長期休暇の過ごし方。やること、やらないこと
2019.09.07
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。運用している案件がクローズすれば、僕は1年以上の長期休暇に入ります。その間の過ごし方について、「やること」「やらないこと」を整理しておこうと思います。すでにセミリタイア生活がはじまっていますので、それほど大きくは変わらないのです。
僕は現在、50代半ばのフリーランスのWebデザイナーです。
いったん無職になろうとしているので「です」から「でした」への過渡期なのです。
セミリタイア生活を始めているのですよ。
フリーランスなので、サラリーマンの方のように「退職しました、今日からセミリタイア」という区切りの付け方をするわけにもいきません。
前もって新規案件の受注を断り、手元にある運用中の案件をすべてクローズさせたら、晴れて無職になれるのです。
もう週に1・2日程度しか働いていません。なんとなく「いつの間にかセミリタイア生活に突入しちゃったな」という感じで始まりを自覚しました。
手元の案件も、あとひとつを残すのみとなっています。
数ヶ月以内には、晴れて無職になれる予定です。
そうなったら、まずは長期休暇を取ろうと思っています、少なくとも1年間。
「1年間の休暇を取ります」と決めると、10ヶ月目くらいから「あと、2ヶ月で休暇、終わるのか…。何はじめるか早く決めないと」と焦り始め、正味1年間休むことができないので「少なくとも1年」「1年経ったら、次のことを考えはじめる」ということにしています。
大切なのは「時間」と「健康」
かつては「時間」を差し出し、「健康」を毀損させながら、お金を稼いでいました。
そうやって仕事と接していることが楽しかったし、お金をいっぱいもらえることが嬉しかったのですよ。
40代後半にパニック障害を発症したことをきっかけに、高血圧症とか心臓肥大とかがみつかり「いろいろヤバいすよ」ということになった当たりから「いちばん大切なのは健康だな」と思うようになっています。
僕は体育学部を卒業していますので、しつこいほど「健康大切」教育を受けてきていたのですが、自分が健康を損なってはじめて「自分ごと」になった感じですね。
健康さえあれば、お金なんて稼げるし、延々と学習し続ければ稼ぐ効率を上げ続けることだって可能なんですもんね。
ここで触れたい「大切にしたい時間」というのは、自己裁量権のある「時間」のことです。
そろそろはじめる長期休暇のことですが「今セミリタイア中。暇」って言っている今、すでに半分始まっているのですよね。
なので、ほとんど今と変わらぬ状況のままだと思います。
ただ、仕事も収入もゼロになりますので、心理的な影響はそれなりには生じるような気もします。
だんだん減っていく過程でも、それなりにショックを受けていますからね。
(参考:セミリタイア・ブルー。収入が月20万円を下回りました)
ただ、意思なくだらだらと時間を浪費するつもりはありません。
おそらく「何もしないのが、一番の贅沢」という時間の使い方は、僕には向いていないのです。
ただ、時間的な余裕を確保しつつ、興味あることを調べたり、少しずつ始めてみたり、思いついたことの学習を始めるかも知れません。
日頃の食事や運動、睡眠には、今以上に気を使おうと思っています。
長期期間中にやらないこと
こうして、これからやってくる長期休暇のことを考えていると、その間に「やらないこと」って「仕事を請けない」という、ただひとつのことだったりするのですよね。
もともとフリーランスなので、通勤してないし、数年前から完全リモートワークしていますので、打合せにも行かない生活はすでにしているのです。
なので「これをしないことによって、あれを手に入れることができる」という要素はあまりないのです。
これもまた、サラリーマンの方がイメージする「長期休暇」と全然違うものなんですよね。
ただ、前述の通り心理的影響はありますね。それも、かなり大きく。
僕の場合、これを機に働き方を「生産的な趣味」に変えようと思っています。
デザイナーとしてクライアントワークをしていく生活は、これでお終いにするつもりなのです。
(参考:デザイナーは引退しても、デザインは続けるよ)
長期休暇中は、新しいことを考える期間なのですよ。
この間、古いこと。これまでのデザイナー人生の中で考え続けてきたことや、気に病んでることなどを、意図的に考えない期間にしようと思います。
「古い思考をグルグル回すことを、やらない」ですね。
長期期間中にやること
人生を豊かにするために、生活の満足度を上げるために、やらなくちゃいけないけどメンドくさいことが、たくさん溜まっているのですよ。
- 要るか要らないかわからない、山のような書類の処分
- 溜まりに溜まった、山のような書籍の処分
- 着てない服の処分
- おそらく空になるであろう、家具の処分
- 地方への引っ越し
- 自動車運転免許の取得
- 田舎暮らしをするために、あったほうがいい資格
など、ToDoリストを作ることすらおぞましくなるような「…やる…か」も多々あるのです。
そのほとんどが「捨てる」作業ですね。
時間にしろ、所有物にしろ、空間(=余裕)を作るフェーズなのだと思っています。
常に自分の中に、少しの余裕を準備しておけば、何か新しい「これやりたい」に出会ったときに、躊躇なく飛びつくことができるのです。
長期期間中にやることは「余裕を作ること」ですね。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。