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田舎には仕事がない。でも、パソコンがあればなんとかなる

2018.11.26

こんにちは、萩ドットライフ()です。

僕は今、東京と山口県萩市を行ったり来たりしながらの二拠点生活をしています。それは、パソコンがあれば場所を選ばない仕事に就いているから可能になっているのです。とても当たり前の話ではありますが、これに関する情報をまとめておきたいと思います。

労働による収入は得続けたい

20年間、フリーランスのWebデザイナーをしてきたのですが、この夏に新規案件の受注をいったん停止し、セミリタイア生活に入りました。
セミリタイアの「セミ」の部分を残しているのは、少額で構わないから、労働による収入を得続けたいのですよ。

「金銭的な意味で生活を安定させたい」という欲求はありますし、現時点のいろんな人間関係を整理したうえで、関係を継続したい人たちが少なからずいるからです。
そして、ずっと生産活動に携わり続けたいという願望もあるのです。

また、冒頭に書いたように、東京と萩市の二拠点生活をしているのですが、近い将来、萩市に完全移住したいと考えています。
そうなったときに、現在50代半ばの僕が、求職活動をして得られる仕事なんて限られてるわけですよ。それは、都会でも田舎でも関係ない話なんでしょうけどね。

ときどき、情報収集のために「ハローワークインターネットサービス」のような求人サイトを眺めていたりするのですが、見つかるのは、おおむね「医療・介護」「建築・土木」「ホテル・飲食店」あたりでしょうかね。

なので僕は、田舎に移住して求職活動をすることは、いっさい考えていないのです。

幸い、Webデザイナーという仕事は、手元にパソコン、そしてインターネットがあれば作業できます。
「ライター」や「プログラマー」「イラストレーター」なんかも似たような感じですね。

しかし、そういう職業に就けば田舎に移住することが可能になるかというと、そういうわけでもなく、「完全リモートワーク化のための手間」で書いたように、僕なりに、いろんな調整作業はしてきているのです。

持ち運んでいる機材

現在、二拠点生活をしていますので、携行機材を紹介いたします。

  • MacBook 12inch(メイン作業機)
  • HP ProBook(表示確認用)

基本、これだけです。
もちろん、スマホは持って移動しますし、マウスやケーブル類、必要に応じて外付けSSDなんかを準備することもありますが、基本はPC2台だけなのです。

僕はデザイナーなので「表示確認」という業務が発生するのですよ。
自分が作ったホームページが、Mac、Windows、iPhone、Android、そして、あらゆるブラウザで正しく表示されるかどうかをチェックしなければならないのです。
そのために、PCが2台必要なのです。

Mac内に仮想環境を作り、そこにWindowsをインストールすることもできますが、いちいちメンドくさいので、僕は2台持ち歩く方を選んでいます。

デザイナーでなければ、そんな必要もなく、PC1台で、どこでも仕事ができますよね。
プログラマーさんって、どうしてるんだろ? いろんな環境でのチェックするのかな?

当然ですが、インターネット環境は必須ですね。
僕の場合、東京の作業場には当然、住戸内LANがあるのですが、萩市で作業をしはじめたとき、ちょっとトラブルに見舞われたのですよ。

一応、光回線は契約してあったのですが、僕の作業場までwi-fiが届かなかったのですよ。
中継機を置いてもうまくいかず、

  1. ルーターを強力なものにするか
  2. 有線LANを引くか
  3. PLCアダプターを導入するか

を検討した結果、(3)の「PLCアダプターを導入」で決着しました。
「PLCアダプター」とは、電気のコンセント経由でルーターを接続できるものなんですよ。

新しいチャレンジもパソコンで

結局、ずっと東京で作業していたときと何も変わらないのですよ。
だから、二拠点生活ができるし、完全移住も視野に入れられるのです。

僕はもともと「将来的に、田舎に移住したい」という希望があったので、東京で生活しながら「パソコンとインターネットがあれば、リモートワークで仕事ができる」状態をイメージしていたのです。

僕は、セミリタイア生活を始め、クライアントワークであるWebデザイナー業の占める割合を減らしつつあります。
一方で、以前「ローカルメディアについて考えてみる」という記事でも書いたように、自分でメディアを運営してみたいという希望もあるのですよ。

今こうしてブログを書いているのも、そのための練習だったりします。
WebライティングとWebマーケティングを身に着けたいのです。

デザイナー業はクライアントワークなのですが、これからは、自己完結型(スタンドアローン)の労働によって、収益を得るゲームをしてみたいのですが、ここでも「パソコンとインターネットがあれば、なんとかなる」な枠組みの中でチャレンジしてみようと思います。

もちろん、将来的に、新しい技術が登場するのであれば、その限りではありません。

そうそう。僕がフリーランスになった20年前「これからは、パソコンがあれば、どこでだって仕事はできる時代だ」って言ってたんですよね。
数年前には「ノマドブーム」なんてのもありましたね…。

大して新しくもなく、ブームでもなく、なにもキラキラせず。「田舎には仕事がない。でも、パソコンがあればなんとかなる」っていう普通のことを、普通のオッサンが淡々とやっていこうと思っています。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。