三寒四温って春に向かう時期のことじゃなかったんだ、へぇ
2021.02.24
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。三寒四温って、冬の寒さがだんだんと緩んで春に向かうときに使われる言葉だと思っていたのですが、そうじゃなかったんですね…。田舎で暮らしをはじめて、季節が強く感じられるようになり、だんだんと生活が変わっていってることに気づいています。
ちょっと暖かくなったと思ったら…
ここのところ数日、昼間はエアコンだけかもしくはそれも止めて、室内ではスエットの上下で暮らす日々が続いていました。
「朝ランのときにも手袋要らなくなったし、だんだんと春に向かってるな」なんてことを思っていたものです。
かと思うと今朝は布団から出した腕がしびれるような寒さで目が覚め、お天気アプリを見ると外気温2℃。
今また、ホットカーペットもオイルヒーターも付け、フリースを着てPCに向かっています。
「そうだ、温かい日と寒い日を繰り返しながら、だんだん春に向かっていく。こういうのを三寒四温っていうんだったよな」
「今日のブログのテーマはこれにしよう、萩で暮らし始めて初めて迎える季節だしね」
なんてことを思いながら、筆を執りつつ、まずは「三寒四温」についてググってみると、いきなり出鼻をくじかれました。
いちおう、僕の認識と実際の意味が合ってるかどうか怪しい言葉に関しては、事前に調べてみるのですよ。
今回も「三寒四温って、これで合ってるよね」と、ちょっと心配だったのです。
もともとは、冬の気候のことだったんですね
するといきなり「本来は冬の気候の特徴として使われたが、最近では春先に使われることが多い」と…。
三寒四温:
三寒四温(さんかんしおん)とは冬季に寒い日が3日ほど続くと、そのあと4日ほど温暖な日が続き、また寒くなるというように7日周期で寒暖が繰り返される現象。朝鮮半島や中国北東部に典型的に現れる現象で、日本でもみられる。一般に寒い日は晴れで、暖かい日は天気が悪い。日本では本来は冬の気候の特徴として使われたが、最近では春先に使われることが多い。
出展:https://ja.wikipedia.org/wiki/三寒四温(2021年02月24現在)
へぇ、もともとは朝鮮半島や中国北東部の冬の気候の指して使ってたんですね。
僕はずっと、冬から春に向かっていく間の寒い日と、暖かい日とを繰り返す現象、季節の変わり目に使う言葉だと思っていました。
秋から冬に向かっていく季節には「一雨一度(ひとあめいちど)」なんてことを言いますよね。
「1回雨が降るごとに、気温が1℃下がりながら、冬に向かっていく」みたいな意味ですね。
あれの「冬→春」版かなあ、と。
そういえば、季節の変わり目を表す言葉として「春→夏」「夏→秋」って何かありましたっけね?
ざっとググって見たのですが、なんか上手い言葉が見つかりませんでした…。
まあ、とりあえずは「三寒四温」という言葉の由来を知れたのでヨシとします。
田舎暮らしをはじめると、はっきりと感じますね
夏から秋、秋から冬に向かうときにも感じたのですが、東京のマンション暮らしをしているときよりも、萩の古民家で暮らし始めてからのほうがはるかに季節の変わり目を鮮やかに感じますね。
自宅の敷地内に前庭と裏庭、2つの庭があり、周囲を田んぼや雑木林に囲まれ、立地が山の登り口なので当然つねに山が見えています。
視覚的な景色の変化を感じやすいのです。
また、暮らしている家が、半年前まで使っていたRC作りのマンションとは大違いなのです。
なにせ、なにせ築半世紀を超える土壁の家ですからね。
マンション時代からそうなのですが、僕は就寝中もエアコンをつけっぱなしなのです。
掛け布団は羽毛布団1枚で、毛布を使いません。
室内の温度は15℃程度に保たれています。
ところが、いま使っている家は、外気温が下がると壁・床まわりから冷気が襲ってくるのです。
(参考:築56年の土壁の家、寒いっ! )
しかも、ベッドを外気と接する土壁側に置いているので、室温はさほど低くなくても、局所的にとんでもない冷たさになってるんですよね。
この「視覚的な変化」と「外気温の影響」によって、東京で暮らしているときと比べて、はるかに季節の移り変わりをはっきりと感じられるようになりました。
服装による体感温度の調節が、すごく重要
「昨日はヒートテックの上からフリース羽織って、部屋中の暖房機器をすべて使って過ごした」
「今日はロンTの上からスエットの上下を着て、家中の暖房器具すべて消してる」
みたいな季節を迎えています。
PCを置いている作業台の端っこに、温度計付きの時計が置いてあって、頻繁に観ながら温度調整のヒントにしています。
ただ、ちょっと室内温と体感温度が合ってないんですよね。
温度計は16℃なのに、十分快適だったり、23℃もあるのに、なんとなく寒かったり。
おそらく床・壁・障子を通してくる冷気の影響もあるのでしょうが、なによりも服装の影響が大きいように思います。
先日投稿した「田舎の冬は、服装がたいせつ」でも触れたように、東京時代の僕の室内着なんて「Tシャツ+短パン」と「スエット上下」の2パターンくらいしかなく、あとはすべて空調でやりくりしていました。
この辺も、まだ慣れてないところなんですよね。
初めて萩での冬を迎えて、室内着のバリエーションも増えてきました。
家の中でこまめに羽織るものを着替えて、体感温度の調節をする習慣もついてきました。
1日中、暖房を付けたり消したり、組み合わせを変えたりを繰り返しています。
昨日投稿した「お腹が空いたら、車のエンジンをかける」の繰り返しになりますが、生活の中のなんでもないことの所作や価値観が、ちょっとずつ変わっていっているのを感じています。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。