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落ち葉焚き用のピットを作ってみた

2020.09.16

こんにちは、萩ドットライフ()です。

ほぼ半月間、いまの家で暮らしてみて、想像以上に雑草や落ち葉の処分に苦労することがわかりました。庭で焼却できれば何の問題もないのですが「野焼きはダメ」ってことになってますからね。でも法律を調べてみると「例外」が設定されていたのです。

野焼きは禁止されています

萩市民になってほぼひと月、100坪弱の古民家に入居してほぼ半月が経過しました。
その間、断続的に前庭・裏庭にぼうぼうに生えた草をむしり、ブルーシートの上で乾かしては「燃やすゴミ」として指定のゴミ袋に入れて廃棄し続けてきました。
(参考:萩市民となった僕は、まず草むしりを…

市役所の環境衛生課でも「野焼きはダメですよ」と言われましたし、市役所OBの知人やゴミ回収会社に勤務している人に「実際のところ、どうなんだろうね?」と訊ねてみても「野焼きはウルサイよ。すぐに通報されるよ」という返事が帰ってくるのです。

「まあ、時代が変わったんだろうな」と思っていました。

僕が子供時代には、学校の掃除の時間のときにはみんなで教室のゴミ箱を持って焼却炉の前に並んでましたもんね。
周囲でも、刈った草を積み上げて燃やしてたり、庭で焼き芋作ったりしてましたよね。

それがいつの頃か「野焼きはNG」というふうになったようです。
ググってみると、

廃棄物の処理及び清掃に関する法律:
(歴史)
2000年改正 -「廃棄物処理基本方針」(国)および「都道府県廃棄物処理計画」(都道府県)策定制度の創設、マニフェスト制度の見直しなど排出事業者処理責任の徹底、廃棄物の野外焼却(野焼き)の禁止(直罰規定の導入)、支障の除去等の命令の強化などが行われた。
出展:https://ja.wikipedia.org/wiki/廃棄物の処理及び清掃に関する法律(2020年09月16日現在)

ということにらしいですね。

ただ、さらにとググり進めてみると、どの自治体でも「野焼きは禁止です」と書いてありつつも「野外焼却禁止の例外行為について」という項目が設定されているようです。

僕が住んでいる山口県萩市では、

  • 農業、林業、または漁業を営むためにやむを得ない廃棄物の焼却
  • 落ち葉焚き、キャンプファイヤーその他日常生活を営む上で通常行われる廃棄物の焼却で軽微なもの
  • 風俗習慣上または宗教上の行事で必要な廃棄物の焼却
  • 国または地方公共団体がその施設の管理を行うために必要な廃棄物の焼却
  • 震災、風水害、火災、凍霜害その他の災害の予防、応急対策または復旧のために必要な廃棄物の焼却

が「例外」である、ということになっているようなのです。
(出典:火災とまぎらわしい行為等の届出について

「落ち葉焚き、キャンプファイヤーその他日常生活を営む上で通常行われる廃棄物の焼却で軽微なもの」は、野焼き禁止の例外なのです。

軽微な焼却はオッケーです

事実、僕がいま住んでいる家を譲り受けるまで、前オーナーさんは刈った雑草や剪定した木の枝や廃材などを「焼却処分」されていました。

風呂がゴエモン方式だったのですよ。

これ、おそらく「日常生活を営む上で通常行われる廃棄物の焼却」だということですよね。
そうしないと、お風呂を使うことができないのですから。

萩市のWebサイトでは例外として「落ち葉焚き」「キャンプファイアー」を上げていますが、いろいろ見てみると、

一般家庭における木くずや木の葉等の焼却(一般家庭の可燃ゴミであっても生ゴミ、紙類、プラスチック、ビニール等を焼却することはできません。)、風呂炊きや暖をとるための薪や木くずの焼却、バーベキュー、キャンプファイヤーなどが該当します。

といった記述をしている自治体もあるようです。

ただ、一様に、

  • 近隣の方になるべく配慮して行いましょう
  • 火の始末に気をつけましょう
  • 一度に多くのものを燃やさないようにしましょう

という記述がされているようです。

でも、僕にとっては「軽微な焼却がオッケー」なだけで十分なのです。

我が家の敷地は四方八方を樹木に囲まれているのですよ。
庭にも多くの植栽が植えられています。

春から夏にかけては、雑草に覆い尽くされますし、秋から冬にかけては落ち葉でいっぱいになるのです。
これらをすべて「燃やせるゴミ」として処分するのは無理がありますよね。

ゴミ袋が何枚あっても追いつきませんしね。

落ち葉焚き用のピットを作りました

法律文を読んでも、どの程度の量ならば禁止なのか? また日常生活の範囲内としての例外に該当するのか? 明確な線引はなされていません。

前例として、前オーナーがゴエモン方式で風呂を沸かしていたのですから、その程度ならば、ヨシということにしようと思います。

冬になると、薪ストーブで暖を取られるご家庭もあるでしょうしね。
「そのくらいの焼却に目くじら立てる人も、そうそういないだろう」と思うのです。

なので、なんとなく常識の範囲内で、かつ近隣の方々との折り合いをつけながら焼却処分をしていこうと思っています。
というわけで、そのへんにあるコンクリートブロックを使って、即席の落ち葉焚き用のピットを作ってみました。

即席で作った落ち葉焚きピット

即席で作った落ち葉焚きピット

できるだけ、近隣の家から離れたところに。
ピットの正面に見えるのは裏の竹やぶですし、隣は田んぼ。最寄りの家から少なくとも20メートルは離れているはずです。

ところが「さあ、そのへんの枯れ草でも燃やしてみるか」と思いきや、僕はタバコを吸わないので、ライターを持ってない…。
次回スーパーに買い出しに行くついで、100円ライターを買ってこようかと思います。

あとは、実際に運用してみながら近隣の反応を見てみるしかありませんね。ダメならダメで、次の手を考えるか…。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。