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「やりたいこと」って、成長によって変わるよ

2019.07.14

こんにちは、萩ドットライフ()です。

フリーランスになったときに抱いていた「やりたいこと」が、20数年かけて鮮やかになり、そして褪せていったような感覚があります。そして今「やりたいこと、変わったな」というタイミングを迎えています。次に向かって歩き出したところなのです。

「やりたいこと」は成長とともに解像度が上がります

「オレは、デザインセンスもあるし、面白いことをいっぱい考えられるヤツなんだ」
「だからフリーランスになって、その世界で食っていけるんだ」
を自ら証明することが、ここ20年間くらいの僕の「やりたいこと」でした。

そのために、20数年前の30代半ばのときに独立してフリーランスになりました。

結果、どうにかこうにかメシを食ってこられたし、東京23区にマンションも買ったし、そこそこの金融資産も保有できました。
こじんまりとした規模ではありますが、開業当初に考えていた「やりたいこと」をWebデザイナーというカタチで叶えられたことは、とても幸運だったと思っています。

他にもいろいろと「面白いことをいっぱい」思いついていたはずだったし、いろいろやってみたのですが「アタリ」はWebデザイナーだけでした。
(参考:フリーランスになったころの失敗を記して、平成時代を後にしよう

これまでのフリーランス生活で満足しているのは「やりたいこと」が見つかったこと、そして、それが「やれること」だったと証明できたことなのです。

「やりたいこと」って、自分の成長とともに解像度を上げてきますよ。

冒頭の通り、開業当時すでに「やりたいこと」は思い描いていたのですよ。
そでが、ようやく食えるようになってきて、死なない程度の自信が持てたときに「やりたいことにだんだんと、近づいて行ってるな」と認識できたのですが、若干「やりたいこと」の鮮やかさや、彩りが変わった気がしましたもん。

そして、40代半ばくらいをピークに、少しずつ色あせて行くような感じを覚え始めたのです。

なんとなく別の「やりたいこと」がありそうな気がして来はじめるのですよ。
加齢によって、自分のパワーが落ちてきたことも理由のひとつかもしれません。

「オレにはもっと得意なことがあるんじゃないか」と思い始めたのが、50代にさしかかった頃でした。
ぼんやりと「セミリタイア」とか「地方移住」を考え始めたのもこの頃ですね。

加齢とともに「得意なこと」が変わるのです

みんな「得意なこと」を見つけたり、作ったりするゲームに参加しているのだと思うのですよ。
僕は、自ら望んで「デザインが得意なプレーヤー」として、社会の役割を担っていたのです。

それが、だんだんと崩れていくのを感じるようになったのです。

  • 「太刀打ち出来ないヤツらがいる、たまらん」
  • 「思い描いてるのと、ちょっとズレがあるんだよな」
  • 「ホントの『得意』は、別のところにあるんじゃないか」
  • 「ちょっとバテたよ、休みたい」

などなど、いろんな理由が絡み合っているようです。

「やりたいこと」って「自分が得意だと思うことを、実際に証明したい」だと思うのですよ。

自分の成長とともになのか、加齢によってなのかはよくわかりませんが、得意だと思うことが少しずつ変わっていくと「やりたいこと」も、ちょっとずつ変わっていくんですよね。

もしかすると、脳みその同じところばかり使ってきたから、そこがすり減っちゃって、脳みその別のところを使うように、促してくるのかもしれません。

得意なことを見つけると、嬉しいものなのですよ。
嬉しいので、そのことを無限にやり続けようとするのです。いわゆる「セルフブラック」状態に陥りますよね。
(参考:「セルフブラック」の功罪

ただ、そういう生活を続けてると、バテますよ。
ガス抜き方法を考えるのは、各個人の責任に決まっているのですが、僕にはまったくその能力がありませんでしたね。
上手に「やりたいこと」をアップデートできなかったということなのでしょう。

なので今「やりたいこと、変わったな」というタイミングを迎えているのです。

これが、早いのか遅いのか? また全員に訪れるものかどうか、わかりませんが、僕は今、50代半ばで転機を得ているのです。

次の「やりたいこと」を鮮明にするために行動するしかないですよね

次の「やりたいこと」をイメージしながらセミリタイア生活を始めています。
フリーランスになる前後と同様に、まだボンヤリとしています。

生産的な趣味」だったり「自己完結型(スタンドアローン)の仕事」をキーワードにして、いろいろ考え続けていて、こうしてブログを書き始めたこともその一環だったりするのです。

その前に、少しだけ残している、運用案件がすべてクローズしたら1年以上の長期休暇を取るつもりです。
「次のやりたいこと」は、その間に集中して考えることにしています。
休み明けと同時に、最低2つのことを同時にスタートさせたいのです。それほど、死に物狂いでやるつもりはありませんけどね。

以前「デザイナーは引退しても、デザインは続けるよ」という記事を投稿したことがあります。
なんとなく「自分はデザイナーだ」と職業を固定することに疑問を感じている部分もあるのですよ。

それよりも、はじめてWebに触ってみたときのように、右も左もまったく評価が定まっていないものに飛びついてみたいという欲求が沸き起こっているのです。
(参考:Webはチャチくてダサかった

50代半ばにして、

  • 「やりたいことって、変わっちまうんだな」
  • 「どっぷりとデザインのおじさんになっちまったじゃねえか」
  • 「どうすんだ、これ」

というフェーズに差し掛かっています。

どうしていいかわからないもんだから「セミリタイア」「長期休暇」「地方移住」で、環境をガラッと変えてみようとしているところなのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。