暮らしはエンドレス。当たり前だけどね
2020.09.13
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。ちょっと暑さが緩んだせいか「焦ってリノベーションせずに、一度このままでワンシーズン体験してもいいかな」などと考え始めています。むしった雑草もほっとけばまた生えてくるように、いろんなことがエンドレスなのですよ、当たり前なんですけどね。
そりゃまた生えてくるよね
「まあ、そりゃそうだよね」という話なのですが、せっかく草をむしったはずの庭にまた草が生えてきています。
ここのところ雨が多かったから、そういうのも影響してるんでしょうかね?
僕は2018年の9月から約2年間、東京と山口県萩市の二拠点生活を続けながら、その過程で萩への本移住を決断したのです。
(参考:二拠点生活。はじめました)
そして先月(2020年8月)に萩市民となったのですが、二拠点生活中と実際に暮らし始めてからでは「田舎暮らし」の受け止め方に変化が生じていることを感じ始めています。
東京と行ったり来たりをしているときには、単純に「常に視界に緑がいっぱいある景色、いいなあ」とか「海と山の距離が近い感じが心地よね」「旧城下町特有の町並みや文化資産に知的な感じを受けるね」などと、目に映るものを見て喜んでたんですよね。
ただ、古民家で暮らし始めて裏庭に面した3畳程度の板の間(=DEN)を作業場に設定してことも影響大なのですが、窓から見える景色が一面緑に覆われている状態というのは、相乗以上に心が落ち着きます。
「一面緑」の中には、そこを通ってくる風の薫りとか、そこに生息する虫や鳥の鳴き声、木と木が擦れ合う音、雨が降ったときに混じる土の匂いなんかも含まれています。
最近、キャンプ動画を公開しているYouTuberが人気を博していますが、なんとなく気持ちがわかります。
僕はいま手に入れている緑に囲まれた古民家で十分満足なので、キャンプ用品を買い込んだりすることはありませんけどね。
まずは、この家を数年がかりで快適空間に変えることが最大の関心事なのです。
冒頭で触れた「また草が生えてきた」様子、こんな感じです。
再び雑草が生え始めた裏庭
先日投稿した「古民家の裏庭が、だんだんとスッキリしてきました」で掲載した写真とあまり変わってないように見えるかもしれませんが、明らかに草の量も長さもましているのですよ。
作業場から眺めながら「あそこの草、抜きに行きたいな。でも雨だしな」という気持ちがさらに雑草の量を多く感じさせているのかもしれません。
最近はちょっと涼しくなってきたこともあり、剪定鋏や片手熊手を持って庭をうろうろしていたり、畳を上げて床下の構造をチェックしたり、天井裏の様子を眺めながらリノベーションプランを想像していることが多くなっています。
PC前に座って調べ物をしていたり、YouTubeを観たり他人のブログを読んでいる時間の方が少ないくらいです。
近所をプラプラ散歩してることも多いですしね。
この短い間でも、景色はどんどん変わってきますね
まだ、萩市民になってひと月も経過していませんが、目の前の景色はどんどん変わっていくのです。
東京で暮らしているときも、週に何度か木場公園をランニングしていましたし、マンション内にもたくさんの植栽がありましたので「おっ、桜が咲き始めてるねえ」とか「葉っぱがみんな落っこちちゃったね」などと感じていたのですが、ほんの少し間隔が違うんですよね。
萩の方が田舎なので、東京にいたときと比較にならないほど視界に占める緑の量が多いということもあるでしょうが、それもさほど当たって居ないのかな? と感じます。
僕はそれに加えて「自分で始末しなければならない緑が手元にある」からのような気がします。
そして、その「自分の緑」も、周囲を覆ってる緑の一部なんですよね。
自分の庭だけに関して言えば、窓から眺めていて「あの枝、気に入らないな」と思えば、剪定鋏を持って「パチン」と切りに行く。
そのついでに「ここからここまでのエリア、草抜きやっとくか」「この枝を切ったんなら、こいつも切っとくか」なんてことになり、庭をうろうろしている時間はどんどん増えていくのです。
まだこのブログに写真は掲載していませんが、前庭もあるのです。
(さすがに、前庭の写真を載せると簡単に本人特定されちゃいますからね…。「もう構わないかな」という気もなくはないのですが、まだ逡巡している最中なのです)
そうやって庭や家の周りをうろついているうちに「葉っぱが萎れはじめてるな。もうちょっとしたら掃除が大変そうだな」とか「雑草って、秋になっても生え続けるんだっけ?」と、ずっと「緑」について考え続けてるんですよね。
雑草に関しては、みなさん除草剤なんかを活用しているようですが、僕は「このワンシーズンは薬に頼らずに手むしりでやってみよう」と思っているのです。
特に理由はないのですが、そんなふうに思ってしまったので、そうしてみることにしたのです。
これが延々と続くのです。気長にやります
建物のリノベーションもちょっと考え中なのですよ。
ほんのちょっと前まで。連日気温が35℃を超えていた頃には「まずは、ひと部屋だけでもいいから断熱部屋を作らないと、冬場エラいことになるぞ、作業を急ごう」などと思っていたのですが、若干暑さが緩んできて、秋の風が家の中を通るようになると「各部屋を完全に壁で分断しない方がいいんじゃないか?」「家じゅうを風が巡る、日本家屋の特性を活かすような計画もありだな」などと考える様になってきているのです。
「今の状態のままで一度、冬を越してみようかな」
「そして春先の気候のいい時期を体験した上で、プランを確定しようか」
などと思い始めているのです。
車の免許もこれから取得しなきゃいけなくて、車がないと大きな道具や材料を調達するのにも難渋しますからね。
その間、庭をいじったり、生垣を剪定したり、前庭の改造を業者に依頼したりしてたら時間なんて簡単に過ぎていくと思うんですよね。
昨日「雨樋の値段などを調べてる」という記事でも書きましたが、外回りに修繕しなければならないところがいっぱいありますしね。
この雨樋にかんする記事を投稿したあとに、集水器とたてといが落ちて壊れた箇所を発見したし…。
これが「戸建てを所有する」ってことなんですよね。
マンション暮らしだとすべて管理人や組合がやってくれること、賃貸だったら仲介業者や大家さんがやってくれることをすべて自分でやらなきゃいけない代わりに、好きなようにしていいのですよ。
法律のしばりはありますけどね。
だから、庭の手入れにしても建物の改修にしても、自分がやりたいことを自分がやりたいタイミングでやればいいし、この家を所有している限りエンドレスで続くのですよ、当たり前のことなんですけどね。
でもマンション暮らしをしているときには、そういう感覚がまったくありませんでしたね。
「そういうことだよな」と頭では理解してたんですけどね。
おそらく「早くチャッチャと作業しないと、そのまんまになっちゃうぞ」と「あと何十年も続く作業なんだから、ゆったりとやろう」を繰り返しながら進めていくのだと思います。
まだ住み始めて、ひと月も経っていないのにガタガタ言っても仕方ないのです。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。