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最後の対面ミーティングから半年が経過しました

2018.08.20

こんにちは、萩ドットライフ()です。

セミリタイア生活を始める条件のひとつとして「完全リモートワークの実現」を挙げています。僕の場合、フリーランスなので「出社しない」という意味ではなく打ち合わせにすら行かない。つまり「対面ミーティングをしない」という意味で使っています。

定例会という対面ミーティング制度があるのですよ

半年前の新規案件のキックオフミーティングへの出席の時点で、すでになんとなく「完全リモートワーク、いけるかな」という感じではあったのですよ。
「もうオレ、対面ミーティングに出席しなくていいよね」と。
ただ偶然にも、その案件のクライアント側のメンバーが、かつていろんな案件で一緒に仕事をした人ばかりで「また会いたいね」みたいな感じになったから出席したのです。

僕は主に、マンションを販売するときに公開する「物件サイト」というものの制作に携わっています。物件の特徴や間取りなどを掲載しているやつです。
分譲マンションを購入された方は、いくつもの物件サイトを見ながら比較検討されたんじゃないでしょうか?

僕はクライアントであるマンションデベロッパーの指定業者である「Web制作会社」に属しているカタチになっています。自分が所有する会社の名刺を使っているので、指定業者の社名が書かれていない名刺を渡すことになるのですが、付き合いが長いし、クライアントの広告部門内で流通している「裏・評価リスト」に個人名で掲載されているようですので「え? どういうことです?」ってなったことは、ほぼありません。
そして、同様にクライアントの指定業者である広告代理店の「再委託先」としてクライアントから指名され、指定広告代理店の指示のもとに作業する、ということになっています。

僕たちWeb制作者がミーティング(定例会)に出席するのは、主に初回公開まで。あとは概ねメールのやりとりで運用していきます。
たまに、リニューアルの依頼があって、都度ミーティングに呼ばれるくらいでしょうか?

これまでは、自分で資料を用意して、ミーティングに出席して。自分で話を進めて、自分で持ち帰って作業する。というやり方をずっとしてきました。
ミーティングではWeb以外の話もされますから、関係のない話のときはボーッとしてたり、メールチェックしてたりと、結構「オレ、ここにいる必要ある?」みたいな時間を過ごしたりするものなのです。
が、全体の進行状況もわかるので、こちらから「スケジュール伸ばすことになりそうなら、今の時点で考えません?」みたいな提案ができたり、他の制作を担ってる会社に「先にこちらに着手していただけるとありがたいのですが」みたいなお願いができたりするので、善し悪しはあるのです。

ミーティングに出ない方策をとりました

ただ、自分でミーティングに出席するスタイルだと、場所を拘束されるのですね。東京で仕事をせざるを得ないのです。
「ミーティングのときだけ、東京に移動すればいいんだよ」なんてことも考えました。
これについては、個人差もあれば担当業務による差異もあるんでしょうね。僕はダメなんですよ。
打ち合わせで、情報を仕入れたり、段取りをアタマに描いたら、すぐに手を動かしたくなっちゃうんですね。クライアントの会社のある東京駅前から、僕の住居がある清澄白河まで、半蔵門線を使って7分で移動できるのが、とても心地よかったんです。

「仕事なんて、カフェでも新幹線や飛行機の中でもできる」ってのも、僕にはムリだったんですよ。
作業中に他人の気配がするのがダメなんです。「そのくらい我慢できるでしょ」ってレベルじゃなくて、あきらかに生産性に影響が出るくらいダメ。「ちょっとくらいノイズがあったほうが、集中力高まるんだよ」みたいなことを言う方もおられますが、僕にとってはダメなんです。

僕はミーティングに出席せず、作業に集中する。間にディレクターを立てて、その方がクライアントや代理店対応をし、ミーティングにも出席。僕に対して作業内容の指示を出す。みたいな形態にしました。
これ、今まで僕がやってこなかったってだけで、特に珍しい形態じゃないんですが、もう一歩踏み込んで、僕は一切ミーティングに出席しないカタチにしました。

セミリタイア生活に向かって、少しずつ進んでいます

当然、携わる人がひとり増えるのですから、僕の取り分は減るのですが、代わりに「完全リモートワーク」が実現したのです。
この記事のタイトル通りこの半年間、対面ミーティングには出席していないのです(実は、物件サイトではない案件で、クライアントを訪問して顔を見せたりはしてるのですが、とりあえず省いて考えています)。
今の僕の目的は「山口県萩市でセミリタイア生活」なのですから、収入を減らすことは予定内なのですね。
また、完全リモートで作業することを前提とした案件しか担当することができないので、案件数が減ることも織り込み済みです。時間も空くはずで、気持ちにも余裕が生まれることを想定してるんですよ。

現に、ワリと今、ヒマなのですよ。だから、こうしてブログに取り組んでいられるのです。
10月から、萩と東京、2つの作業場を行き来する生活を始めてみます。以前も試みたことがあったのですが、うまくいきませんでした。
「東京に居続ける方が快適で、効率いいな」と思っちゃったんですよね。原因は「ミーティングへの出席を入れ込んだ作業リズム」を作ることができなかったことだと考えています。
今度は、完全リモートワークが実現しているので「失敗の原因に対応した」と思っています。

萩側の作業環境づくりとか、細かい問題はいろいろ残っていますが、とりあえずセミリタイア生活に向かって、少しずつ進んでいますよ、というお話でした。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。