完全リモートワーク化して、まる1年経過
2019.05.06
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。僕にとって「完全リモートワーク」は「セミリタイア」「二拠点生活」とセットで動かしているものなのですが、開始して1年が経過しました。概ね快適だと感じています。これまでも何度かブログ記事にしていますが、ここで一旦、まとめてみます。
フリーランスなので、もともと「リモートワーク」ではあるのです
まず前提として、僕は50代半ばのフリーランスのWebデザイナーです。フリーランスなので、もともとリモートワークをしているのですよ。
その上で、東京にいなくてもいい状態を作りたいために「対面ミーティング」に出席しない体制にしたことを「完全リモートワーク」と呼んでいます。
サラリーマンの方の、経営者の理解の上で成り立つ「リモートワーク」とは、ちょっと様子が違うかもしれませんので、お含みおきを。
(参考:在宅デザイナーを20年間やってみた)
最後にクライアントを訪問したのが、去年のゴールデン・ウィーク明けでしたから「完全リモートワーク」をはじめて、まる1年が経過しようとしています。
その間、仕事関係の人と会ったのは、制作会社の飲み会だけですね。
年が明けてからは、その飲み会も敬遠しています。
僕が「完全リモートワーク」化を求めたのは、
- セミリタイア生活を開始し、その過程でデザイナー生活を終えたいから
- 一定期間の二拠点生活を経て、地方移住したいから
なのです。
これまで付き合いのあった方々と、なるべく仕事の話をする機会を減らそうとしているのですよ。
仕事で「しか」繋がっていなかった人とは、これで縁が切れるかもしれませんが、これはこれで構わないのです。
このブログを開設してから、何度かリモートワークをテーマにした記事を投稿して来ました。
その他にも、異なるテーマについて書いている記事でも、リモートワークに触れていることも多々あります。
(参考:「リモートワーク」タグを付けられた記事の一覧)
僕が今、セミリタイア生活に入った実感を持てているのも、東京と山口県萩市を行ったり来たりの二拠点生活をできているのも「まず、完全リモートありき」なのです。
リモートワークの最大のメリットは「人の気配を感じないこと」
「リモートワークのデメリット」で、
リモートワークのデメリットとして、
- 協業する相手の理解度や能力に影響される
- 他人に相談しにくい
- 人がいない
の3つを挙げてみたのですが、これを書きながら「自分にとってはメリット、もしくは克服済みのことでしかないぞ」と感じました。
と書いていますが、僕にとってリモートワークのデメリットは、何ひとつないのですよ。
また、
とくに「人がいない」は大メリットなんです。僕は、作業場で他人の気配がするのがダメなんですね。
「そりゃそうだよ、オレだって個室とか欲しいもの」ってレベルじゃありません。
他人のキーボードを叩く音とか、咳払い、話す声、椅子のきしみ。気になり始めると、集中力を全部食われて、何もできなくなっちゃうんですよ。
と書いているように、人の気配を感じない作業環境が最高なのですよ。
人の気配を感じるということについて「作業している場所に人がいること」の他に「いついつ、打ち合わせに出向かなきゃいけないな」とか「あ、電話かかってきちゃった」「メール返さなきゃ」「そういやメッセージ来てたな」みたいなことも含むのです。
もともとフリーランスですから「作業している場所に人がいること」については解消できていたのですが、さらに「完全リモート」化によって「打ち合わせに出向かなきゃいけない」をなくすことができ、「電話かかってきちゃった」を極限まで減らすことができています。
コミュニケーションの大部分をディレクターに委ねているのですよ。
連絡の大部分は、メールとチャットです。双方が「これは、電話のほうが速いな」と感じたときだけ、電話でのやりとりが行われます。
「相手の手をふさいでしまう、電話という連絡手段は極力減らそう」という意思は共有できているのです。
少しずつ変わりつつある人間関係
完全リモートワークをしていると、人と会っていないことが常態化するのですよ。
なので、会合に招かれたとしても「付き合いだから顔を出しとくか」という考えが、一切なくなります。
つまらなそうな会合への出席を断るのに、躊躇しなくなるのですよ。
特に予定が入っていなくても「欠席します」と返答することが増えてきます。
決して、人と会うのがイヤなわけではないのですよ。
「この人たちと一緒にいると楽しそう」「こいつが考えてることを、お酒でも飲みながらじっくり聞きたいな」という会合にならば、すでに入っていた予定を変更してでも出席することだってあります。
人付き合いにメリハリが付いてきたような気がするのです。
ある人は「こいつ付き合いが悪くなったな」と感じてるだろうし、別の人は「最近なんだか、積極的に動いてるな」と思ってくれてるはずなのです。
以前「人生の転換期に起こること」という記事を書いたように、文字通り「転換期・転機」なのですよ。自然と人間関係にも影響が及んでいるような印象です。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。