萩市民となった僕は、まず草むしりを…
2020.08.19
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。萩市民になりました。記念すべき転入日は2020年8月17日です。印鑑登録もしたし、マイナンバーカードにも追記してもらいました。一方で、ずっと気にかかっていた古民家の雑草たちとも戦いはじめました。それが気が遠くなるほど手強いのです。
まずは転入届を出して萩市民になりました
しばらくは草むしりがメインの業務になりそうです。
前回、7月に萩に滞在して設備関係の更新の段取りをしつつ「萩に移住したら、真っ先にやるべきは草むしりだろうな…」などと思っていたのですが、あれからひと月も放置していたものですから、想像を遥かに超えてヒドい状況になっていました。
(参考:山口県萩市への移住準備が、着々と進んでいます)
「ほら、こんなにヒドいことになってるでしょ」と、写真でお見せできればいいのですが、一応、匿名ブログとして運用していますので、外観を晒すべきかどうか逡巡しているのです。
なので、とりあえずは裏庭だけ。
そのうち「メンドくさいから、もういいや」なんてことになるかもしれませんけどね。
雑草だらけの裏庭
表庭は、前オーナーさんが丹精込めて庭木の世話をしておられ、池もあるし大きな庭石も何個かレイアウトされているのですが、所有権が僕に移ってからというもの、ヒドいありさまなのです。
2020年8月18日の午前中に、市役所に行ってきました。
転出届は、すでに東京都江東区で提出済みだったので、約38年ぶりに萩市民になるべく転入届を出しに。
同時に「印鑑登録とマイナンバーカードの更新も一緒にお願いします」って感じですね。
正直、思ってたよりも時間がかかりました。
「カードの中にいろいろ情報が入ってるんでしょ? これお渡ししますから書き換えてね」ってわけにはいかないのですよ。
市民総合窓口前の番号札を取るところで「本日はどのようなご用件で」と呼び止められてから、次々と書類に手書きを求められるんですね。
手で文字を書かなくなって久しく経ちます。
自分の名前すら、まともに書けなくなってません? みなさん、どうでしょ。
いや、ちゃんと心を落ち着ければ、当然書けるのですよ。
でもリズム感が狂ってるというか「名前に次にふりがな、次に住所、そして電話番号」みたいな段取りが頭にありつつ名前を書こうとすると、スラスラと書けないのです。
いつもと違うクセがそのときだけ出ちゃって、そのあとがグシャグシャってなったり、ふりがなも平仮名をイメージしながら手は漢字を書こうとしたり…。
手で字を書くことがとても苦痛なんですよね。
まあ、なんだかんだで転入の手続きはおわり、次に「印鑑登録をしますので、30程度お待ち下さい」それが終わって印鑑登録証を渡されたのが、午前9時40分くらいだったかな。
で「10時になったら、マイナンバーカードのカウンターで更新のお手続きをしてください」で、すべて終わったのが10時半くらいだったでしょうかね。
都合1時間半くらい市役所内にいたことになります。
「マイナンバーカードでサクッと手続きできるんでしょ」くらいに思っていた僕は、大間違いでした…。
草むしり用の道具を買いました
こうして、晴れて萩市民になれたのです。
東京都江東区側で「転出日」として届け出ていた、2020年8月17日がそのまま、萩市への転入日となりました。
先日投稿した「15年間暮らした、東京のマンションを退去しました」で書いたような、汗だくの引っ越し作業の苦痛に耐え切れず、名残惜しさを噛みしめることもなく、逃げるように退去したあの日が記念日となったのですね。
市役所に出かける前に「草むしり+道具+必須」などのワードでググって、Evernoteにメモっておいたのですよ。
帰りがけにホームセンターに寄って、
- ブルーシート
- 熊手
- 鎌
- スコップ
- ゴム張り軍手
- ブルーシートを押さえるピン
- バール
- ペンチ
を買いました。
バールとペンチを買ったのは、裏庭に解体しなきゃいけない小屋があるからなのですよ。
解体しなきゃいけない小屋
なぜにこんな小屋があるのかというと、風呂が「太陽熱温水器」「電気温水器」「ゴエモン」が併用できるシステムだったんですね。
なのでゴエモン式でお湯を沸かすときの燃料(=薪や枯れ枝)を保管するための小屋なのです。
前オーナーさんのお手製なんですよ。
太陽熱温水器は壊れてるし、電気温水器は約20年前の設備なので、僕はガス給湯器に変更することにしました。
だから、この小屋はもう不要なのです。崩れかかってるし、風が吹いたら音が鳴ってるしね…。
この小屋の解体は、また落ち着いたら着手するとして、ホームセンターで買った道具をぶら下げて、午後から草むしりに向かいました。
いったい、どれだけの時間がかかることやら
内覧時から、何度か出入りしているので「虫いっぱいいるな〜」とか「隣の竹やぶ(竹林?)との境が不明だな〜」ということは知っていたのですよ。
一応、境界はわかるのです。
石垣が組んであって、僕んちの土地は盛土されていて少し高くなっているのです。
でも、そこまでなかなかたどり着けないのですよ。
石垣の向こうの竹やぶ側に根っこのある草木が、こっち側で大繁殖してたりして「竹やぶ側に降りて、根っこを抜かなきゃダメか…」って場所があったりして、とにかく手をつけられるところから抜き進むしかなさそうなのです。
長袖長ズボンは基本。当然、靴下も履くし、靴はジョギングシューズ。両手にゴム引き軍手をして、首にも頭にもタオルという、野良おっさんスタイルで草むしりに望みました。
僕たぶん、時間を間違ったのですよ。
昼の12時とか1時とかに、やっちゃいかん作業だったのだろうと思うのです。
気温、何度くらいだったでしょうかね。天気アプリで見ると35℃とかでしたけど、もっとあったような気がします。
作業始めたら、というか実家から長袖長ズボンで古民家(新しく買った、僕が住む家ですね)まで移動する5分の間にすでに汗だく…。
日陰を選んで、抜きやすそうな草を抜きはじめて「とりあえず1時間がんばろう。1時間経ったら休憩して、そのあとのことを考えよう」と、まずは黙々と作業を進めることにしました。
いやぁ正直、草むしりをナメてました…。
とりあえず1時間抜き進んで、5分程度小休止。
屋外にある水道栓、30秒くらい出しっぱなしにしないと冷たくならないことが判明。
「そういや、学校のグランドの水道もそんな感じだったっけな」などと思ったり「この水栓、自分がいないときに誰でも使えちゃうな。ま、この辺り水泥棒なんていないだろ、電気コンセントもだけど」などなど、まだ気付いていなかったことを発見したりしつつ、作業に戻ることに。
その頃には、シャツどころかズボンも汗でグショグショ。
「農家の人って、こんな感じなのかな?」「いや、真夏の炎天下の作業なんて、プロはしないか…」などと思いながら作業を進めていたのですが、ほぼ30分で「ダメだこれ、熱中症になっちゃうわ」と手を止めることにしました。
ほぼ1時間の成果がこれです。
炎天下で1時間半の草むしり
「なんだ、こんなもんか」って印象かもしれませんが、ブルーシートの下に雑草が全然ないのわかるでしょ。
六畳程度の面積を概ね抜ききった感じです。
今は雑草だらけの裏庭を「そのうち芝生で敷き詰めよう」「木工とかできる小屋も基礎から作りたいな」なんてことも思っているのですよ。
いったい、どんだけの時間がかかることやら。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。