電話に「謎マナー」持ち込むのやめて
2018.12.28
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。「無礼な人」に腹をたてているワケではないのです。むしろ礼儀正しくに振る舞おうとしてるがゆえに、鬱陶しい感じに仕上がってる人が気になるのです。大雑把にまとめると「いちいち、丁寧にしなくてもいいよ」ってところに集約されるような気もしますね。
基本、電話嫌いです
前提条件として、僕は電話が嫌いなのですよ。
「二人もの人間が同時に拘束されないと、情報伝達が始まらない連絡手段」なんてクソだと思っているのです。
以前「距離を置きたい人」という記事でも、同様のことを書いています。
しかし、その記事内で
それほど嫌いな電話も「ケース・バイ・ケースだよね」と思っています。
相手の反応によって、こっちが発する内容が変わるケース。そして、3〜4往復くらいで結論に至ることが分ってるような場合なら、電話でチャッチャと話した後で「さっきの電話の内容っす」って、チャットワークに残しておいたほうが早かったりしますからね。
とも書いていますので、何が何でも「電話取らない」「電話してくる人と仕事しない」ワケではないのですよ。
通常の連絡手段だと認識していますし、わざとぶっきらぼうな受け答えをして「電話嫌いアピール」をするなんていうこともありません。
僕はフリーランスという身分ですから、仕事の相手に「話しやすい人」と思わせるようなワザは身についけているのです。
「電話が嫌い」であっても、歓迎ムードで電話を受けるくらいのことは上手にできるのですよ。
それでも、誰かが電話をかけてきたことによって、僕は作業の手を止める羽目になっていることは確かなのです。
表面上の朗らかな受け答えとは裏腹に、早く要件を受け取りたいし、早く電話を切りたいのです。
そんな中でも、電話での会話の冒頭で「その前置き要らないから」「で、本題は?」という気持ちにさせられることに苛立ちを覚えることが多いのですよ。
一応、お断りをしておきますが、今回の話は、あくまでも、ビジネス上の電話についてのことですよ。
親しい知人・友人、家族からの電話の場合はまったく構わないのです。
いきなり「なにしてるの?」でもいいし、「暇だから何か話せ」だったとしても、それなりの対応をする準備はあります。
そのかわり「うるせーバカ、今ダメだ」のひと言で電話を切ることもありますし…。
「今、お電話大丈夫でしょうか?」
たぶん、先方は礼儀のつもりなんでしょうね。
「今、お電話だいじょうぶでしょうか?」
『はい』
「ありがとうございます」
要ります? 着電に反応してる時点で、僕は会話を始めるつもりなのですよ。
ダメなら、電話取りませんよね…。それか「今ダメ」ってSMS送ったりしますよね。
これやる人って、クセになってるんでしょうね。
どこかに、こういうの教えてるマナースクールみたいなのがあったりするんでしょうかね?
僕は、電話に出た以上、いきなり本題を聞きたいのですよ。
「おはよう」とか「お世話になってます」くらいの定型句は、あってもいいと思いますが、挨拶で何往復も使うな…と。
これやる人から電話がかかってくると「また『大丈夫でしょうか』『ありがとうございます』が始まっちゃうよ…」と暗い気持ちになって、電話取りたくなくなるのですよ。
冒頭の世間話
いきなり本題に入るのが失礼だと思っているのか? それとも、簡単な世間話で会話のウォーミングアップをしようとしているのか。
本題に入る前に、世間話をしてくる人が苦手なのですよ。
僕はそういうの不要だと思っているのです。「本題お願いします」と話を遮りたくなるくらいです。
「今日は暖かいですね」とか「風が強いですね」みたいな、天気の話程度ならまだしも、僕のFacebookを見て話題を仕入れてるのか「○○に行っておられたんですね、いかがでした?」みたいな話を仕掛けてくる人もいて、ちょっとうんざりしちゃうんですよね。
もちろん、テキトーな受け答えはしますけどね。
本心は「え? あなたとこの話する気ないよ」だったりするのですよ。
「もし、それがマナーだと思ってるのなら、やめてくれ」と、強く思っているのです。
似たようなパターンだと、はじめての電話で、自己紹介の長い人もイラっとしますよね。
途中まで「なんだこれ、営業電話か。サクッと切ろう」と思って聞いてると、自分がやってる仕事の関係者だったり。
逆に、こういう人がいるから営業電話がかかってきたときにも「もしかして、仕事関係の人かな?」という可能性を考えますから、話に少し付き合わざるを得ないし、フレンドリーな受け答えをしなけりゃいけない羽目になっちゃうんですよね。
一応「社長さんおられますか」を営業電話の判断材料にはしてるのですが、そこに到達するまでの時間に耐えられないのですよ。
ただのお礼
これを「謎マナー」に含めて「嫌だからやめて」という文脈で書くべきなのかどうか、とても迷ったのです。ケース・バイ・ケースなのですよ。
僕がやめて欲しいのは、
「テストアップの内容、確認しました。ありがとう」
「メール届きました、ありがとう」
「ご紹介いただいた○○さんとアポ取れました、ありがとう」
みたいなお礼のことなのですよ。
「そんなの、電話をかけて他人の手を止めさせて伝えることか?」「メールかメッセージでいいじゃん」と。
なんとなくその人が「メールやメッセージでは失礼だ、ちゃんと言葉で…」と思ってるだろうことは想像できるのです。
その人は丁寧な、いい人なのですよ。礼儀正しい人なのですね。
でも、そのために手を止めさせられるのは、僕にとっては不快なのです。
ところが、中にはこの「お礼電話」がとても心地よい人が、まわりに何名かいるのですよ。
案件が公開に至ったあとなんかに電話をかけてくる人たちなのですが、僕のアウトプットをとても気に入ってくれてることを上手に伝えてくれるし、「次の案件も一緒に組みたい」みたいなこともさりげなく言ってくれるのですよ。
電話を使った「プチ打ち上げ」みたいなことをして、僕を気持ちよくさせてくれる人がいるのです。
僕としては「もっとくれ!」なので、一概に「お礼電話はやめて」とも言い切れなかったりするのですよ。
案件の座組によっては、関わったメンバーを集めて飲み食いする、「本当の」打ち上げを企画されるよりも、はるかに心地よかったりしますからね。
蛇足ではありますが、この記事の流れで、最後にもういっこ付け加えるとしたら、電話で「おはようございます」「お疲れさまです」と、短い挨拶から始まるのはいいけど、メッセージやチャットでは「それ要らん」と。そう思っています。
メールでは……。なんか「要る」で定着しちゃってますね。
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