暇な時間と向き合う毎日、心地いい
2020.02.16
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。無職になって5ヶ月程度経過しましたが、少しずつ暇な時間と向き合うことに慣れてきたような気がします。かつて感じていたストレスが剥がれ落ちていくような気がするのです。もう少し「暇な時間を有意義に」などということは考えずに過ごそうと思います。
もともと、暇な時間を過ごすのが下手なのです
「暇な時間の潰し方」とか「暇を持て余さずに、有効活用する方法」とかについて触れるつもりはありません。
単純に「暇な時間を過ごすのも、悪くないなあ」というふうに思っているので、そのことについて書こうと思って書き始めているのです。
さて、今日はなにをしようかな? みたいなことを今日決められたり、昼過ぎに思いついてちょっと離れた公園まで自転車で出かけて、2・3時間過ごしてみたり。
あまり、そういうことをしてこなかった人生だったのですよ。
しいて言えば、サラリーマン時代の休日がそんな感じだったでしょうかね?
もっと遡れば、小学校時代の休日も…か。
中学校から大学までは部活中心の生活をしていたり、社会人になったらなったで、10年続けたサラリーマンをやめてフリーランスになりましたからね。
フリーランスに成り立てのころは、毎日が暇で暇で仕方なかったのですが、暇を楽しんでしまうとメシが食えなくなるので、暇は恐怖でしたね。
「お天気いいから、その辺を散歩してみよう」なんて余裕ありませんでした。
いや、散歩はしましたし、平日昼間のデパートにも出かけました。ときどきね。
仕事はないし、食えてもいないけれど「オレはフリーになったんだぞ」という事実を、そういうカタチで噛み締めたかったんでしょうね。
内心、不安で不安で仕方ありませんでしたけどね。
そんなのまったく楽しくないので、結局、何かしらの学習をしたり、興味にあることや需要のありそうなことの準備に費やすことが多かったですね。
(参考:フリーランスの僕が暇な時にやったこと)
「暇な時間は快適だなあ」と思いはじめています
僕はいま、無職になって長期休暇を取っています。
セミリタイア生活に入りましたので、いったんいろんなことをゼロに戻してからゆっくりと再起動させたいのです。
完全リタイアするつもりはなくて、むしろユルくて娯楽的な労働を長く続けるためのシフトチェンジなのです。
〈参考:セミリタイアの定義。仕事は娯楽(=生産的な趣味)〉
無職になって約5ヶ月が経過しました。
「「無職」って言っちゃうとウソになる。でも言いたいのです」で述べているように、セミ無職みたいなもんですけどね…。
「そろそろ決算か、メンドくせえな」なんて思ってる無職なんていませんよね。
でもまあ、そこそこ暇で退屈な毎日を過ごしているのです。
だんだんと順応してきて「暇な時間もいいものだなあ」と感じ始めています。
いちばん快適なのは、自分の知らないところで自分のスケジュールを押さえられるということがなくなった、ということですね。
「自分の知らないところ」というのは、文字通り他人がスケジュールを切ってきて「これでお願いします」ということもあれば、シゴトスイッチの入ってる僕が「これはちょっと前倒ししましょう。○日までにプレ出します」みたいに、どんどん自分を追い込んでいく…。みたいなケースも含まれます。
もうひとりの僕が、猛ダッシュでグングン進んでいって、置いてきぼりにされた僕がアタフタしているような状況ですね。
他人が切ってきたスケジュールなら「これちょっとキツいすよ」みたいなことも言えるんですけどね。
いや。フリーランスにとってこれはありがたい状況なんですよ。
スケジュールが埋まってないと、フリーは死にますからね。
フリーになったばかりの仕事のない時期には、夢焦がれていた状況なのです。
多くの場合、誰にも非はないのですよ。自分にも他人にも。
数ヶ月先の予定で「なんとなく、このくらいでお願いします」っていう案件が複数スタンバってて、最初の話では「うん、上手いことスケジュール並んでるな」と感じていたものが、蓋を開けてみたら、ガッチリ同時進行になっていた、とか。
ストレスから解放される感じ、心地いい
暇な時間をテーマに書こうとしていたのですが、現役時代の「暇を上手に作れなかったこと」について筆が進んでしまいましたね…。
フリーランスのデザイナーだった頃には、暇な時間が恐怖だったのです。
暇でも、暇じゃなくてもストレスを感じていました。
無職になって、どんどんとそのストレスから解放されている気がします。
突発的なスケジュールの発生にも、さほどイライラしなくなりましたしね。
それもこれも、毎日が暇な時間に満たされているからですね。
数年前に「セミリタイア生活を始めよう」と決めて、それなりの時間をかけて準備したことなので、暇を恐怖だと感じる気持ちはありません。
何かをしていたり、考えていないとなんか気持ち悪いという感情は残っていますが、それはそれで心地よかったりします。
今のところ「暇な時間を有意義に使おう」なんてことは考えていません。
もうしばらくは「暇な時間を、思いつくがままに過ごしてみよう」と思っています。
それが心地いいのですよ。
「働いてたころは、ストレス感じてたな」と、しみじみ思います。
「このストレスが刺激になる。オレを成長させてくれる」とか思っていましたからね。
たぶん間違ってはいなかったのでしょうが、そこそこにして抜かないと、オッサン・オバサンになってからバテますよ。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。