ゴメンそれ、1時間仕事になっちゃうんだけど
2020.11.16
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。涼しくなったいま、なんの躊躇もなく自転車に乗って街なかに出かけていますが、つい二ヶ月くらい前までは、外出するたびに汗だくになってて、出かけることがイヤで仕方なかったんです。東京時代のように近所ですべてが済む環境じゃありませんしね。
写真じゃなくて、スキャンデータを送ってくれない?
誰かに、書類を送らなければならないことってありますよね。
だいたいが手元にあるデータをメール添付で送ればことが済むのですが、問題は僕の手元にある書類が「紙」の場合です。
そんなときの選択肢って、
- スマホで写真を撮って、PDF化してデータを送付
- スキャナーでデータ化してデータを送付
- コピーして、複製されたものを郵送
- 「要返却」って添えて、原本を郵送
くらいのもんでしょうかね?
「宅配便業者に集荷に来てもらう」なんてのもありそうですが「では、4時から6時の間にお伺いいたします」なんて言われようものなら、その間ずっと「呼鈴」の聞こえる状態でいなければならないので、そういうのって結構なストレスになるのですよ。
できれば、ひとりで動いて作業を完結させたいのです。
できれば「スマホで撮った画像データを送る」で済ませたいのです。
ところで今、みんなスキャナーなんて持ってます?
僕はもう10年以上前に捨ててしまいました。
ちょうどコピー機とFAXを破棄した頃と同時くらいじゃなかったかな…。
このブログで何度も書いてるように、僕はこの2020年8月に東京都江東区から、山口県萩市に移住しました。
同時に僕が所有して経営している会社も本社移転させました。
そのときに税理士に登記簿の全部事項証明書の送付を求められたのですよ。
それは「この法人は、本社が移転したので納税地が変わりますよ」という手続きをしてもらうためですね。
そのときに、いつものように登記簿の写真を撮って、1枚のPDFにまとめて送付したのですが、税理士から「PDFじゃなくて、スキャンデータもらえません?」って連絡がきたのですよ。
「なんで?」と聞くと「読めなくはないけど、ちょっと不鮮明だと感じられる可能性があるかも」と。
そこで始まったのが「え、今どきスキャナなんか持ってないよ」です。
コピーして郵送して、1時間
結論から言うと、東京の税理士事務所から登記簿の電子データって法務局から取得できるんですよね。
それを使って「納税地の異動の届出」を済ませてくれたようです。
その間の「あ〜でもない、こ〜でもない」の間に先方が提案してきたのが「登記簿コピーして、それを郵送してもらえませんでしょうか。それなら絶対大丈夫」というものだったのですよ。
これ、東京時代には何度かやったことあるんですよね。
東京で住んでいたマンションは、棟内に1枚10円で使えるコピー機があったし、受付カウンターがあって、そこで切手も売ってたし宅配便の受付もしてたんです。
生活上のいろんなことをサポートしてくれる人が9時5時くらいで常駐していたのですよ。
郵便ポストも歩いて2分くらいのところにありましたしね。
なので「コピーして郵送ね、オッケー。今日中に済ますから、たぶん明日着きますよ」みたいに軽く請けてましたね。
ところが、ここ萩の家に来てからはちょっと様子が変わったのですよ。
まず、コピーを取り、切手と封筒を買うためはコンビニに行きます。
自転車で7・8分でしょうかね。途中に坂があります。
行って帰ってくると20分ってところでしょうかね。
自宅で、封筒詰め宛名書きをして郵便ポストに向かいます。
最寄りの郵便ポストが徒歩5分くらい。自転車で行ってもいいのですが、道程のほとんどが坂なので徒歩のほうがいいのです。
往復で10分ですね。
タイトルで書いたように「1時間仕事」というのは、少々大げさですが「仕方ない、やるか」と心を決めたり、「コンビニから帰ってきたばかりなのに、またポストまで行かなきゃいけないのかよ」と悪態をついたり愚図ってる時間を含めれば「まあ、そんなもんかな」とも思います。
なので、税理士には「東京じゃないんだよ、萩だよ。コピーして郵送したら、1時間仕事だよ」とゴネつつPDF提出を強行してもらうように伝えました。
顛末は、前述のように法務局から電子データを取得して、それを使って届出をしてもらったので、僕が送った写真PDFで有効だったのかどうかは謎のままです。
「最初っからそうしてくれれば良かったじゃん」なのではありますが、それだとこのブログ記事は生まれていないので、結果オーライってとこでしょうかね。
郵便ポストが目的地な感じ、イヤ
この一連のグダグダが起こったのって、先々月(9月)くらいのことなんですよね。
それを今(11月)、「なんであんなに抵抗したんだろう?」って思い起こすと、単純に「暑かったから」だと思うんですよね。
今なら、さほどイヤな感じもなく「わかりました、コピー送ります」って言ったと思うのです。
そりゃ「メンド臭いな」くらいのことは思ったでしょうけどね。
ただ、コンビニに行ってコピーを取るところまでは「仕方ない」と思ってましたね。
あの当時、炎天下の中いろんな事務手続きをしてましたからね。
コンビニで印鑑証明や住民票を取る機会って何度かあったのです。
「まあ、この時期の引っ越しを決めたのは自分だしな」という気持ちもありましたしね。
ただね、僕はなんとなく手に封筒なりハガキなりを持って、それを投函するためだけに歩いていく時間がイヤなのですよ。
しかも、それに加えて「夏」ですからね。
手の汗で封筒が湿らないように、端っこを持ってみたり、ケツポケに入れてみたり、やっぱり手に持ってないと不安だから、もう一回手に持ち直したり。
道中「切手を貼り忘れてないよな」とか「宛名、間違ってない…。自分(自社)の所在地、書いてる…」とか、「必要なもの、全部入れたはずだよね」などなど、要らぬ不安にかられ続けるあの時間帯がなかなか苦手なのです。
それでも、東京時代は「手紙出したら、数10メートル先のコンビニでサンドイッチと飲み物、買お」とか思いつつ出かけるので、いくぶん気は晴れたのですが、ここ萩の地では、最寄りの郵便ポストを目指すかぎり、手紙を出す以外の寄り道はできないのですよ。
ホントに手紙を出して帰ってくるだけなのです。
夏場だと、それで汗だくになるのです。
秋から冬に向かう今ならば「どうせだからスーパーにも行っとくか、たしか途中に郵便ポストあったよな」みたいな考え方ができるんですけどね。
何が言いたいかというと「今年の夏、暑かったよね。外出のプレッシャー、ハンパなかったね。田舎で徒歩&チャリ生活とか、死にそうだったよ」ってことなのです。
「やはり田舎は車社会だよな」ということを身を持って体験した夏でした。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。