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生活を変える。ほんのちょっと変える

2019.10.05

こんにちは、萩ドットライフ()です。

セミリタイアを決断して以降、暇が快適だと感じられるようになっています。考え方や習慣が変わってきているからだと思うのです。これから数年がかりで構わないので、少しずつ新しいものを取り込んで、生活を変えることをしていこうと考えているのです。

暇って快適です

2019年9月25日を「失業記念日」ということにしたいと思います。
僕が受け持っていた最後の運用案件について、サイトクローズの指示を受けたのが9月24日。そこからそろそろ2週間が経過しますので、十中八九復活はないだろうなと考えても良さそうなのです。

したがって、さかのぼってサイトクローズの翌日9月25日に晴れて無職になったことになります。

僕の仕事は、フリーランスのWebデザイナー「でした」。
メインクライアントは、マンションデベロッパー。新築マンションのプロモーションサイトを構築して運用するのが僕の仕事「でした」。
そのマンションが完売すれば、物件サイトをクローズして、僕の仕事は終わるのです。

例外的にキャンセルやローン審査に通らなかったなどの理由で、再度販売開始することもありますが、最後の案件は人気物件だったし、販売の方もその辺は上手くやってることでしょう。

「セミリタイアします。新規案件は受注しません」と宣言してから数年。最後の案件を新規制作・公開してから約1年半。ようやく無職になれました。

最後の数件は、意図的に販売時期の短そうな人気物件を僕に割り当ててくれたのかもしれません。

2019年の年明けくらいから、少しずつ「暇になってきたな。もう、セミリタイア生活始まったな」という気がしはじめました。
そのくらいから、日を追うごとに「暇だな」と感じる日が増えてき始めたのです。

僕はずっと、自分が暇に耐えられない性格だと思ってきました。
フリーランスでしたから、暇は「食いっぱぐれ」を意味してたのですよ。だから、暇は恐怖だったのです。
(参考:フリーランスの僕が暇な時にやったこと

ところが「セミリタイアするぞ。いったん無職になって、長期休暇取るぞ」と思って行動しはじめて以降、暇が快適になってきたのですよ。暇が楽しいのです。

それでもまだ「なんかやらなきゃ」と思ったり、仕事の夢を見たりするので、まだ途中なのかもしれません。

生活をちょっとずつ、意図的に変える

フリーランスのデザイナーをやっていた20年間、暇を何かしらの考え事や学習、自己検証で埋めていくことが習慣だったのですよ。

学習や研鑽を習慣化して、継続することをルーティーンと言って、良い流れを作るための手法だということになっています。僕もずっとこれを意識していました。

でも、行動をパターン化してしまうと、不足しているもの、やりたくないもの、間違っているものも、そのまま習慣化してしまって、視野や思考が狭くなっていたのかな? と、反省をしています。

これが、僕はフリーのデザイナーで20年間食ってこられた理由でもあり、20年で焼きが回って退くことを決めた理由でもあるのです。
とはいえ、その20年はすでに終わってしまいましたから、これからは少し意図的に変化を取り入れようと思っています。

実際、セミリタイア・長期休暇宣言をし、現実に暇が増えたことによって、暇を快適に感じられるようになったように、変化は実感し始めているのですよ。

人間は無意識に習慣化された行動をとってしまうので、意図的に変化をもたらす行動を選択しようと考えています。

失敗しても、退屈するよりまし

以前「セミリタイア生活をはじめたら睡眠時間が増えた」という記事を書きました。
2019年2月に投稿した記事ですから、暇が増え始めたことを実感し始めた頃に書いた文章ですね。

その後、上手く眠れない日や、寝てもすぐに目覚めてしまう日もあり「思い過ごしだったかな」という気がしなくもありませんが、それでも「睡眠時間が長いと調子いい。長時間睡眠を習慣化しよう」という意識付けにはなっています。

また「断捨離を実行することにします」という記事を書いた日から「1日6束の本をゴミ置き場に持っていく」がルーティーンになっています。
本の少し、寝室兼書庫の景色が変わり始めています。

とりあえずは、こういった些細なことでいいのですよ。
生活の中に、少しずつ新しいことを取り込んでいきたいのです。

数年がかりで構わないので、生活を新しいことで満たしていきたいと考えています。

これまでの20年間、いつも同じ場所で、同じ行動をし続けてきたように思います。
若干、頭が煮詰まって柔軟性を失っていたような感じがするのです。

そうなると、新しいアイデアやひらめきや、行動する勇気・元気すら、なくなってしまうのですよ。
当然、50代半ばという加齢の影響もありますが、焼きが回ってしまうのです。

新しいことを思いついて、行動してみて、それが失敗に終わっても構わないのです。
同じことを繰り返して、退屈するよりも遥かに人生を豊かにしてくれると考えています。

現在、近未来目標として「田舎暮らし」を掲げています。そのために疑似体験というか、見極め機関のようなつもりで、東京と山口県萩市の二拠点生活をしています。

完全移住となると、大きな引越を伴いますし、移住後には山間部の古民家を買って、そこで暮らしながらセルフリノベーションをしたいという計画もありますので、とにかくまずは断捨離を捗らせて、身軽になりたいのです。
(参考:古民家再生をDIYでやりたい[思いついてることを記録する]

おそらく「ものを捨てる」ということひとつ取っても、東京の方が利便性に勝るのです。
東京でできることは東京で済ませてから、大きな行動に移る方が得策だと思っています。

当面、大きな行動目標を掲げつつ、それに向かって「今日ひとつ」「明日ひとつ」と、生活の中に小さな変化をもたらしていこうと思っています。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。