follow hagi.life

まずは、庭木の名前を調べよう

2020.07.13

こんにちは、萩ドットライフ()です。

萩の家。前オーナーさんが作っていた庭をどうするか決めかねているのですよ。「邪魔だから」と、業者に頼んであっさりと撤去してしまうのも惜しい気がするのです。まずは庭木の名前を調べたりして、向き合ってみようという気になっているのです。

いったん東京に戻ります

2週間強の萩市滞在を終え、今日、東京に戻ります。

東京に着いたら、引越し業者の選定をしたり、来週末には買い主さんが内装業者を連れてやってくるというし、粗大ごみの手配やら、個人と法人を併せたもろもろの手続きもしなければならないので、少々気が重くなっています。

引越し日を8月の下旬に設定しているので、まだまだ日にちがあるような…。いやいや、途中にお盆があるから、そんなに悠長なことはしていられないぞ、と複雑な感じです。

何かしらの行動を起こすときって、いろいろとメンド臭いものなのです。
仕方ないのです。

先日投稿した「山口県萩市への移住準備が、着々と進んでいます」でも書いたように、8月下旬に僕が萩に本移住したらすぐに、萩の家のリフォーム工事が始まることになっています。

なので僕は、二拠点生活中に「萩の作業場」と呼んでいた実家に、いったん居候する形となります。
家でエアコンとお風呂が使えるようになったら、そちらで生活を始めることになります。

近くに実家があって助かりました。

これが、地縁のない土地に「古民家を買って田舎暮らし」とかだったら、結構たいへんなことになっていただろうな、と思います。

だから「移住者募集。自治体が古民家を住居として用意してお待ちしています」とか言いながら、古民家という名の廃墟を押し付けるようなこと、やめたほうがいいですよ。

長年、都市部でマンション暮らしなんかしてると、地方の古い戸建ての状況なんかイメージ付きませんからね。
「なるほど、そうなっちゃうか…」ってことが多々あるのです。

悪いことばかりではないけれど、いいことばかりでもないのです。

なので僕はまず、バス・トイレ・空調・電気設備だけは整えるようにしました。
電気設備は盲点でしたね。なんせ分電盤なしの20アンペアでしたから…。

おそらく、エアコン付けながら、ご飯を炊いてる間に電子レンジを使ったら、それでブレーカーが落ちちゃうような感じだったなんじゃないかな?

庭木の名前を調べたいのです

萩の家を買ったときに「他人の趣味と向き合う ― 萩市の古民家を買うことにしました」という記事を投稿しました。

その中で触れているように、新しく暮らす家は、前庭と裏庭があり、どちらにも草木が大量に植えられているのですよ。
とくに前庭には、庭石もそこそこの数があり、池まであるのです。

そこが現在、雑草だらけになっています。蚊も大量に出ます。

さらに、家の南と西には生け垣があり、北側は他家の竹林、東側は他家の水田です。

「緑に囲まれていいなあ」「隣家がなくていいなあ」と思って買った家なのですが、思いのほか「緑過多」ですね。

前述の買ったときの投稿では、

でも、なんだかんだと言いながら、一番の気がかりは前項で述べた「庭」の処分なのです。

現オーナーには「これの保全は僕には無理なので、来訪者用の駐車スペースにするかもです」と伝えたものの、ほんのちょっとだけ「自分でちょっと庭いじりに挑戦してみようかな?」という気持ちも生まれてきているのですよ。

などと書いていますが、またちょっと気持ちが揺らいでいます。

本来は、今回の萩への移動時に「雑草すごいんだろうな、ちょっと草むしりしよう」などと思っていたのですが、あいにくの長雨と、想像以上の蚊の襲来に怖気づいて、結局なにもしていません。

どこかしらで「庭木・庭石を引き取ってもらって、池を埋めて、砂利引きなりコンクリート敷設なりしなきゃかな?」という考えも浮かんできています。

おそらく駐車場確保のために、前庭の一部は整理することになるでしょう。
ただ、その決断をする前に、ちゃんと草むしりをして、庭木の名前くらいは調べておこうと思うのです。

名前を知れば、付き合い方が変わるかもしれないのです

庭のある家というのは、前を通りかかってもちょっと様子がいいものなのですよ。
だから、惜しくもあるのです。

いっときの感情で「こんなの邪魔だ」と業者に依頼して撤去してしまうのが少し心苦しくもあるのです。

「手間が面倒だなあ」とか「誰かが訪ねてきたときに車を置くところがないなあ」などという僕の勝手な気持ちで庭を縮小しようとしているのが少々心苦しくもあり、せめて記憶には残しておきたいし、だれかと話をするときに「ここに○○が植わってて、ここには△△、ここは□□だったかなあ」という話ができるようにしておきたいのです。

草むしりをしながら、庭木の写真を撮ったり名前を調べたりすることで、愛着が湧きはじめ、もしかしたら縮小の規模に影響がでるかもな、とも考えています。

これまでの僕はまったく、家庭菜園や観葉植物などにまったく興味がなく、ましてや自分が庭木のある家を買うなど思ってもみませんでした。
したがって、草木の名前をいっさい知りません。

なんとなく「松」とか「ひまわり」「アサガオ」のような基本的なのはわかりますけどね。
それが「○○松」とかちょっとマニアックなお店で売られてるっぽい植物だと、さっぱりなのですよ。

それがもしかすると、自分が面倒を見る対象になることで、感じ方が変わるのかな? とも思っています。

名前を調べて、由来を知ったり、育て方や剪定のコツなんかをググり回ったり、ちょっとした道具を買い揃えたりね…。

そんなこんなを繰り返していたら、簡単に四季が一巡してしまい、結局いまのままがベストだということになるかもしれません。

結局は「庭っていいものだなあ」と「手間はかかるし虫は出るし、邪魔だなあ」の折り合いを上手くつけることができていないのですよ。

まあ、このへんは実際に暮らし始めてから、追々決めていくことにして、東京へ向かう準備にとりかかります。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。