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セミリタイアと世間の目

2019.05.11

こんにちは、萩ドットライフ()です。

セミリタイアすると「世間の目」って気になりますかね? 僕はフリーランスなので、すでに「昼間ぶらぶらしてるオッサン」歴、20余年なのですよ。基本、いっさい気になりません。でも家族の理解はもちろんのこと、最低限の対策は必要でしょうね。

もともと「昼間ぶらぶらしてるオッサン」だから

こうして「セミリタイア」に関連したブログを書いていると、他の人がどんな記事を書いているのか気になって「セミリタイア+ブログ」で検索して読んでみたりするのですよ。

他のセミリタイア・ブロガーの方々は「元々サラリーマンで、定年を待たずに退職。フリーランス、アルバイト、ブログ運営、資産運用などによる収益で生活している」というパターンが一般的なようですね。

なので「セミリタイア生活を始めたら、家族や近所の目が気になる」みたいな記事をよく目にするのですよ。
長らく会社に出勤するのが当たり前の人生を過ごしてこられたので、平日の昼間に自宅にいることに慣れていなくて「自分が他人から不審に思われてるんじゃなかろうか?」と感じるのかもしれませんね。

僕は、もう20年以上前から「昼間ぶらぶらしてるオッサン」なのですよ。
フリーランスのWebデザイナーで、ずっと自宅兼事務所という体制でやってきましたから。

平日の昼間にコンビニ袋を下げてエレベーターに乗ってたり、ランニング帰りで汗だくだったり、近所の公園にいたりするような生活をずっと続けてるのです。

結論から言うと、僕は「世間の目」は、いっさい気になりません。
「慣れ」というよりも、「昼間ぶらぶらしてるオッサン(=フリーランス)」になった20数年前にも、そんなこと思わなかったのです。

立場を明確にしていたからでしょうね

東京で暮らしてるからかもしれません。
とにかく何やってるかよく分からない人って、多いですからね。その上、人口が多いので「昼間ぶらぶらしてるオッサン」が珍しくないのですよ。

おそらく「誰も自分のことなど気にしていない」ような気がするのですよね。

「世間の目」って、実はそんなものどこにもなくて「自分が自分を見る目」のことだと思うのですよ。「自分が何者なのか」が定まらないと、他人が自分を不審がってるような気になるんじゃないでしょうかね?

僕はフリーランスになると同時に法人登記の手続きをはじめましたから、まだ仕事がなくて、文字通り「ぶらぶらしてる」状態のときでも、気分だけは「働いてる」ような気になっていたのです。
「ここで暮らしてるし、仕事もしてる」という感覚でいたので、「世間の目」を気にする必要がなかったように思います。

また、同じマンション内に、他にも「昼間ぶらぶらしてるオッサン」がいましたからね。
住宅街の一戸建てを借りていれば、事情は違ったのかもしれませんが。

フリーランスになった当時に借りたマンションも、その後購入した、現在住んでいるマンションも両方とも、住民同士でよく挨拶するマンションなのですよ。
すれ違うときの眼差しや表情、エレベーター内での会話などから、不審がられてる様子は皆無でしたね。先方がどう思っているかは謎ですが。

今は、東京と山口県萩市で「二拠点生活」をしています。

萩市は人口5万人に満たない「田舎」です。東京ほど「昼間ぶらぶらしてるオッサン」はいません。
それどころか、平日の昼間に道を歩いてる人なんて、老人だけです。

これはこれで、全く「世間の目」なんて気になりません。

そもそも、どうして昼間ぶらぶらしてちゃいけないんでしょう?
どこかしらに「人には職場というものがあって、そこに出向いて労働する」という固定観念が残ってるからなのでしょうね。

僕自身がそうであるように、フリーランスや起業家は少なからず存在しているのですよ。
働き方なんて人それぞれなので、好きなようにすればいいと思うのです。

上にも書きましたが「世間の目」なんてありません。「自分が自分を見る目」があるだけなのです。

「他人のことなんか気にすんな」と思ってはいるものの…

ただ「そこそこの資産形成ができたので、労働を最小化してセミリタイア生活に入る」と言うと、やっかみから批判めいたことを言ってくる人も皆無ではないかもしれません。

あからさまに敵意や嫉妬心をもって非難してくれるのであれば、まだましなのですが、関心がある、または心配するふりをして、ことあるごとに根堀り葉掘り聞いてくるようだと鬱陶しくて仕方ありませんからね。

赤の他人なのであれば、無視すればいいのでしょうが、それが親類・縁者の場合は多少やっかいなことになりますよね。

そういう面倒くさいことを回避するために、法人を持っていたり、事業登録しておいて「仕事やってるよ」というポーズは取れるようにしておいたほうがいいかもしれませんね。

20年以上前にフリーランスになったときもそうだったのですが、僕自身にではなくて家族から情報収集しようとしてくる人がいるのですよ。

セミリタイアを実行するにあたって、まずは家族に理解を得るのみならず、考え方を共有しておく必要があると思うのです。
面倒くさい人を適当にあしらうための言葉みたいなものも、準備していたほうがいいかもしれません。

「自分で好きなようになりたいんだから、ほっといてくれよ」というのが僕の本心なのですが、それを円滑に進めるためにも、無駄なことに意識を使いたくないのですよ。
以前『「フリーランスの老後」をプロジェクト化』という記事を書いたことがありますが、前もって課題を見つけて対策しておく、まさに「プロジェクト」だと思っているのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。