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生活環境が変わると、服装選びにちょっと困る

2020.12.08

こんにちは、萩ドットライフ()です。

田舎の人って、車で生活している人が多いので、あまりコートやダウンを着ている人を見かけませんよね。徒歩&バスで生活していると思しきお婆ちゃんは、モコモコした格好で出歩いてますけどね。僕も今は自転車生活をしていますので、モコモコ組です。

着るもの選びに、戸惑う

ここ数週間「12℃+服装」といったワードでググることが増えています。
テキトーなサイトを見つけて「そっか、もうそろそろコートを着たほうがいいな」とか「ダウンはもうちょっと先か?」みたいな判断をしています。

長年、自宅に閉じこもって作業をする人だったので、僕は気温の変化に服装を合わせる能力に欠けているのです。

だいたいが、家の中にいるときの感じで着るものを決めちゃうものだから、街を歩きながら「寒っ。もう1枚中に着てくりゃよかったな」とか、暖房の効いた室内の中で「暑っ。マフラーなんて手に持ってるの、オレだけじゃん」なんてことが、ものすごく多いのです。

東京のマンションで暮らしている頃は、窓から街を見下ろして「上着を着てる人が増えたなあ」とか「ニットキャップ率、高めか」などと参考にしたり、それでも自信が持てないときは、1階のメールボックスを覗きに行ったり、ゴミ捨てに行きつつ他の住民の服装を見て、自分の着るものを決めていたものでした。

「今日は、長時間屋外にいることになりそうだな」とか「マンションから駅まで持てば、あとはずっと地下から直(ちょく)で屋内だな」などなどの要素も、それに加わるんですけどね。

こんな感じで、数十年間にわたって出かけるときの服装を決めていたのですが、今年からちょっと様子が異なるのですよ。

このブログで何度も触れていますが、この2020年8月17日から山口県萩市に移住してきています。
(参考:きょう僕は、山口県萩市に移住します

街の中心部からちょっとハズレたところにある築56年の古い家を買いましたので、窓から外を見ても視界に入るのは山や雑木林ばかり。街の様子は一切わかりません。

それで冒頭に書いたように「気温+服装」でググったりするんですね。

田舎の人って、着てるものがまちまちですね

僕はいま、自転車で生活しています。

自動車の販売店を経営している高校時代の同級生に「手軽な軽トラ、あったら手配して」と頼んでいて、先日「こんなのどう?」と見せに来てくれたのが、ホントに手軽な金額+そこそこの状態だったので、「うん、これもらうわ」ということにしたので、そろそろ自転車生活ともお別れなのですが、とりあえず今はまだ自転車生活者です。

家が坂の上にあるので、出かけるときはまず坂下り。正面からの冷たい風を受けることから始まるのですよ。
どうしてもググって見つけた服装よりも、少し厚着になりがちですよね。

そして、目的地まで5〜10分自転車を漕ぐことになりますし、帰りは逆に上り坂になりますので、家に着いたらじっとりと汗ばんでいることがよくあります。

この時期はだいたい、部屋着に毛の生えたようなファッションの上にベントコートを着て、ニットキャップを被って出かけることが多いです。

ただ、スーパーの中とかで周りを見渡すと、結構薄着の人が多いんですよね。

理由は明確です。
みんな、車移動だからですよね。

駐車場から屋内までの数秒から数分間だけ寒さに耐えればいいので、上着やコートなど必要ないのです。

逆に、自転車や徒歩移動の人は、モコモコですね。僕もモコモコグループです。

僕が萩に移住する前に、2年間ほど東京との二拠点生活をしていたのですが、その頃から感じていました。
コート着て、革手して、革靴履いて徒歩移動してる人なんて、ほぼいません。

よ〜く注意して見ていると、市役所や総合庁舎近辺で観測することができますが、なんとなく「よそから来た人なのかな」という印象を受けます。

朝ラン中に、近所の小学生や中学生とすれ違うこともあるのですが、シャツ1枚だったりしますね。
小学生なんて、半ズボンだったりしますしね。

おそらく僕たちが小学生・中学生だったころよりも、教室の環境がいいんでしょうね。
子どもは、東京でも似たようなもんでしたかね。

でも、白いシャツ1枚で通学バスを待ってる高校生もいたりして「どうなってるんだ?」なんて思ったりもしますけどね

生活スタイルが変わると、身につけるものも変わる

まだ田舎暮らしを始めて半年も経っていない僕がいうのも僭越ではありますが…。

よく「田舎の人はひと目を気にする」っていいますよね。
まあ、気にする内容は多岐にわたるのでしょうが、こと服装に関しては、思い思いな感じですよね。

「ファッションへの関心」みたいなのとは、ちょっと違った意味合いで…。

前述の通り、人によって移動手段がまちまちということもあるし、出掛けに窓から街の様子を見て決めることができる人も限られてますしね。

あまり「人のふり見て、我がふり直す」が効力を持たないのですよ。

今は晩秋から冬に向かっている季節なので、冬のことを書きますが、僕がまだ子どもで萩で育っていた時代、初雪は11月でした。
11月3日の文化の日に天神さまの祭りがあり、その日に「初雪が降る」ということになっていました。

おそらく多少の前後はあったはずなのですが、周囲の大人が「天神さまの日に雪が降る」って言っていたので、僕もそう思っていました。
そのあとに小春日和もあったりもして、寒暖を繰り返していたのでしょうが、なんとなくその頃から「冬」を感じるようになっていました。

なので12月といえば、もう紛うことなき「冬真っ只中」でしたよね。
「あと何日で冬休み。ホワイトクリスマスだ、雪だるまだ、凧揚げだ」「年賀状書かなきゃ」ってムードでしたからね。

でも、ここ数年。年内に雪が降ることってめったにありませんよね。
せいぜい「初雪が観測されました」って、ニュースで知るくらいでしょうかね。

寒い地方は、ぜんぜん状況が違うんでしょうけどね。

東京以西というか以南では、もう誰も「暖冬だね」って話題にしなくなるくらい、冬が暖かくなりましたよね。

僕は長いこと、あまり外出しない生活をしていたし、周りを見渡してから自分の着るものを選ぶクセがついていたので、いつの間にか勘が狂ってきちゃってるんですよね。

しかも、断熱効率が良かったマンションから、グッと冷え込む古い一戸建てに引っ越してきたものだから、ちょっと寒がり体質になっているような気もします。慣れの問題でしょうけどね。

こないだ、友人が来たときにも僕がベンチコートを来ているのに対して、彼は長袖シャツ1枚でしたからね。
かと思えば、ゴミ捨て場で会うオバちゃんは、10月くらいからモコモコした上着を来てたし…。

これから僕も車を使って生活するようになります。
だんだんとコートとかマフラーとかを使わない生活になるんだろうな、なんてことも思います。

そういや、萩に移住してきてから1度も革靴はいてないな…。
引越したときのまま、箱から出してもいません。

「また履こう」と思ったら、もう一度慣らしから始まるんでしょうね。
生活スタイルが変わるって、こういうことなんですよね。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。