二拠点生活をする人のことを「デュアラー」と呼ぶらしい
2018.12.29
最終更新日:2019年01月28日
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。リクルートの「2019年のトレンド予測(2018年12月17日)」というものが発行されています。その「住まい領域」におけるトレンド予測が「都心と田舎の2つの生活を楽しむデュアルライフ(二拠点生活)」ということのようです。
「デュアラー」と名付けられているようです
リクルートの「2019年のトレンド予測(PDF)」を読むと、「住まい領域における2019年のトレンド予測」として、
都心と田舎の2つの生活=デュアルライフ(2拠点生活)を楽しむ人デュアラーが増え、当たり前の時代になっていく
旧来は、豪華な別荘が持てる富裕層や、仕事がなく時間に余裕があるリタイア組が楽しむものだというイメージがあったデュアルライフ(2拠点生活)。
近年は、空き家やシェアハウスを活用して、20〜30代のビジネスパーソンやファミリーがデュアルライフを楽しみ始めている。
憧れはあってもお金がかかるからムリなのではないか。そんなイメージに反して、安価で気軽に始められるサービスや取組みが登場しているほか、企業サイドもサービス提供に乗り出しており、今後さらにデュアルライフを楽しむ動きは広がっていくだろう。そして、多くの人が当たり前に行う時代になっていくとみている。
私たちは、こうした都心と田舎のデュアルライフを楽しむ人たちのことをデュアラーと名付けた。
ということのようですね。
僕は、どうやら、
- 豪華な別荘が持てる富裕層
- 仕事がなく時間に余裕があるリタイア組
- 20〜30代のビジネスパーソン
のどれにも当てはまりませんので「デュアラー」を名乗らずに済むようです…。
いや、特に「デュアラー」というネーミングに対して、どうこう言うつもりではないのですけれどね。
いろいろググってみると、リクルート住まいカンパニーが、こういうWebページを公開していました。ご参考に。
僕が二拠点生活をする理由
僕は今、東京と山口県萩市を行ったり来たりして、概ね半分ずつで生活しています。
とくに「地方の問題を解決」とか「新しい生き方提案」「これからの社会の可能性」みたいなことを考えて二拠点生活をしているわけではないのですよ。
「ラクな方へ」「ユルい方へ」向かっていっているだけなのです。
僕は今、50代半ばなのですが、ちょうど人生の転換期なのですよ。
仕事に関して、僕はフリーランスのWebデザイナーなので、定年があるわけじゃないし、退職金があるわけでもない。
「セミリタイア」という形態をとりながら、クライアントワークを減らし、自己完結型(スタンドアローン)の仕事へキャリアスライドするための期間としているのです。
(参考:自己完結型(スタンドアローン)の労働を模索しよう)
居住地の選択についても同様で、山口県萩市に移住したいという決断はしているのですが、まだ東京のもつ利便性にも興味があったり、賃貸もしくは売却の手続きが面倒だし、などなどで「セミ移住」のようなつもりで、二拠点生活をしているのですよ。
結局「お手軽」な状態を選んでいるのですね。
もちろん「セミリタイアをしたら収入が減る」「セミ移住(二拠点生活)をしたら、コストが増える」というデメリットはありますが、今のところ「こっちのほうがラクでいいな」と満足しています。
「地域創生」とか「地方の労働力不足問題」などには興味をもっていますし、いろいろと考えて行動してみたいな、という希望もっています。
ただ、それを全面に押し出して、二拠点生活を始めた根拠としたくはないのですよ。
あくまでも、自分がラクをするために勝手に思いついてやってることに過ぎません。
月の半分程居住していることをもって「関係人口」ヅラするのも、ちょっとこっ恥ずかしいのですよ。
僕の身の置き場は「よそ者」でも「若者」でも「バカ者」でもなく、「小さな当事者」あたりが「身のほど」なのだろうな、と思っているのです。
お金だけじゃない何かに気づかないとね
以前「住む場所って、人生を左右しますよね」という記事を書いているのですよ。
このブログを書きはじめて、1ヶ月程度の記事なので、ヒドい文章ではあるのですが、そこには目をつぶっていただくとして、その中で、
高い収入を得られる仕事は、都市に集まりますよね。「お金が欲しい」「面白い仕事に就きたい」のであれば、間違いなく都市を目指すべきだと思います。
都市同士も競争をしていますから、その中でも「新しい産業」がどんどん集まって来る都市を選ぶべきだと思うのです。学歴の高い低いに関係なく、人生の中で一度は、イノベーション産業が集まる都市に居住する時期を作るべきだと考えています。
都市部は住宅費が高いので、少々収入が増えたくらいでは、生活水準を上げるに至らないかもしれません。
それでも「豊かな地域」「仕事の種類の多い地域」に居住する経験は、視野を拡げるために役立ってくれると思うのです。
と書いています。
数ヶ月経った今でも、概ね同じような考え方をしています。
お金を稼ぐことを優先するのであれば、都市部(僕の場合は東京)にいたほうがいいのですよ。
ただ、前述のように、僕は「ラクな方へ」「ユルい方へ」向かっているだけなのです。
それは主に仕事の強度を下げつつ、生活コストを下げることを意味しています。
そうして、職業人でいられる期間を伸ばそうとしているのですよ。
その他にも、両親のことが気がかりだったり、「自分だけで使える広い空間が欲しいな」と思っていたり、なんとなく田舎で暮らすための動機はそろっているのです。
その方が、お金を稼ぐことよりも重要だと気づき始めてるのですよ。
この辺は一般論として語ってもいいような感じがしています。
なにかしら、収入が下がることを前提としたモチベーションがあったほうが、より「よきデュアラー」として、二拠点生活を楽しむことができるように思うのです。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。