「自分でやってみろ」って、オッサン・オバサンにこそ言いたい言葉
2019.02.15
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。若い人々に対するアオリって、ネット上に溢れてますよね。「いいぞ、もっとやれ」と傍から眺めているのですが、僕らオッサン・オバサンも言ってるだけじゃなくて、たまには自分らでアオリ合ってもいいと思うのですよ。まだ身が残っているのです。
「社会への恩返し」とか考えてる…?
50代も中盤になりましたし「なんだかんだ言っても、デザイナーという職業とか、広告業界・IT業界がオレを育ててくれたな…」みたいなことを考えることも増えてくるのですよ。
「よりよいカタチで後からやってくる連中にバトンを渡すって役目もあるのかな」などなど。
こういうのって、自分が職業人としての使命を終えようとしてることになんとなく気づきはじめて、新しい居場所が欲しいもんだから「次の世代に伝える仕事を」とか考え始めるような気もするんですよね。
だから、業界をリードしてきたような大スターも、どうにかこうにか仕事にありついてきたような、うだつの上がらないオッサンも等しくこういう考えに至るもんじゃないでしょうか?
又聞きの話ではありますが「自分の職業人生を本にまとめたい」と考える人も多いようですよ。定年退職と時期を前後して、そういう原稿を出版社に持ち込む人が多いという話を聞いたことがあります。
僕は決して悪い話じゃないと思うんですよね。
「自分ごときの人生なんて」「なんかありきたりで恥ずかしいよ」とか言いながら、やりたいことができないまま時間が過ぎていくよりも「ダメ元でやってみたほうが、いいんじゃないすかね」と考える派です。
人生のイベントをコンテンツ化してみる
僕がこうしてブログを書き始めたのも「次の世代に向けて」的な欲求を満たす役割も含まれてるような気がしています。
業界で有名な方なら、大学で講座を持つような話もあるでしょうし「セミナーやりたい」「高校や専門学校に社会人講師として呼ばれたい」みたいなケースもあるかと思います。
やりたければ、絶対にやったほうがいいに決まってるんですよ。
でも、それだけじゃつまんないように思うんですよね。
職業人として得たものを社会に還元する方法なんて、いっぱいあると思うのですよ。
特に今はネット上にどんどんコンテンツを投入できますから「本にまとめて」とか「セミナーを開いて」みたいな古いフォーマットだけじゃなくて、各自が思いつく「こんなの面白いんじゃない」をどんどんトライアルできる環境なのですよ。
僕たちが今、向かい合ってる「職業人のキャリアに、ひと区切りつけようとしている状態」って、ワリと面白いコンテンツだと思うのですよ。
特にサラリーマンにとって「定年退職」って、人生の一大イベントなんじゃありませんか?
僕はフリーランスなので、想像でしかありませんが…。
ちょっとした「人生のイベントをコンテンツ化してみる」大喜利をやって、みんなで遊ぶと楽しいような気がしているのです。
別に相談してるわけじゃないよ
このブログでもたびたび書いているように、僕は今、セミリタイア生活や二拠点生活をはじめて環境を変えている最中です。
先日投稿した「非IT作業に取り組みつつ、ITとデザインのことを見直したい」で書いたように、今までやってきたことを地域貢献に使ったり、「こういう場面であると便利だよね」「お金になるかどうかは、あとから考えよっか」みたいなトライアルをして遊びたいのですよ。
そして、ことあるごとに「こういうのやりたい」という話をしています。
単純に、今後取り組みたいことの説明というか報告ですね。
そういう場面で気になるのが、アドバイスしようとしてくるヤツなんですけどね…。
かなり前に『「教えてくれ」って言いたがる人に近づきたくない』という記事を書いたことがあるのですが、同様に「何かにつけてアドバイスしたがる人」にも近づきたくないのですよ。
これね、僕の同級生に多い気がしてるんですよ。
僕の世代がそいういう特徴をもっているのか? それとも同級生と言うものはそういうもんなのかは謎ですが、なんとなくそれが同窓会的なものから遠ざかる理由になっています。
(参考:同年代だけでつるもうとする感じに馴染めない)
それでも他人と対話したい
それでも、僕が考えている「やりたい」を他人に伝え続けたいのは、たまにすごく楽しい時間になることがあるからなんですね。
他人の「やりたい」を聞くときもそうです。
僕の「やりたい」を、他人が「萩ドットライフさん的な方向性だと、こういうのも面白いんじゃないですか?」って広げてくれる感じ。そういうのがとても心地いいのですよ。
これまでにモノを作ってきた人や、作ったことがある人との会話でそういう感覚になることが多いですね。
たぶん僕が何かを作る前提で「やりたい」を発想してるからなんでしょうね。
でも前述の通り、作ったことないやつが、作った気になってて、そいつがあれこれとアドバイスめいたことを言ってくるのウザく感じるのですよ。
本人に悪気がないのは重々わかってるんですけどね。
だから「自分でも何かやってみたらどうです? 楽しいですよ」と言いたいのですよ。
特に同年代の人々にですね。
それが「本を書く」「セミナーを開く」的な、古いフォーマットでもいいじゃないですか。
50代から定年前後くらいのオッサン・オバサンたち。互いにアオリ合うと、面白いコンテンツがいっぱい出てくる世代だと思うんですけどねえ…。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。