人生は、たぶん短い
2020.02.13
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。僕は「人生100年時代」を真に受けていて、だから「セミリタイアしてシフトチェンジ」とか「長期休業して人生の中休み」などと言っているのですが、反面「人生は短いのだから、つまらないことに時間を使ってる暇はないよね」とも思うのです。
20年なんて、あっという間
こういうのを「人生の歯車が回りだす」っていうんでしょうかね。
先日「他人の趣味と向き合う ― 萩市の古民家を買うことにしました」で触れたように、山口県萩市の古民家を購入することを決めたことで、気分的にも行動的にも、いろんなことが動き始めています。
少々メンドくさくもありますが「萩にいるうちに、やれること全部やってから東京に戻ろう」と前向きに思っているので、さほどイラついてはいません。
今日も、午後から土地家屋調査士との面会の予定が入っています。
なにぶん萩市は5万人足らずの田舎町なので、はじめて会う人がことごとく高校の先輩後輩だったりします。
市役所の移住支援員も、司法書士も、古民家のオーナーもそうでした。
自然と話が弾みますよね。
こないだも現オーナーを訪ねて、これからの売買の段取りを含めて雑談をしていたのですが、その中で「ワシも74歳じゃけえ、いつポックリいくかわからんからね。それでこの家を処分しようと思うたんよ」とおっしゃったのです。
その方は近くの都市圏に家を建てて暮らしておられて、萩の古民家は「別荘」として使っておられたんですね。
掃除やら庭の剪定を兼ねて月に1回、1週間程度滞在しておられたようなのです。
「僕もいま、東京と萩の二拠点生活をしています」などと言いながら、ちょっと盛り上がりました。
ふと「そうか、この方はオレよりも約20歳年上なのか。オレも20年後には『いつポックリいっても…』などと考え始めるのかな?」という考えが浮かんできました。
このブログのいろんなところで触れているように、僕は「人生100年時代」を真に受けています。
もちろん、日本人男性の平均寿命が82歳程度であることも知っているのですが「セミリタイアしてシフトチェンジ」とか「人生の中休み」みたいなことの方便に使っているのですね。
自分の中で言葉遊びをしているようなものなのです。
20年という年月。これから先の距離感はいまいち掴めませんが、過去をふりかえると、僕がフリーランスになったのが20数年前なのですよ。
「20年も同じ仕事をやり続けてきた。バテた、休みたい」と思って、現在のように無職になって長期休養を取っているのですが、振り返ってみると「20年なんて、あっという間だったな」とも思うのです。
その「あっという間」をもう1回くり返せば「いつポックリいっても…」の年齢になるんですよね。
そのオーナー、「山歩きが趣味」という方だし、車で萩に向かうときも「ワザとくねくね道を通ってみる」とおっしゃるくらい元気な方です。
だから「いつポックリいっても…」も、その方の言葉遊びなのだろうと感じています。
「人生は短い」は、ポジティブ
僕は「人生100年時代だから、娯楽としての労働を長く続けていこう」と思っています。
そのために今こうして中休みを取っていたり、生活環境を変えるために萩市への移住を試みているのですが、反面「人生は短い、ということも意識しないとな」と改めて考えさせられます。
できることならば、自分が楽しくて嬉しい時間。周りの人たちが喜ぶ時間。「いい時間」で満たされるといいな、と思います。
つまらない時間を過ごしている暇はありませんよね。
人生100年時代(=人生は長い)と考えてしまうと「先はまだまだあるんだから、また今度」と、気持ちが緩んで行動力が低下してしまうかもしれません。
振り返ってみると、そういう心当たりなんて数多ありますしね。
「人生は短い」と思ったほうが、1分1秒を大切にしようという気になるでしょう。
そう意識したほうが、行動に対する躊躇がなくなるし、ちょっとやる気もでてきますよね。
「人生は短い」という考え方は、ポジティブなのです。
昨日投稿した「やるべきことは断片化させずに」でも触れたように、あれやらなきゃ、これやらなきゃが、ずっと溜まり続けているのですよ。
忙しくて手に付かないワケではなく、暇なのに先送りしているのです。
ようやく「住む場所を変える(=萩に移住する)」が動き出しました。
「人生は短い」のだから、こうやってひとつずつやっていくしかありませんよね。
数ある「やるべきこと」が、いっぺんに解決することなんてないのですから。
たぶん20年後には「いつポックリいっても…」と言いながら、人生を畳んでいくフェーズになるだろうことはイメージしておいたほうが良さそうなのです。
とにかく、やりたいことやろう
やりたいことは大きなものもあれば、小さなこともあります。
心の熾火のように、ずっと昔からくすぶっているものもあれば、昨日YouTubeを観ていて「オレもこれやりたい!」って思いついたものもあります。
たぶん、これからも「これやりたい」は見つかり続けるのですよ。
もちろん、メンドくさくてツラいことも中には混ざっていますが、できるだけ「楽しそう」の量を増やしていきたいですよね。
そのために、思いついてることや考え中なことをこのブログに記録しているのですが、どうしても「いっぱいある」と雑にまとめがちになっちゃいますよね。
ひとつひとつを箇条書きなんかにし始めると、焦燥感にやられそうな気もしますしね。
でも、やらなきゃそのまま何も起こらずに時間は過ぎていくのですよ。
たぶん、僕がフリーランスになった30代半ばから現在の50代半ばまでの20年よりも、70代半ばまでの、次の20年の方が短いはずなのです。そういうもんなのです。
そのうち、やり残しがわかっていても、行動する気力すらなくなる日がやってくるはずなのです。
やりたくないことをやめて、その空いたとこに、やりたいことを入れていくようにしよう。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。