非IT作業に取り組みつつ、ITとデザインのことを見直したい
2019.02.10
最終更新日:2019年03月07日
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。フリーランスのWebデザイナーになってからずっとやり続けてきたことを整理する時期なのですよ。くすんでいるパーツを磨き直し、不足しているものを補充するときなのです。その中で「非IT技術が不足しているな、補充しないと」と思っているのです。
あと20年働くために、視点を変えてみようと思う
「自分の中にいろんな切り口を持ちたいな」と思っているのですよ。
長年、同じ仕事をやってきているので、無意識のうちに「偏り」を感じ取っているのだと思います。良く言えば「専門性」みたいなものかもしれませんが、僕自身はそのことをあまり気持ちよく感じていないのです。
これまでの20年間以上やり続けてきたこと。「Webサイトの」「デザインを」「クライアントために」をひとつひとつ、視点をズラしていきたいと思っているのですよ。
その延長上に「住むところを変えたら、なんか変わるかな」くらいの感じで、東京と山口県萩市の二拠点生活を始めたりしているのです。
僕は今、50代半ばなのですが、あと5年か10年、60代くらいで引退してリタイア生活するのであれば、今のままのフリーランスのWebデザイナーを続ける選択をすると思います。
意に反して、途中で誰も発注してくれなくなっても「ま、年がだから仕方ないか」と、引退宣告を受け入れる準備はできているのですよ。
サラリーマンの皆さんは、このくらいの年齢で定年退職を迎えられますからね。
ところが、僕が考えているのは、後期高齢者(75歳以降)になっても、ユルく働き続けたいということなのですよ。仕事のライフワーク化みたいなもんでしょうかね。
(参考:「生産的な趣味」の時間を確保するためにセミリタイアしようとしてる)
これまでの20年と同じことを、また20年続けるなんて耐えられないと感じるのです。
とりあえずは、変えられるものを抽出しては、自分の好きな方向に変えてみようと、いろいろと試行錯誤している最中なのです。
非IT作業からの着想
そうそう斬新なアイデアなんて生まれてはこないのですよ。
大抵は、自分の中にある引き出しから引っ張り出してきたり、既存の要素をくっつけたり、ちょっと加工したりして、その中から気の利いたものを選び出すような作業だったりするものなのです。
その組み合わせが意外だったり、社会的な要求にピッタリなものができあがると、ちょっと喜ばれたりもしますね。
僕もちょっと、その辺の要素をいろいろと物色してまわりたいと思っているのです。
今こうして、東京と山口県萩市を行ったり来たりして二拠点生活をしているのもその一環だったりするのです。
異なるカテゴリーの人と会ってみたり、そこから得られる情報を自分の持ってる要素と組み合わせたり、着想を得たりしたいのですよ。
東京の作業場にいるときも、あまり都市居住と関係のない分野の情報をネットで検索し続けています。
- 古民家再生
- 野菜の無人販売
- 海産物の保存
- 合併浄化槽の埋設
みたいな感じですね。
大雑把に言うと「非IT」的なことにとても興味があるのです。
なんとなく、この辺に自分がこれから取り組むべき要素があるような気がしているのですよ。
まずは誰かのマネをしてみようと思っています。
例えば、300万円の古い家を買って、そこに住みながらセルフリノベーションをしてみる。
みたいなことをしてみたいのです。
こういうことをして、ブログを運営してる人、ググるといっぱいいるのですよ。
なんとなくステキな感じに仕上がったら、地元の不動産屋に持ち込んで、賃貸物件として運用してみる。または、民泊を経営してみる。
そして、それをコンテンツ化する。みたいなこともイメージしています。
そうこうしているうちに、また新しいアイデアとめぐり逢い、自分の中で組み合わせる要素が増えてくるような気がしているのです。
非IT作業から着想し、それを実行に移すことをくり返してみたいのです。
それらをWebサイトやブログで、コンテンツとして発信することは、なんとなく備わっているのですから。
デザインを問題解決の手段として使えているか?
本業であるデザインに関しても、一旦距離を置くことで、もう一度向き合い直したいのですよ。その上でライフワーク化したいのです。
僕が今、クライアントの案件を受注してデザイン業務を進める上で、本来的な「課題の解決」といった文脈の中でデザインの仕事をできているのかどうか? 甚だ疑問に感じることが多いのです。
そのほとんどを、クライアントが好む「スタイリング」に費やしてるんじゃないのか? と。
いや、スタイリングには、とことんこだわるべきなのですよ。
ただ、優先順位があいまいなまま「担当の好み」「上長のひと声」に左右されることが多すぎて、本来の役割を担えていないことが多いように感じるのです。
それでも、クライアントから気に入ってもらえて、指名発注をいただけることはありがたいし「この仕事をしていて良かった」と思えるのではありますが、少しだけ、折り合いのつきにくいモヤモヤを抱えているのです。
このあたりを一度、僕の独りよがりで構わないので、洗い直したいのですよ。
田舎暮らしの準備
僕は、現在の二拠点生活を経て、近い将来、山口県萩市に本移住したいという希望を持っているのです。
その後また都市居住を目指すかもしれませんが、身体が動き、車を運転できる間に、非IT技術の取得に取り組みたいのですよ。
なんとなく、電動工具を使ったり、ドローンを飛ばしたり、四駆の軽トラを運転している自分を想像しています、田舎にいるのですよ。
同時に地域活性化にも興味を持っています。
(参考:地域創生に強い関心があります。けれど……)
自分の希望を叶えて楽しく遊びつつ、新しく住民になる萩市でのポジションも獲得しないといけないのですよ。
観察していると、萩市は「自分たちが住む街を盛り上げよう、何かを始めよう」と考えている人たちが多いところのような気がするのです。
城下町だし、歴史書や観光案内にもよく出てくる街なので、愛着を持ちやすい街なのだと思います。
そういう中で暮らすにあたって、自分自身の引き出しを整理したいのですよ。
不足しているものがあれば補わなければなりません。それが非IT技術なのだろうと思っていますし、それを習得する過程をコンテンツ化したいのです。
新しく出会った人に次々とインタビューするサイトを作るかもしれません。
知らなかった場所を調査してコンテンツ化するもしれません。
先にも述べましたが、「Webサイトの作り方」も「デザインとの向かい合い方」も、調整が必要だと思っているのです。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。