二拠点生活を開始してみての感想
2018.10.13
最終更新日:2019年01月28日
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。先月(2018年9月)の終わりから約2週間、山口県萩市で日常業務を執り行ってきました。今日はまた、東京に移動します。二拠点生活を開始して、最初の萩での作業だったのですが、その期間に思いついたことをいろいろ記録しておきたいと思います。
業務進行上の問題なし
東京と山口県萩市を行ったり来たりしながら生活するプランは、何年も前から持っていて、長期休暇にくっつけるカタチだったり、業務の閑散期を狙っての移動は過去に何回か繰り返しているのですよ。
しかし、どうしても新規案件が始まると「オリエンテーション」や「定例会」などなどのミーティングの予定が入るし、運用中の案件であっても、リニューアルの希望等で、ミーティングへの出席依頼が突発的にあるので、東京に張り付かざるを得ず、定期的な作業場の移動ができなかったんですね。
僕の職業はWebデザイナーなのですが、これまで、制作会社や広告代理店の営業担当者と、ミーティングに同席してたのですよ。
それを数年かけて、ミーティングに出席せずにすむ体制に変更しました。
ディレクターをひとり立てて、代理店やクライアントとの連絡、ミーティングへの出席は彼に行ってもらうことにしました。
その上で、先方の依頼内容や素材類を取りまとめた上で、僕に指示を出してくれるようにしたんですね。
これによって、僕はミーティングという、場所を拘束される業務および、細々とした電話連絡から開放されることになりました。
一番の収穫は、そのディレクター氏がとても有能なことですね。
人によっては、クライアントのメールを転送するだけだったり、いちいち僕に電話をかけてきて「先方にはどう言えばいいですか?」って人もいる中、わりと短時間で「当たり」を引くことができたと思っています。
これによって、僕の収入は減るのですよ。ディレクター氏の人件費がかかりますし、僕に指名発注したいクライアントが「直接やりとりできないんだったら、やめときます」って場合も当然でてきますからね。
ただ、僕が今目指してるのは「セミリタイア」なので、これでいいのです。
作業環境に改善の余地あり
移動に携行する作業用具は、メイン機のMacBook 12inchとWindows環境での表示確認用のhpのProBook 430 G3ってヤツだけです。他にも細々とした、マウスやらケーブル類やらスマホやらはありますけど、嵩張るものはこのくらいです。
東京ではMacBook Pro 15inchをメイン機にしていたのですが、これを修理に出したときに、修理中の代替機としてMacbook 12inchを購入したのがきっかけで「あれ? Macbook 12inchをメイン機にできるんじゃないの?」と感じたのですよ。
(参考:MacBook Pro。反応が鈍いキーがあるし、バッテリーが膨らんでるし)
MacBook Proと比べて、利点は「ちっちゃくて軽い」の1点ですね。難点は、
- モニタ解像度が低いこと
- 少し操作にもたつきがあること
- 外部インターフェースがUSB-Cひとつだけであること
くらいでしょうかね? このへんは、なんとなく慣れつつありますね。
今、萩の作業所では作業機はこれしかないので、とくに不自由することもなく、作業を進めています。
なんとなく「Macbook 12inchメイン機計画」が進行中なのではありますが、しばらくは、
- 東京では2台使い
- 萩ではMacbook 12inchいっちょ
という体制を続けると思います。
次の買い替えのときには、12inch程度でかつハイスペックな機種にすると思います。
改善の余地があるのは、机と椅子、室内環境ですね。
今は、座卓で作業してるのですよ。さっさとテーブルと椅子を買えばいいのですが、部屋の中に不要なものがたくさんあって、それらを整理しないと事が進まないのです。
年寄りが住んでる家だから、とにかくモノが多いんですよね。なんだかんだと言いながら、モノを捨てないのです。僕が使ってる部屋、通常はほぼ物置として使われてるようなもんなんですね。
まずは、母親を説得し、「使ってないものはゴミなのだ」と認識させ、廃棄するところから始めなければなりません。
一旦部屋をガランドウにしたら、床をなんとかしたいのですよ。
僕が作業場として使ってる部屋には、フローリングの上にカーペットが貼ってあります。40年以上前の新築時に貼ったものなのですが、接着剤が粉になって出てきてるし、ダニの巣にもなってるっぽいんですよね。
カーペットを剥いで、フローリング材でもクッションフロアでも何でもいいから、上張りしたいのです。
これらを解決してから、テーブルと椅子ですね。
他にも「ベッドを買い替えたい」「サッシを取り替えたい」「電気スイッチを交換したい」などなどありますが、追々考えることにします。
母親との会話がツラい
父親は認知症を発症して、市内の施設に入居しています。家には母親がいるので、当然、会話をすることになるのですが、話が噛み合わないのですよ。
前述の「使ってないものは捨てたら?」に対しても「人にもらったものだから」とか「誰々さんが『欲しい』って言ってたから、今度聞いてみよう」などなど、とにかく先送りをするための言葉ばかりが返ってくるのです。
今回、とくに気になったのが「主語を使わない」と「家族関係を表す言葉の基点がわからない」です。
たとえば、会話の途中で「すごく怒ってた」みたいなことを言ったりするのですが、「誰が」「誰に」対して怒っいてたのかがまったくわからない言い方をするのですよ。
「〇〇さんの家のお父さんが怪我した」みたいな話をするときにも「お父さん」が誰を指すのかが、わからない話し方をするのです。
たとえば、僕の同級生Aさんのことを話題にしているときに「お父さん」と言えば「Aさんのお父さん」と、人が特定できるのですが、4世代いる家の中の人の中のひとりをいきなり「お父さん」と言っても、それが誰を指すのかがわからないのです。
いちいち「歳がいくつくらいの人のことを『お父さん』って言った?」って確認しなきゃいけないんですよね。
僕はこういうの、すごく気になるので、ひとつひとつ確認しながら話を進めるのですが、80歳近い母親の界隈では、まったく気にすることもなく楽しい時間が流れてるもようです。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。