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遠近両用メガネの使用をやめた理由

2019.01.04

こんにちは、萩ドットライフ()です。

この2年間、外出用の「遠近両用メガネ」と、室内作業用の「近近メガネ」を使い分けていたのですが、先日、新しいメガネを作るタイミングで「遠近両用メガネ」の使用をやめてみることにしました。実はそれほど効力を実感してなかったのですよ。

2年前から「近眼用」「遠近」と「近近」の3本使いだったのです

10代の頃から近眼で、ずっとメガネを使っていたのですよ。
後述しますが、老眼を感じたのは、早かったかもしれません。30代の後半には「あれ? ピントの合い方が遅いな」という症状を感じてましたから。

40代後半になってからは、逆に手元の作業はメガネが要らなくなりました。
今もそうですが、手元の資料を読んだり、スマホの操作、ベッドに寝そべっての読書は、裸眼が一番なのですよ。
はじめて「遠近両用メガネ」を作ったのもこの頃でした。
このときはまだ、外出時も室内作業もこれ1本で生活してたんですよ。

50代になったくらいから、室内での作業がツラくなりました。
遠近両用メガネでは、PCにピントが合いにくくなったのですよ。

僕は、1日のほとんどをPC前で過ごします。
50〜60cm程度の距離にPCが3台と、20〜30cmの距離にときどき紙の資料を置くことがあるくらいでしょうか。

PCにピントが合わないと、1日中苦痛なのですよ…。
これをきっかけに「近近レンズ」のメガネを作りました。

僕の作業場は、東京の作業場は5畳、山口県萩市の作業場は6畳の部屋なのですが、その範囲ならば、快適に過ごすことができます。
ただ、オフィスに出勤される方は、これだとキツいかもですね、ちょっと距離が離れると、近眼の人が裸眼でいる状態になりますから。

当然、僕も外出時には、遠近両用メガネに掛けかえていました。
今回やめたのは、この外出用の「遠近両用メガネ」なのです。

そして、もう1本の「近眼用」は「ランニング用」です。
僕は週に3〜4回、朝ランニングをする習慣があるのですが、このときに、かつて使っていた古い近眼用のメガネを「ランニング用」として使っているのですよ。

汗でフレームがベトベトになったり、涙でレンズが汚れるのがイヤで使い分けているのです。

遠近両用メガネの使用をやめてみました

室内で近近レンズのメガネを使用するようになって以降、遠近両用の効果を感じなくなったのですよ。
前述の通り、僕はずっと室内にいますので、ほぼ近近用メガネを使っているのですね。

遠近両用メガネは「外出用メガネ」なのです。

その上、外出時に何か手元のものを見る場合、たとえば、

  • スマホ操作
  • 商品パッケージの文章を読む
  • 書類サインをする

などの場合は、結局メガネを頭上にずらして、裸眼になるのが一番なのですよ。

数日間、外出時にはランニング用の近眼用メガネを使ってみました。
これでまったく問題ないのです。

結果、年末に新しいメガネを作ったのですが、そのときに「遠近両用、やめてみます」ということにしました。

眼鏡店の方は「やめて、また戻られる方も多いですよ」とおっしゃっていましたが、僕の場合、古い近眼用のメガネで数日試した上での判断でしたし「大丈夫です、一度これで試してみます」ということにしてみました。

新しいメガネを使って、1週間が経ちますが、今のところ問題はありません。
ただ、駅や空港、大きなオフィスなどには訪れていませんので、そのへんが少し気がかりではありますが。

30代後半から老眼の自覚症状があったのです

僕は、自分の老眼に気がつくのが早かったのですよ。
最初に「あれ? ピント合うのがちょっと遅れるな」と感じ始めたのは30代後半くらいでした。

当時は、メインの作業機はデスクトップPCで、モニタまでの距離は60〜70cm程度の距離でしたでしょうか。
かつ、いろんな指示がFAXで来ていた時代でしたから、手元の紙とモニタとのピントの往復が多かったんですね。

最初は「目が疲れてる」と思っていました。
デザイナーですから、ずっとモニタを見ていますからね、もともと目が疲れやすい職業ではあるのですよ。

「だから早い時期に老眼が発症したのかな?」などと思うこともありますが、因果関係は謎ですね。

フリーランスの人、眼科検診行ってます?

「眼のはなし」のついでなのですが、もし、この記事にたどり着かれた方で、僕と同じ境遇の方、40代、50代のフリーランス、もしくは自営業の方がおられましたら、眼科検診に行かれたほうがいいですよ。

僕は、内科と歯科には定期的にメンテナンスに行っていたのですが、眼科には行ってなかったんですよ。

数年前に結膜嚢腫(白目にゼリーみたいな膨らみができるんです)になって、眼科で切除してもらったんですが、そこで眼圧が高いことが判明したのですよ。
ほっとくと、緑内障になるリスクが上がるんですよね。

緑内障というのは、視野が欠落する病気で、一度欠けると回復しません。
なので僕は今、半年に一度、眼科に行って視野検査してもらっています。

たぶん、サラリーマンの方だと会社の健康診断に「眼科検診」も含まれてたりするんですよね。
僕もずっと、区の検診には行ってたのですが、眼科検診ってやってなかったんですよ…。

フリーランスの方、そしてご同業(デザイナー)の方、眼科検診行った方がいいですよ。

そして、もうひとつ。
50代にもなると、老眼は当たり前ですが、ちょっと体調が悪いときには、さらに目の焦点が合いにくくなったり、ずっとモニタを見てるのがツラくなったりすることが増えてきます。

デザイナー(他の職業もそうでしょうが)って、何かを考えてるときも、手を動かしてるときも、モニタに集中している(=ビジュアルを意識している)のが職業ですよね。
僕の場合、目が原因で「この職業続けるのキツいな」と感じ始めたのです。

僕は、この仕事をやめるときは

  • 要求に応えるための引き出しが空になる
  • 新技術に対応するチカラがなくなる
  • なんか知らんが嫌われる

のうちのどれかだろうと思っていたのですが「モニタを観続けるのがキツくなる」って、10年前には想像すらできていませんでした。

これ、ワリと深刻な問題ですよ。目の健康にはご注意を。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。