僕はその問題に答えを出せない
2020.02.07
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。VUCA(ブーカ)って聞いたことあります? 僕は最近知りました。世の中は、変動していて不確実で複雑で曖昧だということみたいですね。どうやら問題の答えを出しにくい時代っぽいのです。ならば「楽しい方へ向えばいいんじゃない?」と思うのですよ。
VUCA(ブーカ)って言葉があるらしい
僕がオッサンだから社会の動きから取り残されているのか? それとも長らくデザイナー稼業に就いていたために、ビジネスビジネスしたフィールドからちょっとズレたところに立っていたせいなのか? ひんぱんに「何、それ?」という用語に出くわすのですよ。
とくに横文字が多いですね。
ほんの少し前に、YouTubeでビジネス系座談会の動画を観ていると、ある人が「ブーカ、ブーカ」言っていました。
なんとなく「予測なんてできないのだから、変化に対応する柔軟性とスピードが大切だよね」みたいな文脈の中で使っておられたのです。
僕、YouTube大好きなのですよ。
わからない用語がでてきたり、自分が思ってたのと違う文脈で使われたら、一時停止してググったり、巻き戻して見直したりできますからね。
そのときも「ブーカって何?」と謎だったので、当然ググってみました。そうすると、Google上位に表示されていたのが、
今、ビジネスで注目される「VUCA」とは何か
「VUCA」時代、リーダーに重要な4つの言葉
など。
どうやら「ビジネスで注目」されていたり「リーダーに重要」な用語だったりするようです。
wikipediaには、
VUCA:
VUCA(ブカ、ブーカ)はビジネス用語。Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を並べたアクロニム。1990年代後半にアメリカ合衆国で軍事用語として発生したが、2010年代になってビジネスの業界でも使われるようになった。「今はVUCAの世界になった」というような文脈で使われることも多い。
出展:https://ja.wikipedia.org/wiki/VUCA(2020年02月07日現在)
と掲載されていますね。
ちなみに「アクロニム」というのは、アルファベットの頭文字をくっつけて作られた略語のことですね。
グーグル(Google)、アップル(Apple)、フェースブック(Facebook)、アマゾン(Amazon)の4社をまとめてGAFA(ガ―ファ)っていう、みたいなやつのことです。
わからないものを調べると、新たな「わからないもの」が出現する…。ま、得てしてそんなもんですね。
考えても、答えなんか出ない
「へえ、そういうのブーカっていうのか?」「なんとなく思い当たるフシがあるな」とか、「え、昔っからそんなもんじゃない?」などなどと思いながら、またYouTube動画の続きを見はじめたのですが、暇つぶしの視聴だったし、その動画の本論はよく覚えていません。
なんとなく「『環境も自分も変化するんだし、やりたいことがあれば、やっちゃえばいいよね』ってことなんだろうな、うん、それならオレもそんな感じで思ってる」みたいな感想を持ったことだけが印象に残っています。
先日「拘る(こだわる)、について考える」という記事で述べたように、最近は「本当に大切なことだけを保持できていれば、他のことは状況に流されちゃっても構わない」と思うようになっていますので、それを補完してくれる考え方に出会うと「ほらね」と、ちょっと嬉しくなったりするのですよ。
みんながVUCA(ブーカ)という言葉を用いながら語りたいことって、たぶん、
- アイデアがあれば、即行動
- 「いける」と思ったら、アクセルを踏む
- 「なんか違うな」と思ったら、即撤退
- 予期せぬ出来事なんて、起こるのが当たり前
みたいなことですよね。僕は、そんな感じで解釈しています。
どうせ、考えても答えなんか出せないのです。
たとえば、準備に時間をかけて、検討に検討を重ねて「正解」をこさえたはずなのに、動き始めたら「あれ? なんか違うぞ」とか「ん? あまり受けがよくないぞ」なんてこと、往々にしてありますし、逆に「時間ないし、まずはそこそこのレベルのものを当てて、そこから揉もう」と、最低限の準備しかしなかったにも関わらず思いがけずのドンピシャだったり。
思考と正解のバランスがしっくりこないことって、往々にして起こりがちですよね。
たぶん、業種に関わらないと思うのです。
問題の答えを求めずに、楽しい方へ向かったほうがよさそう
仕事に限らずいろんなことにおいて「僕はその問題に答えを出せない」という前提でいたほうがいいように思うのです。
「答えを出す」「正解を狙う」ことにこだわりすぎると、どうしても過去の引き出しの中を探し回ったり、他者の成功例が気になったりしはじめるんですよね。
そうなると大抵の場合、楽しくなくなるのです。
どうせ「僕はその問題に答えを出せない」のですから、「やりたいことを、ひとつだけクッキリと」させて、あとは楽しい方へ、ワクワクする方へ流れていけばいいように思うのです。
なんせ「VUCA(ブーカ)の時代」ですからね…。
このブログを読み直してみても、ちょっと前まで自分の中で盛り上がってたことを最近はちっとも話題にしていなかったり、いつの間にか全然違うことを「これ、すごく楽しそう」って言っていたり…。
いい加減なものなのですよ。
「答え」とか「正解」というものがあったとしても、ひと月前の正解と、今の正解は異なるのです。
「答えを出せた」と思ってものごとを進めても、時間とともにつまんなくなっていったり…。
ならば「楽しそう」の記憶だけを繋いでいったほうが良さそうな気がするのです。
記憶は残りますからね。
繰り返しますが、VUCAっていうのは、
- Volatility(変動性)
- Uncertainty(不確実性)
- Complexity(複雑性)
- Ambiguity(曖昧性)
の頭文字を並べてたものです。
ざっくり言うと「世の中って、なんだかややこしいよね」ということだと思うのです。
人は「楽しい」とか「嬉しい」といったわかりやすさに反応するし、そちらに向かって物事を判断したほうが、案外正しいのかな? と思っているのです。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。