仕事をやめた後のこと
2019.04.09
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。「オレ無職になるんだよ」というと、ほぼ確実に「その後、どうするの?」という反応が返って来るのですよ。それに対して今のところ「いろいろやってみるよ」としか返せないのですが、それが一番誠実な返答なのです、ということの説明です。
「今、セミリタイア中なんですよ。運用中の案件終わったら、無職になります」と、それほど仕事で絡んでるワケじゃない、知り合い程度の人に伝える機会がポツポツと増え始めています。
そして「無職になったら、最低1年以上は長期休暇取るんですよ」くらいのところまでは言いますね、それ以降の「やりたいこと」に関しては、座の反応次第で「盛り上げる」か「テキトーに濁す」かを判断するようにしています。
ほぼ確実に「その後、どうするの?」という反応が返って来るに決まってるんですが、座ごとに微妙な空気の違いってあるんですよね。
だいたいの場合、このブログで書いているような、あ〜でもないこ〜でもないと迷ってる話をするんですが、つまんない絡み方をしてきそうな人がいる場では「配当があるから、もう働かなくていいんですよ、そのままリタイアです」とか「親戚の農家、継ぐんですよ」とか、テキトーな嘘ついて話を終わらせることにしています。
10年くらいかける、長いトライアル
「その後、どうするの?」に対する答えって、ちゃんと持ってないんですよね。
このブログで、いろいろと迷い続けてることを記録しているように、自分自身で何も決めていないのですから、当たり前なのですよ。
「まあ、いろいろやってみるよ」としか言えないのですよ。
ボカしてるわけでも、濁してるわけでもなく、本当にちゃんと言葉にしようと思ったら、こうなっちゃうんですよね。
残りの人生を「もっと楽しく過ごしたい」がモチベーションになっているのです。
僕にとって、一番楽しそうなことが、思いついたことを次々と試してみる期間を持つことなんですよね。
「部屋の壁に棚を付けてみる」でも「プログラミング言語を覚えて、Webサービスを構築してみる」でもなんでもいいので、細かいことから、壮大なことまでいろいろとトライアルし続けてみたいのですよ。
10年くらいそれを続けてると、そのうちのいくつかが、メシの種になってくれると思うのです。
こうして、ブログを書いているのもトライアルのひとつなのですよ。
なので「仕事をやめた後」は、流動的であることを全面的に許容する時間を得ることが、すごく楽しいことだと思っているので「いろいろやってみる」としか言いようありませんし、それが正しいのですよ。
だから「そんなことして、失敗したらどうするんだ」的なことを言ってくるやつとは、話を続けたくないのですよ。トライアルなんだから、失敗するに決まってるし、そうじゃなきゃつまらないのです。そもそも、失敗=悪なんて概念がないのですよ。
そういうやつと同席しない工夫はしてるはずなんですけどね…。なかなかパーフェクトとはいかないものなのですよ。
もういっこ、別の自分
僕は、フリーランスのWebデザイナーです。職業人の大部分をこれで過ごしてきました。
社会人駆け出しのころは、サラリーマンとして、営業、倉庫管理、製造工程の管理、商品の箱詰めなどなど、ままごと程度の経験はありますし、グラフィックデザインをやっていたり、フリーになってからは舞台公演のプロデュースもやったりしました。
やはり「僕はWebデザイナーです」が、一番しっくりきますね。20年やってきましたからね。
でも、過去に投稿した記事「在宅デザイナーを20年間やってみた」で書いたように「デザイナーをやめよう」としているのが今なのです。
「デザインはやりたかったけど、デザイナーになりたかったワケじゃなかったんじゃないかな」「オレ、本当は他人と協業する能力に著しく欠けてるんじゃないかな」などと思い始めてるのですよ。
たぶん、モヤモヤと感じている不満と折り合いをつけるために勝手な解釈をし始めてるだけなんですけどね。「ならば、本当にデザイナーやめてみよう。検証してみよう」「収入なくなっても、死ぬことはないだろ」と思ってるし、そう行動し始めたのが、在宅デザイナーを20年間やってみた今、なのです。
僕は今、50代半ばなので、折返し地点を過ぎた人生に焦りを感じてるような気がするのですよ。
「本当はなってたはずだけども、なれていない自分」みたいなものを想像しているのです。かなり拗(こじ)らせているのですよ。
もう一回「オレ、何が好きなんだろう?」みたいなところからはじめてみたいのです。
なりたい職業は、特にありません
「デザインやります(=デザイナー)」「船に乗って魚釣ります(=漁師)」みたいな、職業名の付いてる何かになりたいわけじゃないんですよ。
もう一つ踏み込むと「Web制作」「動画撮影」がしたいわけでもないし「農業」でも「DIY」でもないのですよ。
なんとなく、名前のついていないことが僕のやりたいことのような気がするのですよ。
だから「トライアル」なのですが、例えば、今僕が「軸」にしようとしていることのひとつに「フリーランスの老後」があります。単純に、僕が今ずっと考え続けてることだからなんですけどね。
この過程で「僕が考えたことを、上手に他人に伝えたい」「思いついたことをやってみたらこうなったを、記録して共有したい」みたいなことなのですよ。
だから「その後、どうするの?」に答えにくいのですよ。
これについて会話をするには、まず、同じ言語・宗教・文化・通貨を使って生活している「同じ部族」であることが前提になるのですよ。
違う部族の人には「ノープランで仕事やめるよ。あとは野となれ山となれだよ」としか聞こえないはずなのです。
守備力は要チェック
僕は、守備力(お金を絶やさないこと)に関しては、臆病過ぎるほどにあれやこれやと考えています。
資金的にピンチになってから「お金より自由を選んだ」とか言い出したくありませんからね。
大部分は資産運用に関することなんですが、いくつものパターンで試算済みなのですよ。
これがあるから、攻撃面に関しては、好きなようにサイコロを振り続けることが可能になることは身にしみて感じています。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。