老言を吐く自分を戒めよう。否定から入らないようにしよう
2018.08.12
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。「他人から認められたい」って感情は、誰にだってあると思うのです。物心付いたときから今までずっとそうです。オッサンになると語彙が増えるからなんでしょうかね? 会話のどこかに「オレを認めろ」的なセンテンスを挟み込みがちになっちゃいますよね。
40歳くらいから自覚してるんです
自覚症状を持ち始めたのは、40歳を超えたくらいからでしょうかね。
会話の中に「オレを認めろ」「オレを大切に扱え」的な話を混ぜがちになるんですよ。言いながら気づいて「アワワ」ってやめることもあれば、翌日に「あれ? オレのあの言い方、典型的なオッサンの物言いだったよな」って改めて気づいたり。
キツいのは「自分は、そういうオッサンでありたくない」という否定の感情が同時に生まれることなんですよ。自分の布団から、父親の臭いを感じたときのようなキモチ。
人は誰でも「自分を認めてほしい」「必要な存在として重視されたい」と思っていますからね。とくに、オッサンになるにつれてどんどん、その思いは強くなるような気もします。無意識に死をイメージしてるんでしょうかね? 体力的だったり、新しいものを吸収するチカラだったり、これまでの実力の衰えを感じて、不安を覚えているのかもしれません。
そして、ことあるごとに「尊重されていないんじゃない?」「大切にされていないじゃん」などと不満を抱くようになるんでしょうね。
僕は50歳代半ばなので、老害ですよ。口から老言が湯水のように溢れ続けていますよ。というとことを前提にした上で、話をすすめますね。
また、こういうのってオッサンでもオバサンでもいいんですけど、僕がオッサンなので「オッサン」を使いますね。
組織人のみなさんのほうが大変かな?
僕はフリーランスだし、作業場には僕ひとりだしなので、あまり老言が他人の耳に届くことはないのですよ。僕がひとりで妄想の中で、そのように振る舞ってることの方が多いのですよね。
現実、地位があるわけではないし、成果物での評価を受けてますからね。対面で会話したとしても、あまり「オレを尊重しろ」って要素を持ってないのですよ。せいぜい年齢と職歴くらいでしょうかね。
僕の老言が嫌ならば、誰も近寄ってこないだろうし、コミュニティから去ればいいだけの話なので。
反面、組織人の方々は大変なんだろうなと思いますよね。
役職があったり、他人を指導する業務があったりして、人格に上下を持ち込みやすい場面が多そうですもんね。
- 「オレを誰だと思ってるんだ!」
- 「オマエが間違っている、口答えするな」
- 「おまえごときに、何がわかるんだ」
- 「うるさい! オレは忙しいんだ」
みたいな定番の暴言に至る下地ができあがってそうな気がしますよね。
オフィス内なんかで、いろんな人たちとコミュニケートしながら業務を進めていかなきゃいけない。
その中で、オッサンが抱く不満の渦を上手に処理できないでいると、まわりに当たり散らしたり、「オレを誰だと思っているんだ!」みたいなことを言っちゃうんでしょうね。
たぶん、いくつかの定型文を自分のアタマの引き出しに入れちゃってるんですよ。
で、まわりから嫌がられちゃうんでしょうね。
「まず否定」をやらない
老言は加齢によるものなので、おそらく完治しないのですよね。
だけど管理(コントロール)は可能だと思っているのです。それも、広く全般的な管理なんてできるわけないし、気になりすぎて自分自身が不快な思いをするだけなので、自分の中で簡単なルールを作って、それを管理の起点にすればいいように思っています。
僕は、否定から入る話し方を意識的に避けようと思っています。
否定せざるを得ず、かつ、対案を思いつかない場合には、その話には関わらずにその場から去ろう、と。
年齢を重ねるに連れ、他人の話に否定で返す人が増える気がしてるのですよ。あくまでも僕調べですけどね。
「でも」「そう言っても」「それが正論なのかもしれないけど」…。
否定から入った方が、自説を披露するチャンスが与えられやすいと感じるんでしょうかね。
SNSでも、年かさの人ほど「好きなもの」よりも「嫌いなもの」を他人と共有しようとしているように見受けられるのです。
組織内の会話だと、自分の重みをアピールしようとしてるんでしょうかね?
「決めるのは自分だ」とか「部下の提案をあっさり肯定するとナメられる」みたいな感情なのでしょうか。
この辺は、自分の立場を守る必要があるのかないのかで変わってきそうではありますね。
僕は、組織人ではないので、このへんの考察が極めて薄っぺらで申し訳ありませんが…。
とにかく僕は「まず否定」が老言の最たるものだと感じているのです。
とりあえずは、自分自身でこれを戒めるようにします。
距離をとることを考えています
結局このブログのテーマである「セミリタイア」につながるのですが、僕は老言治療のために、社会から距離を置こうとも思っているのです。話半分ですが…。
フリーランスですからね、こういうときにスッと実を引けるのも、強みのはずなんですよ。
意見や決断を求められるところにいたくないのです。この職業も、メインクライアントの担当も長いですから、どうしても意見を聞かれたりするのですよ。
いつの間にか「勝手に決めちゃいけない人」になっちゃってるんですよ。僕はいち外注業者でいたいので、煩わしいのです。「そちらの決定に従います」と言ってみたりもするのですが、やはり気を使われたりしてモヤモヤしてるのですよ。
こうなった原因は「長いから」「オッサンだから」だけなので、距離をとって、引退に向かってることをアピールしつつ、ちょっと軽い立場を作りたいのです。
たぶん東京から離れたら、自然とそうなっていくとは思うんですよね。
そうそう。この老言、なにも40代以上の人に限るわけじゃありませんよ。
20代の人と会話をしてて「うぁ、コイツ有段者じゃん」って思うことだってありますから。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。