人の役に立つブログになってない。それでもいいか…
2019.11.19
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。アクセスを増やし、収益を上げるためには「役に立つブログ」にするべきらしいです。著名ブロガー諸氏が口を揃えてそう言っているので、そうなのでしょう。僕はちょっと気にしながらも、そのフィールドから降りています。「記録」し続けたいのです。
僕が続けやすいカタチでやってます
このブログは、僕が「セミリタイアしよう」「山口県萩市に移住しよう」と思い立ってからの記録です。
あくまでも、個人的な記録にすぎないのです。
すでに、セミリタイア生活は始まっています。
セミリタイア生活を始める手始めとして「無職になろう。そして1年程度の長期休暇を取ろう」という計画を実現するために、新規案件の受注をストップし、受け持ちの運用案件をすべてクローズさせました。
現在、無職であり長期休暇中です。
まだ「萩市への移住」は叶っていません。
現在、東京と萩を行ったり来たりの二拠点生活をしている最中なのです。
先日投稿した「やりたいことを見つけるには、とりあえずやってみること」で、述べたように決算の終わる5月ころを目処に完全移住するつもりです。
(※「無職になった」といいつつも、法人を所有しているのです)
僕は「人生100年時代」という言葉を真に受けていますので、75歳もしくは80歳くらいまで働くつもりです。
とはいえ、あまりきちんと働きたいわけではなく、労働を「生産的な趣味」とすることで、職業人としての寿命を伸ばしたいのです。
〈参考:セミリタイアの定義。仕事は娯楽(=生産的な趣味)〉
その間の行動や思考を、ずっと記録していきたいのです。
ブログという仕組みが続くのならば、このままずっと書き続けたいし、その時々の環境によって、動画だったり、音声だったり、はたまた別の方式を選択することになるのかもしれませんが、職業人である限り「萩ドットライフ」を続けていきたいと思っているのです。
ものすごく長丁場です。
なのでこのブログは、僕が続けやすい形式をとっているのです。
毎朝、思いついたことを好きなように書き始めるというスタイルです。
自分に課している制約は「毎日書こう」と「せめて2,000字書こう」だけです。
このブログを開設した当初、いろんな方のブログを拝読したのですが、みなさん「人の役に立つ記事を書こう」と主張されていました。
当然、僕だってアクセスも収益も欲しいので「そうか、そうあるべきなのか」と思っていましたが、今は「焦らずに、ゆっくりと長く続けられることを第一にしよう」と考えるようになっています。
多くの人たちが「役に立つ記事を書きましょう」と言っていた
どうも自分が書きたいこと、記録を残したいことが、さほど他人の役に立つようには思えないのですよ。
「セミリタイアしました」と言っても、もともとがフリーランスなので、会社員の人から見れば「そもそもセミリタイアしてたようなもんじゃん」と思われるでしょうし、「無職になりました」と言っても、フリーランスなんて、仕事が切れてる間は無職なのです。
サラリーマンの方が退職してセミリタイア生活に入るときのように「本日退職しました」「生活が激変しました」なんて話題はないのです。
このブログを開設してしばらくは「人の役に立つ記事を書きましょう」という言葉が頭の中に残っていました。
この言葉が引っかかって手が止まることが多々あったのですよ。
「これじゃ日記になっちゃう。こんなの誰も読みたいわけないじゃん」と感じていました。
SNS上でも他人のアクセスとか収益とかが気になりますからね。
「運用報告」をご覧いただければわかるように、当ブログはとても伸びが遅いのです。
とはいえ、ちょっとずつ伸び続けていますので「そんなもんなんだろうな」と思うようになっています。
このまま好きなことを書きながら、セミリタイア生活の記録をし続けようと。
前項で述べた通り、まだ萩市への完全移住は叶っていませんし、長期休暇後に始めるべき職業も見通しが立っていません。
まだまだ序章なのです。
属人性をコンテンツにしてみようと思う
そもそも「人の役に立つ」ってなんだろうなあ? と思ったりもします。
僕は20年以上にわたってWebデザインの仕事で食ってきましたから、その分野に関しては、それなりの専門知識は有してると思うのです。
でも「引退して無職になったのだから、その知見は日に日に古くなってるよね。そんなの要る?」とも思うのです。
長年いた世界だからこそ「オッサンのいう事聞いても、大して意味ねえぞ」と、強く思うのです。
それよりも、僕がはじめて体験する「セミリタイア(専門知識豊富な人なんて、いないか…)」とか「断捨離」とか「フリーランスの老後」みたいな話の方が、一部の人には刺さるんじゃないかな? と思っています。
「このブログ、日記でいいや」と言いつつも、ちょっとは「役に立つ」を気にしているのです。
これからは、シロートのドタバタが価値を持つ時代だと思うのですよ。
専門家が「はい。こうすると上手にできました」という記事のほうが役に立つことは理解できるのですが、僕は「失敗した…」「でも、こうしたらリカバリーできた!」みたいな話を残していきたいと思っているのです。
人の役に立つための「お役立ち競争」は、究極的にはトップの総取りになるのだろうと思います。
その記事によって問題が解決されれば、それで済むのですから。
すでにレッドオーシャン化しつつある感じしますよね。
勝負の世界なので、負ければ退場するのが当たり前なのですが、僕はそのフィールドには立ちたくないのですよ。
この後も延々と続く、自分のセミリタイア生活を記録し続けたいので「負けた。萎えた。辞めた」ということになりたくないのです。
お役立ち競争からは、チラチラと気にはしつつ降りてる状態でありたいのです。
僕が僕の行動や思考を書いている限り、誰とも競争することはありませんよね。
嘘をつかず、見栄を張らず、弱みを見せつつも、ちょっとだけ挑戦を忘れずに、少しずつ前に進んでいくような、そんな生活を誠実に記録していくことを目的にこのブログを書き続けていこうと思っています。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。