[フリーランスの老後]住まいについて考えてみる
2019.04.07
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。フリーランスなのでサラリーマンの方がイメージする「老後」とはニュアンスが違うかもしれませんが、老後を「プロジェクト」として捉えているのです。50代半ばの今、これから暮らす場所について考え続けているので、そのことについて記録しておきます。
久しぶりに萩の作業場に移動してきています。
僕は現在、二拠点生活をしているのですよ、東京都江東区の清澄白河に所有している自宅マンションの1室を「東京の作業場」、山口県萩市の実家の1室を「萩の作業場」と称して、行ったり来たりの生活をしているのです。
萩の作業場にて工事を依頼していたのですが、なかなか工事のスケジュールが決まらず、伸ばし伸ばしになっていたので、僕の移動も「工事が終わってから再開するよ」となっていたのです。
この辺は、特に「こうあらねば」と考えているワケではないので、なかなかルーズです。
山口宇部空港から萩市内へ向かう農村部の景色を見るたびに「田舎って、家でっかいな〜」なのですよ。
「田舎 家 大きい」でググってみると「農林漁村部では、冠婚葬祭も自宅でやるから」とか「親戚や使用人含めた大人数での生活を想定していたから」などの理由が見つかりますが、おそらく過疎化が進んでいる今、現状は大きく変わってるはずですよね。
いつも「あの大きな家に住んでるの、老夫婦ふたりっきりだったりするんだろうな」とか想像しながら眺めています。
農林漁村部の「小さくてカッコいい家」ってありかもな
僕は、現在の二拠点生活を経て、将来的には萩市に移住するつもりなのですよ。
生まれた街なのですから「帰省」の方がしっくりくるかもしれませんが、萩を出てもう40年近く経過してますからね…。「移住」という心構えは必要だと思っています。
住まいについてもいろいろと考えているのです。
以前「古民家再生をDIYでやりたい[思いついてることを記録する]という記事を書いたように「市街地 vs 農林漁村部」でも、常に迷っていますが、この記事を書いている今、かなり農林漁村部への移住に傾いているのですよ。
- 中古住宅を取得するコストが安い
- 元気なうちじゃないと限界集落生活できない
- DIY・作物栽培等・外構整備等の手仕事の練習しやすい
あたりがなんとなく考えている理由でしょうか。
昔、テレビ番組で「DASH村」ってありましたよね、アレの個人の趣味サイズのものをイメージしているのですよ。
もっとも魅力的なのは「コスト」です。自治体が運営している、空き家バンクをみると、100万円前後から中古住宅が買えるのですよ。
もちろん「価格なり」の物件なんでしょうけどね…。「田舎にありがちな、でっかくて立派な家」と呼べる代物であれば、それなりの価格はするのでしょうが、僕は安価な「小さな家」を魅力的に感じているのです。
「[フリーランスの老後]遊ぶともなく、働くともなく」という記事の中で、
僕はこのブログ内では「生産的な趣味」という言葉を使っていますが、本記事のタイトル通り、遊ぶともなく、働くともなく、趣味と仕事の中間くらいのことをやり続けたいのですよ。収入もそこから得られるものだけで構いません。
と書いたことがあるのですが、家の中を好きなように弄り回すことができる小さな家が、広めの土地の中にポツンと建ってるような物件が理想なのですよ。
これを「小さくてカッコいい家」に作り変えて遊びたいのですよ。
願わくば、自分がリノベーションした「村の小さな家」を賃貸物件として運用できるところまで、やってみたいのです。
リタイアした夫婦に「4〜5年間くらい、ここと都市部のマンションを行ったり来たりしたい」と思ってもらえる物件に仕上げてみたいのです。
人と合わないのって快適
僕は、いっさいの対面ミーティングに出席しない「完全リモートワーク」で働いています。
もともとがフリーランスのWebデザイナーなので、基本「リモートワーク」はしていたのですが「住むところ、いるところも拘束されないスタイルを試したい」と、定例会や打合わせと呼ばれるものに出席しないことにしているのですよ。
なので、人と合うことがめっきり減っています。
かつ、どんどん朝型生活に寄っていって、今では21時に寝て4時〜5時頃に起きるような生活をしていますので、飲み会の誘いに応じることも億劫になっていて、ますます人と合わなくなってるのですよ。
心のどこかで「他人との会話からの刺激がなくなるのマズいな」とか「まわりで起こってることの、ちょっとしたニュアンスがわからなくなりつつあるな」みたいな焦燥感も感じています。
でも、そんなことどうでも良くなるくらいに「快適」なのですよ。
もう完全に「東京にいる必要ないな」モードに入っています。
かつ、萩市に移住したときも「人と合わない場所」に住みたい欲求が増しているのです。
もちろん「田舎の人付き合いのウェットさ」みたいなのも、知識としては持っています。
ある程度「まわりは全部知らない人」の中に身を置いたほうが、気が楽だということも分かってはいますが…。
一度「田舎の限界集落生活」も試してみたいのですよ。ずっと迷い続けています。
最期は都市部でマンション住まいかも
終の棲家にする気はないのです。
なんとなく「最期は東京のマンションに帰ってくることになるのかな」などとも思っています。
医療・介護と買い物に困ることになりますからね。自分も家族も車を運転できなくなったら、田舎には住まれませんよね。
田舎暮らしの良し悪しについての感想は、行動したあとに自分が感じればいいことだと思いますが、実際に行動に移せるタイミングって、そんなに多くないと思うのですよ。
50代半ばから70代半ばくらいで期間を区切って、田舎暮らしをすることってアリだと思っているのです。
ダメなら、途中でやめればいいんですもんね。
身体が動かなくなって、近所のスーパーに買物に行くのも億劫になり、都市部のマンションで暮らしながら「あのとき、1年でもいいから田舎暮らしを体験しときたかったな。もうムリだな」と思いたくないのですよ。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。