裏庭の東小屋を解体しました
2020.09.14
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。数日降り続いた雨もやんだし、暑さも和らいでちょっと野良仕事に適した環境になってきたので、衝動的に裏庭にある東小屋を解体しました。結果的に崩れる心配もなくなったし、庭全体がスッキリしてよかったかな? と。後始末を悩み中ですけどね。
雨が上がったし、暑さも和らいだし
萩に移住してきて、始めてパーカーを着ました。
最大級の警戒を呼びかけられた台風が、過ぎ去ったと思ったら、急に秋めいてきましたね。
寝るときには掛け布団を追加しましたし、朝起きたら1枚羽織ってベッドから出る日が増えてきました。
僕が萩市に移住する先として、いま暮らしている古民家を選んだ理由は、いろいろと複合的なのではありますが、その中のひとつに「陶芸の村公園」から近いという立地に魅力を感じたからという理由があります。
僕が大学に進学するために萩を出た38年前には、まだ存在していない施設でした。
2年前に東京と萩の二拠点生活を始めるようになってからは、萩に移動してくるたびに必ず一度は訪れる場所になりました。
とにかく見晴らしと、そこで感じる風が気持ちいいのですよ。
(参考:風通しの良い場所へ、見晴らしのいいところへ)
「近い」といっても、歩いて10分くらいかかります。
僕の家よりもさらに高台にありますので、坂道を登って向かうことになります。
萩に移住してきてからずっと、35℃を超える猛暑日が続いていたので、近づいていなかったのですよ。
公園に到着しただけで、もう汗だくですからね。
ようやくパーカーを着る季節になったので、「陶芸の村公園」まで散歩に出かけてみました。
陶芸の村公園
このときは朝の7時くらい。まだ曇っていたのですが、その後どんどん天気が良くなり、秋晴れの空が広がりました。
1時間くらい公園で缶コーヒーを飲んだり、萩市街を見下ろしながらボーッと過ごして家に帰ったのですが、その頃にはパーカーを着てると、少し汗ばむくらいでしたね。
野良仕事をするにはちょうど良い気候なのですよ。
衝動的に「今日だな。これから東小屋を解体しよう」と思い立っちゃったんですよね。
東小屋というのは先日投稿した「古民家の裏庭が、だんだんとスッキリしてきました」でも書きましたが、うちの裏庭にある2つの小屋の片一方のことなのです。
「東小屋」「西小屋」と呼ぶことにしていて「東小屋は、自力で解体できる。というか、早めに解体しないと危険」だと考えていました。
「西小屋」は、瓦葺きだし重量級の柱と梁が使われているので、個人で解体するのは危険だと判断しています。
なので、そのうち解体業者に依頼するつもりです。
これが、東小屋ですね。
まだ夏の盛り「さあ、これから頑張って草むしりでもするか…。気が重いな」と思っているころに撮った写真です。
東小屋
もうちょっと晴れの日が続いてから作業したほうがヨカッタ
作りはとても簡単なものです。
特に基礎を作ってるわけでもなく、地面に穴を掘って柱を埋めているわけでもなく単純に木を地面に立てて柱とし、それになんとなく梁っぽい木材を乗せたり、板材や角材、ときには金物で補強を繰り返しながら使っていた感じです。
屋根と壁はトタンだったりガラス繊維入り、ポリカーボネートなんかの波板が幾重にも貼り合わさっています。
おそらく何年も傷んでるところを補強する方式で補修を重ねてこられたのでしょうね。
古い材料は、腐ったり錆びたり、虫に食われたりしていてグズグズでした。
率直な感想としては「晴れたぞ、さあ解体だ」は誤りでした。
もうちょっと秋晴れの日が続いて、もうちょっと全体が乾いてから解体作業をするべきでした。
およそ3時間程度の格闘の末、すべて解体した結果がこれです。
解体後の東小屋
小屋の中に隠されていた井戸があらわになってますね。
ただ、写真ではわかりにくいのですが、解体したあとの地面がとんでもないことになっているのですよ。
もともとは、木小屋として使われていた小屋です。
僕は入居して、ガス給湯器を設置しましたが、前オーナーさんは「電気湯沸かし器」と「太陽熱湯沸かし器」そして「ゴエモン方式」を併用されてたんですね。
その「ゴエモン方式」の燃料である木を格納しておく場所だったのです。
なので、小屋の地面は腐葉土でいっぱいなのです。
試しに書き出してみると、どこまでが腐葉土でどこからが元の地面なのかわからないくらい。
そして、そこはいろんな生き物の住処になってるんですね。
体長20cmくらいのムカデも見かけました。
しかも、解体した日の前日まで雨でしたから、木材も湿ってグズグズ。
とにかく、危険な虫に気をつけながらの作業でした。
定期的に大きめの蜂もやってきたましたしね…。
「もしかして、蜂の巣があるんじゃないだろうな」と少々ビビりながら作業を進めていたのですが、それは大丈夫でした。
スッキリしたし、安心だし
先日の台風10号のとき、危険を感じてたのですよ。
結果的には生垣やら竹やぶやら、田んぼの石垣に守られる形で、うちの裏庭には大した風は吹き込んでこないことが分かったんですけどね。
でも、いつかは解体しなきゃいけない施設だったし、実際に解体してみて分かったんですが「これでよく立ってたな」というのが率直な感想です。
だって、柱という柱すべてが地面と接地する部分、腐ってるんですもん。
周りを囲っているトタンを全部撤去したら傾きはじめましたからね。
とりあえず、これでひと安心です。
前項の写真のように、スッキリしましたしね。
ただ、問題は解体したあとのガレキをどうするか? なのですよ。
解体したあとのガレキ
これらすべて、いったん「西小屋」に格納しました。
ずっと庭に放置して置くわけにもいかず、湿ったままの状態で片付けてしまったので「虫が湧くとイヤだなあ」などと思っています。
ガレキそのものは、そのうち車の免許を取ってから何回かに分けて清掃工場に運ぼうと思っています。
それか、西小屋の解体を依頼する業者に「中身の廃棄もお願いね」と、併せてやってもらうか…。
解体だけなら、パワーと闘魂、それと時間を費やすだけでどうにでもなるのですよ。
重要なのは、その後の後始末ですよね。
まだまだ解体後の地面には大量の腐葉土が堆積しています。
これ、そのうち乾くんだろうか? とりあえず乾いたら集めて「燃やせるゴミ」に出すか、隣の竹やぶに放り込んでそこで土に戻ってもらうかしかないんですよね。
むき出しになった井戸の始末も考えなきゃいけないし…。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。