夏の夜の暑さから逃れるための田舎暮らし、ありかも
2020.08.16
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。東京の夏、暑くてダメですね。夜になっても30℃を下回らないし、かといってエアコン付けて寝たら、明け方に凍えて目が覚める。加齢によってエアコンがキツくなったせいもあるんですけどね。こんな年代に田舎暮らしを選んだ自分、アタリかもです。
30℃を超す熱帯夜、扇風機だけじゃダメだ
昨晩とその前と、ふた晩連続で「ダメだっ、これじゃ熱風が回ってるだけじゃん」と、窓を閉め切りエアコンを付け、明け方には「寒っ。喉痛っ」と凍えながら目覚める夜が続きました。
過去に投稿した「扇風機がある生活の快適さ」でも書いたように、若かりし頃はエアコンをガンガンに付けたまま、長袖を着て布団をかぶれば真夏でも快適に寝られたのですが、加齢のせいかエアコンがキツくなってきたのですよ。
寝るときにはエアコン付けて寝るくらいがちょうどいいのですが、寝ている間に布団は蹴飛ばしてるし、明け方には気温が下がってきて寒くなっちゃうんですよね。
温度を自動設定にするとか、タイマーで途中で停止するようにするとか、除湿だけにするとか、過去にもいろいろ試しているのですが「これがベストだ」っていう熱帯夜の過ごし方がわからないのです。
この2年間、僕は東京と山口県萩市を行ったり来たりする二拠点生活を続けていました。
なので、どちらにいても二箇所の天気(気温・災害)をチェックするのが習慣になっているのです。
今日も朝5時現在で、江東区が30℃、萩市が23℃ってことになってます。
まあ、東京の方が日の出が早いってこともあるんでしょうけどね。
でも、萩市で夜間の気温が25℃を超える日(熱帯夜)って、ほぼ見ないんですよね。
東京はあと1週間、ずっと夜は25度を超えるようです。
昼の気温もずっと東京の方が高いので「寒暖の差が、田舎のほうが激しい」ってわけでもなさそうなのですが、どうなんでしょうね。
ただ、田舎にいると感じるのですが、たしかに朝晩は涼しいのですよ。
天気アプリで表示されてる気温よりも、低いことが多いような気がするんですよね。
家の構造のせいかもしれません。
僕が東京で住んでいるのは、RC造のマンション。萩にいるときに使っていたのが、軽量鉄骨の一戸建てでしたからね。
(参考:築40年を超える軽量鉄骨住宅、寒いっ!)
都会は蓄熱する材料に囲まれているのです
ただ、住宅の構造だけでもなさそうなのですよね。
ありきたりな表現ではありますが、都会はコンクリートとアスファルトに囲まれているのです。
僕の東京のマンションは、前面に学校と公園、すぐ近くに川が流れていたりして、わりと自然に恵まれた立地なのではありますが、田舎と比較するべくもありません。
まず、窓から見える景色の「色」が違いますからね。
当然、木や草の生えている土の温度は外気温に応じて変化します。
気温が上がれば温度は高くなるし、外気温が下がれば下がるのです。
コンクリートやアスファルトのように、蓄熱しないのですよね。
アスファルトで舗装された道路は、炎天下では50℃くらいになると聞いたことがあります。
だから「陽の高いうちにペットの散歩をさせちゃダメだ」とか「小さいお子さんと外出するときには気をつけましょう」みたいなことが言われていますよね。
また、日が落ちて夜になって外気温が25℃くらいにまで下がっても、アルファルとの温度は30度を超えているようです。
そして、また陽が上り通勤・通学の時間帯になる頃には40℃に達している、と。
とにかく都市部には暑いものがたくさんあるんですよね。
その代わり、田舎の冬の寒さは、それなりにツラいですけどね。
僕が二拠点生活中に滞在していた実家は、家中に犬が移動する通路を確保したりしていて、別の理由もあるのですが…。
「田舎暮らしを選んだオレ、アタリ」と思ってみる
冬のことは冬に考えるとして、とにかく今は夏ですよ。
東京で夜を過ごすのは、今晩で最後です。天気予報を見ている限り、今晩も熱帯夜になりそうですね。
明日は、山口県萩市に移動し、当面は実家に落ち着きます。
僕の住居として買った古民家は、これから設備関係の工事が始まるのですよ。
(参考:他人の趣味と向き合う ― 萩市の古民家を買うことにしました)
おそらく10日から2週間程度だろうとは思いますが、その間はまともに使えないのです。
まだエアコンも付いてませんしね。
自分の行動を正当化するわけではありませんが、この「エアコンの冷気、キツいな」と感じはじめた年代での田舎への移住、わりと正解だったのかもしれません。
引越したら引越したで「蚊が多い」とか「草むしり、たいへん」とか言い始めるでしょうし、冬になれば「一戸建て寒っ! なんとかならんか」と、季節に応じた文句を言いながら過ごすことになるんでしょうけどね。
とりあえず、土や木は太陽に照らされてもなかなか温度が上がらないようです。
僕が買った家は、周囲に竹やぶと田んぼがあるし、アスファルトの道路までの間は庭で隔てられているし「あまり温度が高くなりそうな要素がないな」という感じなのですよ。
ちょっと高台だし、周囲に風の流れを遮るものといえば、生け垣程度だし、前オーナーさんも「夏はクーラー要らんよ」とおっしゃってたんですよね。
蚊を始めとする、虫との戦いを制することさえできれば、夏場はなかなか快適な住環境を作ることができるんじゃないかな? などと思っています。
正直「緑が多い環境はいいのだけれども、田んぼ、竹やぶ、生け垣、植木…。多すぎやせんか?」などと思っていたのですよ。
ただ、暑さ対策という側面から見ると「うん。なかなか優れた環境だな」と思い始めています。
どちらにせよ、一長一短ではあるので、暮らしながらいろいろと試してみようと思っています。
ただ、家の周辺に対する考え方が、ちょっと変わってき始めたような気はしています。
「入居したら、まずは草抜き、そして木小屋の解体。気が重いな」とも思ってるんですけどね…。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。