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忘年会に参加したくない気持ちが、無職になったらちょっとユルんだ

2019.12.08

こんにちは、萩ドットライフ()です。

僕が就いていたデザイナー稼業にとって、年末は「年末進行」という作業ツメツメの状態に陥る季節なのですよ。なのでいつも、忘年会に参加したくない気持ちがありました。無職になって迎える初めての年末年始、それがちょっとユルんでいるのです。

「会いたい人」と会う口実にするくらいなら構わないんですけどね

「なぜみんな同じ季節に飲み会を開催しようとするんだ?」と思うし、「ほら、また金曜か土曜で設定しようとしてるじゃん。ダブるに決まってるよね」とも思うのですが、幹事を買って出てくれている人に、いちいちケチつけてもしかたないので「まあ、そういうもんだな」と思うことにしています。

「忘年会をやりませんか?」とか「○月○日に新年会を催しますので、出欠を○日までに」という連絡がやってくる季節になってきました。

僕は大人数でガヤガヤした感じになることが予想されたり、長時間の移動や宿泊を強いられる催しは、端っからNGにしているのですが、そうではない限り概ね是々非々で考えるようにはしています。

ただ、もともとちょっと「非」寄りではあります。

今回、無職になってはじめての年末年始なのですが、ほんの少しだけ「是」寄りになっているかもな? と感じています。

「たまには、ちゃんと人と話す機会を設けたいな」と思っていたり、頭の中から仕事のことが消えているので、一切スケジュールを気にしなくていい状態にいることもあって、だいたいの誘いに「いいね!」で返しています。

唯一、高校の同窓会のスピンオフとして始まった飲み会を定例化しようとしてる「新年会」には、即レスで「欠席」と返しました。
近況報告と昔話とそこにいない同級生の動向で3〜4時間過ごすのがツラいのです。
(参考:50代になったら同窓会が増えた

普段コミュニケーションを取っておきたい人がいても、なかなか「飲み会」を理由に相手のスケジュールを抑えることってできませんよね。
それを忘年会や新年会を口実に「たまには会いましょ」という会ならば「是」。

同窓会や、なんかしらのコミュニティみたいに、顔も名前も知ってるけど特に関わりたいわけでもない人(僕は「名簿の中にいる人」と認識しています)たちと混じって時間を費やすのは苦痛なので「非」ってことになりがちですね。

暇でも是々非々の「非」の会には、参加しませんよ

この記事のタイトルにもしたように「忘年会に参加したくない気持ちが、無職になったらちょっとユルんだ」のではありますが、これはあくまでも「是」の会に対する認識です。

かつて現役でガシガシ作業していた頃には「年末進行」なんて言葉があるように、作業が立て込みがちな時期なのですよ。
自分が守っている作業時間とか、食事のタイミングとか、ちょこまかとしたルーティーンが崩れるのがイヤで欠席していた会も多々ありました。

それが無職になった今は、暇なのでさほど参加することが苦痛ではなくなっているのです。

そういや、以前にも同じようなことを書いたことがあるな、と思い過去記事を検索してみたら『飲み会を「つまらない」と思うようになった理由』という記事を投稿していました。

そっか。去年の年末は1度も忘年会に参加しなかったんですね。

この記事に書かれていることは、1年経った今でもほぼ変わりません。
「つまらないヤツにロックオンされて、サシ話はじめられる」とか「話に割り込まれる」とか、この1年でも何度かありましたね。

そういう目に合う飲み会ってだいたい「非」寄りの飲み会なのですよ。

こちらの会には、どんなに暇を持て余していても参加することはないでしょうね。
むしろ無職になって、いったん「ゼロに戻す」フェーズなので、積極的に不参加を決めた方が、今の僕の行動原則には合っているのです。

つまんない思いをするよりは、ひとりYouTubeでも観ていたほうが快適ですもんね。

参加したい会と、したくない会

「忘年会に参加したくない気持ちが、無職になったらちょっとユルんだ」は、同時に「断るべき会を躊躇なく断れるようになった」でもあるのです。

繰り返しますが、僕はいま無職なので、暇で退屈な日々を過ごしています。
この状態になると「やりたいこと」「やりたくないこと」が、くっきりしてくるのですよ。
さらにいえば「出なきゃいけない忘年会」なんてありませんからね、無職なんですから。

したがって、年末年始の風物詩である「忘年会・新年会。どれに参加してどれを断ろう」の判断が、とてもしやすくなっています。

前述の「非」の会は、考えるまでもなく不参加。「是」の会は、バッティングさえしなければ「行きますよ」で応じらるのです。

「しまった。この会、出席するんじゃなかった…」という事態さえ回避できれば、概ね快適な年末年始を過ごせそうです。

もう一度、参加したい会と、しなくない会の違いをまとめると、

【参加したい会】
普段からコミュニケーションを取っておきたい。でもなかなかスケジュールを合わせにくい人たち同士で「年末だから」「年始だから」を口実に、どうにかこうにか予定を調整して集まる会。

【参加したくない会】
忘年会・新年会を催すことが目的で、さして親しくもない「名簿の中の人」たちで集まろうとする会。

ってことなんでしょうね。

いや「これを機に、新しく知り合って刺激を…」みたいな考え方も持っていないこともないので、例外は多々ありますけどね。概ね「こんな感じかな」ってところです。
あとは嗅覚で決めるしかありませんね。

今、僕は生まれ故郷の山口県萩市に移住しようとしているのですよ。
そのために、東京と萩の二拠点生活をしているし、萩で不動産を物色し始めています。
(参考:田舎に家を買う条件 ― 萩で物件探し始めます

そのタイミングで、こういうことを考えるのはいかがなものかとは思いますが、ここ1年以上、同窓会的なものから距離を置いています。
当然、萩市出身者の中で知人・友人が多いのは同級生ということになりますので、むしろコミュニケーションは増やしたいし、地縁を取り戻す接着点にしたいのです。

ただ「同窓会」的な催しが、どうもピンとこないのです。

会って話したければ、「会」などなくても会いますしね。
特に会いたいとも思ってない人同士が集められるのが同窓会ですよね。

忘年会や新年会にも、それと近い匂いがする会もあるのですよ…。

そうやって「非」の会さえ、ちゃんと断ることができれば、あとは概ね「いいっすよ、参加します」で応じられそうな、今年の年末年始です。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。