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名刺を持たない生活をはじめてみようか

2019.10.19

こんにちは、萩ドットライフ()です。

完全リモートで作業し始めた頃から、名刺を持たない生活をしているのです。無職になったことを機に「名刺を持ち歩かない」から「名刺を所有しない」に「持たない」の意味を変えようと思っています。SNSがそれを代替してくれるはずなんですよね。

たぶん、この1年で他人に名刺渡したの2枚

先日「そういえば、名刺って使わないね」という記事で1年ぶりくらいに「人と会うのに名刺が要る、持っていかなきゃ」と思ったことを書きました。

実際は「マンションの鍵を交換することに(先日の記事は誤りでした)」で作業で来られた鍵屋さんとも名刺交換したので、もう1枚使ってました。

計2枚ですね。枚数など、どうでもいいことではありますが、このようにほぼ名刺を使わない生活をしているのです。

しかしながら、ずっと心の中で「もう名刺なんか要らないよな」と思いつつも、相手が出してきたときは、お返ししないと失礼だと思っていて、準備だけはしていたのですよ。

先日僕は無職になりました。
先日投稿した『「無職」って言っちゃうとウソになる。でも言いたいのです』で書いたように、またちょっと定期的に手を動かさなければならない仕事を残っていたり、複数の会社を保有し続けているのですが、ほぼ働いていないし、ほぼ労働による収入がないので、概ね「無職」だと思っています。

もう、ビジネス上の儀礼からは解放されているはずなのですよ。
だから、もう名刺を持つどころか、刷ることもやめようかと思っているのです。

「名刺を持たない」は、名刺を持ち歩かないことではなくて、所有しないことを意味しているのです。

また、他人からもらった名刺、どうしてます?
僕はずっと山積みにしていました。見返すことがないのですよ。

一緒に仕事をするようになったら、メールでやり取りするか、他の人とのやり取りの中にccでいたりしますから、連絡取りたいときにはすぐに取れるのです。

メールのやりとりが始まらない人は、仕事に至らなかった人なので、連絡することなどないのです。
もししたくなっても、誰かが知ってたりしますからね。

自分の名刺も、他人の名刺も「交換する」という動作のためにだけしか使わないのですよ。

現在、僕は断捨離中なのですが、先日、作業場を整理したときにすべて捨ててしまいました。

SNSで充分なのかも

ビジネス上の付き合いではないけれども、何かの会合で会って「これからも連絡を取りましょう」みたいな人との連絡先の交換は、SNSでなされることが主流になってません?

10年以上前は、ビジネス名刺とプライベート名刺を分けていた時代もあったかと思います。

「思います」というのは、僕はサラリーマンではなかったので、名刺を使い分けていませんでした。
でも、何度か「これが会社の。これは自分で作ったプライベート用。メアドと電話番号が違います」みたいに2枚いただくことが少なからずあったのです。

プライベートでも「○○会社で○○を担当しています、○○と申します」って自己紹介する人も多かったですね、
最近でもそんな感じなんでしょうかね? 僕の周りでは減ってる印象なんですが…。

幹事っぽい人が、名刺交換タイム的なものを設けたり、「こちら○○さん、あちら△△さん」みたいにして紹介してくれるときには当然「あ〜これはこれは」などと言いながら、名刺を交換することになるのですが、なんか冗長ですよね。

「端っこの〇〇さんから、サラッと自己紹介リレーしていただけますかね」くらいで充分だと思います。

当然、相手が名刺を出してきたときには、自分も返そうと思っていてので「持ってなきゃ」とは思っていたのですよ。
この1年くらいは、意識してなかったことも多かったのですが。

持っていないときには「申し訳ありません、今持ち合わせていないのです」と侘びていたのですが、今後は「無職なので名刺をもっていません」で通そうかと思っています。

最初の「ご挨拶」のときに名刺を交換しようがしまいが「今後も連絡を取り合いましょう」となったときには結局、SNSアカウントを交換するんですよね。

そのときには交換しなくても、出会う人って誰かの友達の友達だったりしますし。

名刺って不要なのですよ。
数年前からメールのシグネチャに住所と電話番号を書かなくなったように「名刺持ってません。これが普通っすよ」くらいの態度で生きていこうかと思っています。

名刺の利点は残っていないか?

僕の職業はデザイナーでした。無職だから、過去形ですね。

55✕91mmの名刺って、デザインの練習をするときに気軽に取り組めるので、何回も自分の名刺を作る練習しましたし、知人・友人の名刺を作ってあげました。
暇で手持ち無沙汰なときには、「新しい事業をはじめた自分」を妄想しつつt,新規設立した会社の社名を考えたり、名刺をレイアウトしてみたりしたことが何度もあります。

僕の人生の中で、割と思い出深いツールではあるのですよ。

それなりに「良さ」というものはあろうかと思います。

まず、交換が簡単ですよね。
「今後とも、お付き合い願いたいので、facebookかLINEのアカウントを…」って言いながら情報交換するのって、若干操作性に難がありますよね。
名刺ケースを取り出して「どうぞ」で済むほうが簡単ですね。

「両手で受取りましょう」とか「『頂戴いたします』と声を発しましょう」「相手より下に自分の名刺を」みたいな謎マナーはほっといて、まあ紙片を交換するだけなので、動作はあっさりしたもので済むはずなのですよ。

掲載されているロゴやレイアウトがカッコよかったら「おっ!」てなりますよね。
まあ、これは僕がデザイナーだからでもあるだろうし、会社員の場合は個人とは何も関係ありませんね…。

僕は一時期「名刺交換のときに、オレの腕前の片鱗を感じてもらいたい」とか思っていました。
ここ10年は、スミ1色のアッサリしたものになってますけどね。

途中から、名刺交換したときに名刺そのものが話題になるのがウザく感じ始めたのですよ。

また、先方に開示する情報を最小限に抑えられることでしょうね。
SNSを交換しちゃうと、SNSの種類にも寄りますが交友関係やプライベートも先方に分かられることになって、嫌な気になることがありますからね。

僕は以前、この記事と矛盾する内容の「facebookを使うのをやめた理由」という記事を投稿しています。

揺れ動いているのです。

今のところ、

  • 連絡先交換はSNS
  • プライベートな投稿は、極力制限
  • ウザい反応をしてくるやつは制限とかブロックとか

で対応しています。

そういうメンドくさごとを考えると、名刺のほうが良いのですよ。
まあ、名刺の交換と、SNSで繋がって初めて気づく相手のウザ味はフェーズが違うんですけどね。

まとめると、SNSの使い方をもう少し工夫して上手になろう、そして「もう名刺なんて不要だよ」という勢力に積極的に加担してみよう、という態度を取ることが妥当なんじゃないかな? と考えているのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。