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地域創生に強い関心があります。けれど……

2018.10.23

こんにちは、萩ドットライフ()です。

僕はときどき「地域創生に興味がある。イッチョカミしたい」みたいな発言をすることがあるのですよ。でも「オレ、ホントに興味あるのかな?」「まわりでそんなこと言ってる人が多いから、影響されてるだけじゃないのかな?」とも思ったりもするのです。

シラケてないヤツと関わったほうが楽しい

東京都江東区と山口県萩市を行ったり来たりする、二拠点生活をはじめたのですよ(「二拠点生活。はじめました」「二拠点生活を開始してみての感想」 )。これを何年か繰り返したあとに、完全に萩市に移住することを予定しています。
萩市は僕の故郷なので、移住っていうか、Uターンなんですけどね。

そのことをちゃんと伝える必要がある人には、折を見つつ、状況や考え方、将来の展望などを話したりするのですが、文脈に必要か不要かに関わらず「地域創生に興味あるんだよね」ってひと言を付け加えちゃたりするんですよね。
話してるうちにテンション上がって、ちょっと粋がっちゃうんでしょうね。
あとから思いだして「アレ、要らなかったな」って思うことも多いのです。

僕の場合「山口県萩市に移住」と「地域創生にに関わりたい」を常に同時に考えています。
ホントに「地域創生に関心がある」のかどうかについては、ときどき確信をもてなくなることも多々あります。
なんとなく、今ブームみたいになってますからね、そういう記事や言説に触れることも多いので、それに影響されてるってこともあるでしょうね。

ただですね。田舎に帰ったときに、いろんな人と話をするのですが「この街をなんとかしなきゃいけない。どんなアイデアでも欲しいし、自分も動きたい」って言ってる人もいれば、「何やっても、なるようにしかならない。独りよがりのお遊びで、引っ掻き回すな」みたいなことを言ってる人もいるのですよ。

どちらが正しいのかは、田舎暮らしビギナーの僕には判断できませんが、前者と話をしている方が、圧倒的に楽しいのですよ。ワクワクするのですよ。
だから僕は、地域創生について希望を持ってる人たちと関わりたいいのですよね。当然、僕も、地域創生について、関心があることを表明することになります。

「なんちゃら会」みたいなのとは距離を取りたい

ただですね。僕はあまり、セミナーやら会合やらへの出席が好きではないのですよ。
セミナーについては、端っから関心がないので、全力で拒否しますが、会合に関しては、たまに顔出すくらいなら喜んで参加するけど、定例になっちゃうとイヤだな、って感じでしょうかね。

少人数で、ちゃんとした話ができる人付き合いの方が好きですね。テーブルの上にPC置いて、資料見ながらでも酒飲めます。

なので、グループみたいなのに入って、いつも一緒に行動するようなことからは、距離を置きたいと思っています。
まだ、正式に「○○会ってやってるんだけど、参加しない?」って言われたことはないので、取り越し苦労ではあるのですが、なんとなく匂うことって、ありますよね。

それに、大人数で大きなことを語り合うのに、僕は向いてないんですよ。
どちらかというと、自分がひとりで思いついたことを、自分の手のひらの中でチマチマ作り上げていくことに楽しさを感じたりするのです。

このブログのタイトルを「萩ドットライフ ― 山口県萩市でセミリタイア生活」にしたのも、その一環なのです。
なんとなく「萩の人に検索されたいな」と思っていますし、セミリタイアを考えてる人に「萩か…」と思ってほしいのです。
まだ、何の影響力もないし、僕ひとりでやってる、文字通り「ドット」に過ぎないのですが、そのうち、このブログを見て「自分も萩のことを書くブログやってみよ」って思う人が増えてくれば、だんだん面になってきて、ある日、誰かが「萩って、ちっさい街なのにブログ書いてる人多いよね」みたいな状況ができるといいな、と思っています。

それがYoutubeでもいいし、Voicyでもいい。多くの人が思い思いに、ちょこちょこ発信してて、その発信の仕方を競ってる、みたいな感じになるといいな、と思っているのです。
「じゃ、まずはオレが、そのひとりになってみるわ」な感じが僕には向いてるのです。

結局、ひとり一人の心の中にしかないもんなんでしょうね

地域創生の定義とか、関わり方とか、自分がやりたいこと、やれることの選択とか、各自で勝手に決めればいいものだと思うのですよね。
その結果、複数人でチームを作って「なんちゃら会」でも「元祖なんちゃら会」でも作りながら地域創生に関わっていきたい人に異議はありませんし、関わらずとも認めればいいと思うのです。

ただ「あいつは、自分たちと違うことを考え、違うことをやってるから、ケチつけてやろう。修正させよう」などということはムダなので、そういう人とは距離を取ればいいし、ときには「話しかけないでくれる?」と意思を表明することも必要かと思います。

冒頭にも書いたように、僕の場合「生まれた街、山口県萩市に移住する」と「地域創生に強い関心がある」はニコイチなんですよね。
移住しようと思ったから、地域創生に関心を持つようになったのか? それとも、地域創生に関心を持ったから「生まれた街に帰ろう」と思ったのかは謎です。
でも、この両方を考えるようになって、なんとなく自分の中に変化が生まれてきたのは確かなんですよね。
これまでとは違うことを考え始めているし、これまでとは違う行動をし始めているのです。

僕は、地域創生に強い関心があるけども、何をすることが正しいのかなんて、さっぱりわからないのです。ただ、ひとり一人がなんとなく「地域創生」について意識し続けることで、ほんの少し考え方を変え、ほんの少し行動を変えることが、合わさって、積み重なってできあがっていくもののような気がしているのです。

しばらくしてから、外の誰かが「この街はなんか違うね」と評価してくれる。
暮らしてる人は、何のことを言ってるのか、さっぱり実感がない。そのくらいのことだろうと思うのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。