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田舎暮らしを幸せだと感じるタイミング

2019.07.17

こんにちは、萩ドットライフ()です。

セミリタイア生活が始まり、まだ少し残っている運用案件が次々とクローズするに伴い、田舎暮らしを始めることの欲求が強まりつつあります。おそらくこれからの10年位が、人生で一番、田舎暮らしを幸せだと感じることができる期間だと思うのです。

田舎暮らし始める日が近づいています

僕は今、東京と山口県萩市の二拠点生活をしています。
とくに、東京にいるときにやること。萩にいるときに会う人を決めているわけではありません。

ほぼ1日作業場にこもり、たまに散歩や食事、買い物に出かけ、朝は定期的にランニングに出かけるくらいの、おおよそ社交性があるとはいえず、ずっとPCと向き合い、他人との会話もメールとチャットですべて済ませるような生活です。

東京と萩、どちらにいても変わらぬ暮らしをしているのです。

近い将来、萩市に完全移住する気持ちを固めています。
時期は「今年(2019年)中にできたらな」くらいに考えていますが、完全に東京の作業場を引き払うとなると、いろんなメンドくさ事が発生しますので、億劫さとの戦いです。

萩での住居は、萩に帰ってから決めます。
一旦は、現在「萩の作業場」と呼んでいる、僕の実家に腰を落ち着けます。
高校卒業まで暮らした家なのですが、ずっと弟が父母の側にいて生活していたので、そのまま弟が相続することに異存はありません。甥や姪の実家でもありますしね。

なので、ずっと実家に住み続けるつもりはなく、自分の住居を探すつもりです。
おそらく、安い空き家を購入します。
セルフリノベーションしながら、暮らしたいのですよ。
好き勝手にやりたいので、所有したほうがいいと思っているのです。
(参考:古民家再生をDIYでやりたい[思いついてることを記録する]

ただ、田舎暮らしをする目的のひとつに、両親の介護があります。
サラリーマンである弟だけにすべてを委ねるわけにはいかないのですよ。

なので、日常的に通える範囲、車で15分程度の範囲にするつもりです。

田舎暮らしに対する欲求と年齢と資金

以前「地方から若者が流出するのは仕方ない」という記事の中でも書きましたが、僕は高校時代までずっと「この街を出たい、都市で暮らしたい」と考えていました。

大学進学で東京に移り住んでからは、そのまま東京で就職し、東京でフリーランスになり、東京でマンションも購入しました。
一生を東京都民として終えるつもりだったのです。

それが、今50代半ばになって「田舎で暮らそう」と思い始めています。
前述のとおり、親の介護が気がかりだということもありますが、僕自信に欲求が芽生えてきているのです。

東京が便利で暮らしやすいことは確かなのですよ。
友人・知人もみんな東京に暮らしています。

でも「もしかしたら、今を逃したら一生、田舎暮らしなんてできないかも」という気がしてきたのです。
そこでイメージしたのは、農林漁村部、いわゆる「僻地(=限界集落)」という場所です。
僕が育ったのは、萩市の市部。人生の中で僻地暮らしをしたことが一度もないのです。

単純に「体験してみたいな」と思ったのです。

後期高齢者になると、そんな気が起こるワケないのです。
まだ、気力も体力もある今のうちに僻地暮らしをしてもいいかなと思っているのです。

また、資金的にもいいタイミイグなのですよ。
僕は現在、セミリタイア中です。労働による収入がなくなっても、不動産と金融資産の運用で、最低限の生活ができる算段をした上で決断しました。

田舎に引っ越しても、仕事の心配をすることがないのです。
田舎暮らしを始めるために今が、最善のタイミングだと思っています。

人付き合いから解放される幸せ

僕はひとりでいることが快適な質(たち)なのですよ。
とはいえ、楽しい人々との食事や飲み会は大好きですし、積極的に参加します。

ただ、そこに「付き合い」的な要素を感じ始めると、とたんに気が向かなくなるのです。
なので「定例」とか「恒例」と言い始めた時点で、参加を拒み始めることが多いですね。

しかも年々、加齢とともに、人付き合いが億劫になりつつあるのですよ。

昔、一緒にいて楽しかった人々が、加齢とともに「楽しくない人」になってるのかもしれませんし、僕自身も「楽しい人」から声がかからなくなってるのかもしれません。

「なんか、ひとりでYouTube観たり、手を動かして謎作品作ってる方が充実してるわ」という気持ちが年々強くなってきているのです。

あまり「寂しい」という気持ちにはならなくて、むしろ人付き合いに疲れるよりも、はるかに快適なのですよ。

ただ、現時点で不明確なのが「田舎の人付き合い」です。
よく田舎の方が、市部よりも人間関係が濃密だという話を聞きます。
これに関して、僕は未体験なので、全く想像がつきません。実際に体験してみるしかないでしょうね。

まだ、終の住処のイメージはありません

今、僕がイメージしている「田舎暮らし」は、萩市の中心部から車で15分程度の農村もしくは漁村部。
電動工具を使いたいだけ使っても、誰からも苦情が来ないような立地。
ただ、光回線は必須。できれば集落排水のある地域だと便利なのかな? といった環境。

車で市部のホームセンターと往復しながらセルフリノベーションしたり、見晴らしのいい場所を見つけてドローンを飛ばしたり、それらを撮影して動画編集して、YouTubeで公開したり。
当然、このブログの記事にしたりして過ごしたいのです。

田舎で生活するのは10年くらいかな? と思っています。
そのころには、また別の「やりたいこと」が見つかってるような気もしますし、何よりも、自分自身の体力が衰え始めるころだと思うからなのです。

体力を失ってから「利便性を求めて、市部へ」と思い始めても、気力がついてこないような気がするのです。

おそらく10年くらい僻地暮らしを続けたら、僻地と市部、もしくはもうちょっと利便性の高い街との二拠点生活を始めるような気がしています。

僕はまだ「終(つい)の住処」をイメージしていないのです。
まだまだこれから、環境も変わるだろうし、自分自身の中にも「あれやりたい、これやりたい」が芽生えてくるだろうと思うからなのです。

今は「田舎暮らししてみたいな、なんか楽しそう」と思っているタイミングなので、とりあえず、後先考えずに行動を起こしてみます。
田舎暮らしをすることが幸せなのではなくて、思いついたままに行動できることが幸せなのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。