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フリーランスのオッサンのセルフプロデュース

2018.07.22

最終更新日:2018年07月28日

こんにちは、萩ドットライフ()です。

「あれやりたい、これやりたい」「もっとやりたいことあるっぽい」などと思いながら、行動してみたり、行動できない自分を歯がゆく思ったりしながら生活してるんです。ここらで、これまでの経験を整理して、自分について言語化みようと思ってるんですよね。

オレは老害になってる

オッサンになると、もれなく老害になりますよね。これは避けられないのよ。
どうしても、まわりに変に気を使われるし、更年期のせいもあって、エラそうになるもんなんですよ。この「エラそう」が老害の成因だと思うんですよね。
自分にその気はなくても、エラそうな方が快適だしラクなの。
そもそもオッサンなんて、エラそうな外見をしてますからね。みんな自覚症状あるんじゃないかな?

組織に属してないし、地位もないから「まわりにイエスマンのみをはべらせ」的みないなことにはなってないけど、どうしても「この人オッサンだしエラそうだもんな」ってメンドクサがられることはあるかもね。

今んとこ、うまく回避しているという自負はあるのですよ。
「歳とともに文句は多くなってるけど、仕事はきっちりやるし、他人の意図も柔軟に汲み取る」くらいの状況にはあるんじゃないかな。
ただ、自分でそう思ってるだけだから、客観的な観測じゃないんですよ。でも、そう思い込むしかありませんよね。
「オレは老害じゃないぞ」って老害をこじらせたヤツが好んで使いそうな台詞だから、口にできないし。

組織人じゃないから、わかりにくいんだけどね

よく「フリーランスは、歳を取って発注者が年下になると仕事が止まる」って話を聞きますね。
僕の場合、それに当てはまらないのですよ。これまでず〜っと、発注者は年下なんです。
この仕事を始めたWeb黎明期、僕が30歳台中盤。クライアント側は「インターネットってのができたみたいだから、お前やってみろ」って担当にされた20歳台とか30歳台前半くらいの人たちでした。
例外(年上からの受注)もありましたが、その人とはもう付き合いがありませんね。
メインクライアントは、担当者個人からの発注じゃなくて、対会社の業務提携です。内部で「指名」は行われているようですが、その辺は世間で言われるほど厳しい環境には置かれていません。
たぶん、最初っからWebデザイナーとして、みんなよりもオッサンだったからじゃないでしょうかね?

「オレはそのときのまんまなんだよ。今まで通りに振る舞うぜ」ってのも違うと思うんですよね。社会人である以上、メンバーに20歳台前半からいる可能性があるわけなので、そこからの評価は絶対に必要なのですね。敬遠されたくないのです。

オレは若いときからこうだよ

実は言ってることややってること、昔から変わってなかったりするんですよ。みんなそれぞれ、自分の中に他人とは違う価値観って必ず持ってて、それを

  • 若いやつが言うと「生意気」
  • 働き盛りのやつがいうと「面白い発想」
  • オッサンが言うと「エラそう=老害」

って、受取手の反応が変わるだけなような気もするけどね。
「こいつオッサンだから、反論するとウゼェぞ」って黙られちゃうと、そこでもう老害認定ですよね。
おっさんの「老害」は、若いやつの「生意気」と同じなのかもしれません。

それに加えて、同じことを言うとき、20年前と今って「言い方」は変わってなきゃダメなはずですよね。
例え話のチョイスとか、背景の設定とか、将来への誘導ストーリーとか。
この辺のアップデートをサボってると、言ってることが「同じこと」だったとしても、今の状況に合わない表現になったりするんじゃないでしょうかね?

そりゃそうと「話がくどい」って老害の特徴かね? 自覚症状あるんですよ。特にお酒を飲んでるときかな?
自分の感覚では「言い直してる」と思ってる。ある話をしてて、うまく伝わらなかったから、角度を変えて伝え直してみた。そしたら、もう一度さっきと同じセンテンスが含まれてしまった。
「あ! オレ、同じこと言ってる」これが増えてきたかな。

これ、フリーランスだと致命的ですよね。「ウザい外注さん」だもん。
だから僕は、自分のギャランティ下げてでも、間にディレクターに入ってもらって、客先には彼に行ってもらうようにしつつあります。
このブログでテーマにしてる「リモートワーク」「地方移転」を逆側から眺めた風景ですよね。

オッサンは要セルフプロデュースだと思う

まあ、年代なんて関係ない話なんでしょうけど、とくにオッサンかつフリーランスは自分の選手寿命を伸ばすために、なんらかのセルフプロデュースをすべきだと思います。
(僕がオッサンだから「オッサンは」って書いてますけど、オバサンもですよね)

僕はとりあえず「リモートワーク」「地方移転」が目的化しちゃってるので「距離を取る」作戦でいこうかと思っています。
「田舎に引っ込んじゃったけど、ネット環境があるから今まで通りキッチリ仕事をしてくれる」
「定例会やミーティングには、ディレクターが間に入ってちゃんとやってくれる」
「こないだ電話したら、前と同じように電話口で笑ってた」
みたいな感じで、オッサン特有の不機嫌な表情をクライアントに見せない作戦で行こうと思うんですよね。
エラそうな感じから、意図的に離れていきたいの。「オレはエラそうなんかじゃないよ」って積極的にアピールしていきたいの。その着地点を模索してますよね。
そういうのも「セルフプロデュース」っていうんだろうかね? でも、オッサンのフリーランスはそういうの必要じゃないかな?
大先生様なら別なんだろうけどさ。

ともあれ「自分は老害かな? そうじゃないのかな?」ってモヤモヤしてくるらいだったら、今いるフィールドから一旦立ち去るのが快適なのかもね。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。