「ふるさと回帰」という言葉があるらしい
2018.12.19
最終更新日:2019年03月07日
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。僕は近い将来、田舎に完全移住しようと思っていますので「Uターン、Iターン」とか「地方移住」「田舎暮らし」というなどというワードでググって、いろんな情報を調べているのですが、その過程で「ふるさと回帰」という言葉にたどり着いたのですよ。
「ふるさと回帰」って、はじめて知った言葉だったんです
よく使われる言葉なんでしょうかね? 正直、僕はこの言葉をはじめて知りました。
どうやら、認定NPO法人 ふるさと回帰支援センターというところが、この言葉の一次ソースっぽいんですよね。
100万人のふるさと回帰・循環運動は、Iターン・Jターン・Uターンなど、地方で暮らし生活することを希望する都市生活者や定年退職者などの人 々のために、受け入れ体制や技術指導などの基盤を整備し、地域活性化と新たな価値観を創造するための社会運動として「自然豊かな地方で暮らそう『100万人のふるさと回帰・循環運動』」として取り組むものです。
出典:設立趣旨 – 認定NPO法人 ふるさと回帰支援センター(2018年12月19日現在)
ということらしいです。
「ふるさと回帰」でググってみると、このNPO法人のほか、上位は地方自治体のフェアや、取り組みの紹介のページで占められています。
僕の移住予定地、山口県萩市のページが2位にランクされていますね(2018年12月19日現在)。
(参考:ふるさと再生萩回帰応援事業 – 萩市ホームページ)
なんとなく「行政用語」なのかな? という印象です。ちょっと農業色が強い感じも受けますね。
「ふるさと回帰」の方が「移住」よりもハードル低そうな印象ありますね
僕は現在、東京と山口県萩市を行ったり来たりして二拠点生活をしているのですが、近い将来、萩市に完全移住しようかと思っています。
萩市は僕が生まれて高校時代まで暮らしていた街なのですよ。
まさに「ふるさと回帰」をやろうとしているのです。
このブログの中でもずっと「移住」という言葉を使ってきました。
でも「山口県萩市に、ふるさと回帰するんです」っていう言い回しのほうが、肩にチカラ入ってないような感じがしますね。
ちょっと、気軽な印象なんです。
僕が今やってる二拠点生活は、萩市の作業場として実家の1室を使わせてもらってることもあり、「毎月帰省」みたいなもんなんですよ。
それを「二拠点生活」とカッコつけて言い換えてるだけなんですね。
知人・友人には「毎月萩に帰ってるよ」という言い方をしています。
「ふるさと回帰」も「移住」も、カッコつけずに言えば「引っ越し」なのですよね。
おそらく、社会的な運動だったり、新しい価値の創造だったり、引っ越す人の行動目的だったり決意だったりを表現するために、カッコつけた言い回しが必要なのだろうと思います。
僕が、とくに意識せずに使っていた「移住」という言葉には、なんとなく「都会から田舎へ移り住む行動」を指しているような印象がありますよね。
当然、職業を変え、環境を変えることでもあり、人生において、とても大きな決断を要する行為のように感じられるのです。
もちろん、言葉を変えたからといって行動の難易度が変わるわけではありませんが、なんとなく「ふるさと回帰」という言葉のほうが、行動のハードルが下がるような印象を受けるのです。
おそらく、自分に合った場所を検討し続け、その環境で叶えられる働き方を探し続けてきた人にとっては「移住」でも「ふるさと回帰」でもどちらでも関係ないように思います。
それでも「検討のし始め」や「行動を起こすとき」の要所々々のフェーズにおいて、できるだけ行動のハードルが下がる言葉を用いて「大ごと感」を薄めたほうがいいように感じるのです。
これから「ふるさと回帰」という言葉を使おうと思います
僕はすでに「移住=ふるさと回帰」することを決めているのですが、これ自体が目的ではないのですよ。
山口県萩市に移り住んだあとに、どのような生活を確立し、収入を得て、この環境を自分の人生設計においてどういった役割をもたせるかの方が大切だと思っています。
「移住=ふるさと回帰」は、最初の一歩なのです。
先日「50代半ばのセミリタイア。まだ「何かやりたい」の途中」という記事で書いたように、僕は「簡単なことから行動してみたほうがいいみたい」と考えているのですよ。
動き始めたら「決心」は後からついてきますからね。
「最初の一歩」を踏み出すためのハードルは、低いに越したことはないと思ってます。
当然、一歩を踏み出した結果、失敗に終わることもあるでしょうが「自分には向いていなかったんだ」ということが判ってプラス1だと思うのです。
そういうときは、できるだけ早く「損切り」の行動をするべきなのですね。
なんとなく、自分の行動を説明するとき「移住」よりも「ふるさと回帰」を使ったほうが大袈裟にならず、軽やかな印象を与えられそうな気がするのですよ。
なのでこれからは僕も「ふるさと回帰」という言葉を使っていこうと思っています。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。