
1日中、誰とも会わずに、電話による音声連絡は最小限で、仕事を進めています。
とても快適です。
完全リモートワークができるようになったおかげで、僕は今、東京と山口県萩市を行ったりきたりの二拠点生活を体験できているのです。
もともと、人嫌いというわけではないのですよ。
大学時代は、運動部の合宿所で生活していましたし、割とガシャガシャとした雰囲気にも身を置くのも、それほど苦にはならない性質(たち)でした。
それが、加齢とともに、一人でじっくりと考える時間を持つことが心地よくなったり、飲み会を含む会合も少人数で、しっかりと会話ができるものにしか出席したくなくなってきているのです。
仕事にしても「物理的に一人」ではありますが、クライアントワークである以上、クライアント、広告代理店、制作会社の意向や指示に沿った作業を進める必要がありますので「僕ひとりの意思で」というわけにはいかないのです。
仕事を長く続けるために趣味化する
以前「動きながら考える」という記事内で、市役所を退職し海士になることを決めた友人のことに少し触れました。
僕とこの友人は、ともに50代半ばなのですが、早い人は40代くらいから「職業人生のおかわり」を考え始めるんじゃないでしょうかね?
人それぞれの考え方があって当たり前なのでしょうが、僕は「仕事の趣味化」というコンセプトで、仕事を始めとする身の回りのいろんな事を調整し始めています。
このブログ内でも過去に「生産的な趣味」というワードを使って記事を投稿しています、
「趣味として働きたい」し「趣味を仕事にしたい」と思っているので、収入の多寡よりも、自分ひとりで勝手なことができる方を優先したいのですよ。
そのために「一人で意思決定できる職業」を模索しているのです。
だから「小学生のなりたい職業の第3位がYouTuber」と聞くと「おっ。いいじゃない」と思ってしまうのですよ。
僕は50代のオッサンなので「そんなものになれるのはひと握りだ」とか「まずは、会社に入って社会に揉まれなさい」「現実をよく見て、安定した職業を目指しなさい」という定型句を述べる係なのだろうと思うのですが、やりたいヤツは「やるな」と言ってもやるだろうし、大部分は口だけで「やるやる」言って、やらないヤツだと思うので「YouTuber…。いいじゃない」くらいの反応でいいように思うのです。
大人だって、そうですもんね。
なりたいかどうかなんて、実はあまり意味なくて、やってから考え始めればいいと思うのです。
ブログ書いたり、YouTubeに動画を公開したり。
まさに「一人で意思決定できる職業」なのですよ。とりあえず、あ〜でもないこ〜でもない言う前に、チャッチャとはじめて一定期間は粘って継続してみりゃいいように思うのです。
と、思い立って始めたこのブログ、あとひと月で1年が経過します。
以前「ブログって、オッサン・オバサンに向いてるのか?」という記事で、実家の母親の庭や、ポケモンGOをいまだにやってる人たちを引き合いに出して「なにか始めたらオッサン・オバサンの方が続くよ」という話を書きました。
あまりにも成果を得られずに、気が遠くなる思いで書き続けているこのブログですが、諦めずに続けていこうと思っています。
「とりあえず、1万pv/月くらいまでは、思いつくままにガーッと掛けばいいだろう」と思いながら始めたのですが、未だ3,000pv/月にも到達せず…。
先月から、月間平均検索ボリュームが10〜100のキーワードをターゲットにすることにしてみたのですが、答え合わせはこの秋くらいかな。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。