萩市の魅力の伝え方
2018.11.13
最終更新日:2020年07月29日
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。「この街の何がいいの?」って尋ねられたときに「人」って答えるための仕込みをしようと思っているのですよ。人とのふれあいの中で僕なりの言葉を作る作業がしたいのです。それは、萩市に移住して、この街の住民に戻ろうとする覚悟でもあるのです。
自然・歴史・産品ではない「答え」を持ちたい
山口県萩市は日本海に面する旧城下町です。最近は、明治維新150年ということで、多くの記念事業が執り行われているようです。
また、「道の駅萩しーまーと」や「見蘭牛」が、メディアに取り上げられて、全国的に一定の知名度を得ています。
おそらく、
- 海、きれい
- 里山、美しい
- 歴史、彩る
- 食べ物、おいしい
みたいなことが、萩市の魅力ということになるのだろうと思うのです。
実際、そうなんですよ。
間違いなく、自然は多いし、歴史的な観光資源もたくさんあります。もちろん、ちゃんとしたところで食べれば、おいしいものは充実しています。
ところが日本中、ほかの街も、大抵そうなんじゃないですか?
どうしても、どこの街にもあるものを「この街の魅力」として語りがちなんですよね。
なので僕は勝手に「自然・歴史・産品ではない『答え』を持ちたい」と思っているのです。
「人」で街のことを語ってみたいんですよ
今、萩市と東京を往復しながら二拠点生活をしています。フリーランスのWebデザイナーが僕の職業なのですが、新規受注を停止してセミリタイア生活に突入しました。
とはいえ、まだ受け持ち案件がいくつか継続していますので、それなりに時間を拘束されていて、セミリタイアっぽい実感はありません。
この二拠点生活を一定期間継続したあとに、萩市に完全移住しようと思っています。
萩市は僕の生まれ育った街なのですが、大学進学を機に離れていますので、大人になってから暮らすのははじめてなのです。
従って、もう一度、萩市民のビギナーから始めます。
移住を考え始めた理由のひとつに「地域創生や地域活性化に関心がある」のです。
(参考:「地域創生に強い関心があります。けれど…」)
そして、自分なりの「萩の魅力」を伝える言葉を持ちたいと思っているのです。
僕は「人」を語ることで、この街の魅力を伝えることをしてみたいのですよ。
そのために、できるだけ多くの人とコミュニケーションを取りたいと思っています。
もちろん、語るに値しないクソみたいなヤツもいるに決まってるんですよ。どんな街だってそうですよね。
だけど、この街で暮らすと決めた以上、月からスッポンまで、いろんな人たちとの関わりの中から、自分の言葉として他人に伝えられるエピソードを抽出したいのです。
「萩の魅力って『人』なんすよ」から始まるストーリーを組み立てられるようになりたいのです。
そういうことに、業務ではなく「生産的な趣味」という捉え方で、取り組んで見ようかな? と考えています。
僕自身のインプット作業でもあります
まずは「あなたと会話しながら、この街の良さを聞き出したいのです」という態度が、僕の「自己紹介」になるのだろうと思うのです。
前述の通り、僕は大人としてこの街で暮らすのは始めてなので、昔の記憶から呼び起こされるノスタルジーもあれば、観光客的な目新しさも感じるような、ちょっとあやふやな感情をこの街に抱いてるのですよ。
地域の人とふれあい、会話をしたり、共同の作業に取り組むことで、考え方を補正されることもあるでしょうし、新しい価値を思いつくこともあると思うのです。
僕自身は「地元に帰ってきた」と思っています。しかし、始めて会う人にとって、僕は「東京から来た人」なんですよ。
「おかえり」って言ってくれるのは、高校時代までの知人だけです。それ以外の人は当然「ようこそ、いらっしゃい」ですよね。
できるだけ、多くの人とコミュニケーションを取る過程で「やって来た人」から「帰ってきた人」と認識されるようになりたいのです。
そして、萩の人とのふれあいの中で「この街に住みたい」という雰囲気を作り出せるような、エピソードやストーリーを蓄積したいのです。
おそらくその、ストーリーの中には「自然・歴史・産品」も含まれてくるのでしょうが、人を介在させることで、観光資源と地域の生活者の距離感みたいなものも含んだ、僕なりの解釈ができるといいな、と思っています。
しばらくは、インプット作業を継続することになるのでしょうね。
アウトプットの場も作らないと
すでに東京での雑談の中では「こんな人と会話してて、こういうことが面白いよ」みたいなことは言っていますし、このブログでも、萩にいたり、萩と東京を行ったり来たりしはじめたからこそ思いついた話題を記事にしたりしています。
このブログは、僕自身が匿名で書いていますので「○○の△△さんと会って、こんな話しをした」みたいに、実名を出しながら記事を作るのは躊躇していますが、少しずつではありますが、明らかに萩で会った人から影響は受けたことが記事になりはじめています。
その他にも、いろんな媒体を作ってみたいという構想はあるのですよ。
いまのところ、ぼんやりしていますけどね。
そのために、以前「ローカルメディアについて考えてみる」という記事でも書いたように、今、このブログ書いてる「hagi.life」以外にも
- hagi.city
- hagi.link
- hagi.style
ってドメインを持っているのです。
その前に、まずはこのブログをもっと上手に運営できるようになることですね…。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。