follow hagi.life

地方移住のためのリモートワーク

2018.07.18

最終更新日:2020年07月29日

こんにちは、萩ドットライフ()です。

僕の場合、個人事業主なので、サラリーマンの人たちにとってのリモートワークと、かなり解釈が違います。普段からそれに近い状態なんですから。ただ「定例会」や「打ち合わせ」が突発的に発生することに備えることを理由に居住地を制限されたくないのです。

「通勤したくないから」は、もう解決済みです

リモートワークしたい人って、おそらく「通勤したくない」とか「仕事の合間に家事したり、趣味のこともやりたい」みたいな理由ですよね。まったく同感です。
毎日決まった時間に電車乗って、決まった場所に行くとか、気が狂いそうになりますよね。
仕事中に手が空くことあるのに、その時間も仕事してるふりしてなきゃいけないとか、絶対ムリ。
僕の場合は、自分が集中してるときに他人から話しかけられるのがイヤとか、誰にかかってきたのかわからない電話を取るのがイヤとか、突き詰めれば、オフィス内に他人の気配がするのがイヤでした。

だから、僕は20年以上前にフリーランスになってる、自宅で仕事してるんです。
なので通勤はしていないし、オフィス(作業部屋)内に他人の気配はありません。

就業態度ではなく成果物で評価される。そっちのほうがラクですよ

「ラクしたいからリモート」って、動機として決して悪いもんじゃないと思いますよ。
リモートワークの効能って、場所の制約をなくすことで生産性を向上させましょうってことだと思うのです。すべては成果物でご判断ください、と。
これを「キビシイ」と感じるか「ラク」と感じるかって、重要だと思いますね。

僕は、就業態度とか言葉遣いとか、オフィス内の協調性とか頑張ってる姿とかを含んだ評価をされるよりも、成果物だけで評価される方がラクだと考えています。だからフリーランスになりました。

ただ誤解されたくないのは、僕、大学まで運動部だったので、言葉遣いとか、態度とか、協調性ある風味の振る舞いとかみたいな表面的な取り繕い、得意ですよ。「昭和の体育会」を生き抜いてきましたから。
得意であるがゆえに、その無駄さかげんも何十年も感じ続けてるのです。「要らんよね」と。

それで、なんとかメシ食えてるので「成果物だけで評価してください」で間違ってなかったと思います。

「オフィスに仲間がいる安心感」というものを感じません

リモートワークの良し悪しを語る場面で、考えざるをえないのが「みんなで同じ空間にいる安心感」とか「困ったときに助け合える環境」みたいなことでしょうかね。
僕は作業環境で他人の気配がするのが耐えられないので、もともと安心感とか感じていないのです。

僕は「集団生活が苦手な人」ではないですよ。大学時代、1年間は大学の寮(強制的に入寮義務がある大学だったんです)、2年からはバレーボール部の合宿所で生活してた経験がありますから。

助け合いに関してもですね、単純作業を捌ききれなくて手分けをするくらいなら効果はあるかもしれませんが、専門知識を要するような「困ったとき」って、結局、別の専門部署だったり、外部の業者だったり空間内にいない「詳しい人」に助けを求めた方が早いことの方が多いように思うんですよね。
僕の場合、仕事仲間とは、チャットワークやメールを使いつつ、コミュニケーションは多いですね。
直接関係のなさそうな、他人同士の会話も共有されますので「これ、オレが発言したほうが良さそうだな」ってときには参加できますしね。
同じ空間にいる意味ってあまりないのです。

「同じ部屋にいる他の仕事をしている人」よりも「違う場所にいる同じ仕事をしている人」との方がコミュニケーションの量が多いのがが現状なんじゃないでしょうか?

一方で僕は、他人との直接的な交流が創造的活動に与える影響は多いとも思っています。
リモートワーク下で、これをどう担保するか、問題かもですね。これも成果物の一部ってことでいいのかな?

地方移住するためだけに構築したい、完全リモートワーク

なんとなく、僕が考えるリモートワークについて、つらつらと書き進んでみました。
結局、僕はサラリーマンの方が「リモートワークやりた〜い」とおっしゃってる状況はほぼクリアしているのです。

さらにもう一歩進めたいのが「完全リモート」なんですね。
案件のローンチまでに数ヶ月にわたって「定例会」と呼ばれるミーティングへの出席を求められます。また、運用案件の大幅改修の依頼があるときもミーティングへの参加を求められます。

これがあるために、東京もしくは近郊に居住する必要があるのですね。
地方もしくは海外に居住することは困難なのです。可能か不可能かで言えば「可能」でしょう。毎週、飛行機で東京へ移動すればいいのです。
しかし交通費を負担し続けるよりも「完全リモート」を実現して交通費をセーブする方が現実的でしょうね。
完全リモートを導入することで、交通費以上の収益を失うことになるとしても、この方法を選択したいと思います。

僕は山口県萩市に移住したいと思っているのです。
仕事の進行の過程で常態的に行われている「対面ミーティング」を回避することをテーマにしようとここ数年模索してきています。
中には、必要なミーティングが含まれることも承知しています。「あ、こういう話になるんなら自分がその場にいりゃ良かったな」と思うことも多々あります。
それでも、まずは「完全リモート」を実現して、その良し悪しを見極めたいのです。まずは、体験したいのです。

この1年くらい、ほぼ「完全リモート化」は実現しています。まだ東京に住んでますけどね。
このあたりの、方法論とか長所短所の比較などは、また別の機会に。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。