リモートワーク(テレワーク)体験は、いかがでしたか?
2020.06.05
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。東京ではまだ、新型コロナ感染者が増えた・減ったなんてことを言ってますが、このコロナ禍で初めてリモートワーク(テレワーク)を体験された方も多かったようです。どうでしょ? これからの「新しい働き方」として定着するものなんでしょうかね?
はじめて、リモートワーク(テレワーク)体験された方も多かったでしょうね
再び、周囲の人々がどんな生活を送っているのか、よくわからなくなってきました。
ちょっと前までは「そっか、みんな家にいて、家の中で仕事をしたり、テレビやYouTubeを観たり、本を読んだりして、思い思いに過ごしてるのか。オレと同じだな」と思っていたのです。
非常事態宣言が解除され、また朝駅へ向かう方々の姿を目にするようになりました。
朝、ゴミを捨てにマンションの共用部へ行くと、バッグを持った人と「おはようございます」と挨拶を交わすことが増えました。
なので勝手に「みなさん、また会社に通うようになったんだな」と思っています。
SNSでも「駅、混んでた。コロナ前の5割り程度?」みたいな投稿も目にしますしね。
この3ヶ月間、強制的にリモートワーク(テレワーク)を体験せざるを得ない状況に置かれたことで、その効率の良さに気付き、
- そのまんま、希望する従業員にはリモートワークを続けさせよう
- いっそのこと都心の本社を縮小して、一部を郊外に移転しよう
と考える会社が登場したというニュースも目にしました。
僕は、以前「なんだかんだ言いながら、元に戻るのだろうなあ」という記事を投稿したように、多くの人々はしばらくの間、以前の生活や行動を回復しようとすると思っているのですよ。
で、その上で「やっぱ前の方がいいよね」派と、「リモートワーク(テレワーク)、効率よくてヨカッタじゃん」派に分かれると思うのです。個人もそうだし、会社という集団意思も、ですね。
このブログ上で何度も書いているように、僕は30代半ばから、ついこないだ50代半ばでセミリタイアして、いったん無職になるまでの間、ずっとフリーランスのデザイナーを生業にしていました。
会社から命じられたり、選択肢を与えられているリモートワーカーとは、少し状況は異なりますが、ずっと家が職場だったし、起きる時間、仕事する時間、サボる時間、仕事をしない時間、寝る時間、すべてを自分で管理するという意味では、20年以上にわたって、ずっとリモートワーカーでした。
おそらく、このコロナ禍ではじめてリモートワーク(テレワーク)を体験された方も多かったのだろうと思います。
いかがだったでしょうか? 楽しかったですか? 「ずっと続けたい」と思いましたか? それとも「寂しくてダメだ。早く会社に行きたい」と思われましたか?
昼間ぶらぶらしてるの、ちょっとドキドキしますよね
僕が、独立して住居件作業場のマンションを借りてリモートワーカーになったとき。
ん〜っと、現実にはまだ誰も僕に仕事を依頼してくれてないので、リモートワーカーではなくて、ただの「昼間ぶらぶらしてるオジサン」だったんですけどね。
一番気にしたのは「マンション内や、近所で出会う人たちにどう思われてるんだろう?」ということです。
「昼間ぶらぶらしてるオジサン」歴が四半世紀に迫ろうとしている今、自信を持って言えることは「誰もなんとも思っていない」です。
それまで毎日スーツを来て会社に言って、オフィスのみんなと交わす「おはようございます」から始まる生活を延々と続けていると、不安になっちゃうんですよね。
「調子悪いので休みます」ってウソついて休んで、ブラブラしてる日みたいなのが、ずっと続くんですから。
独立したての頃の僕は、マンションの表札に目立つように会社名を書いたり、近所にちょっとした買い物に行くのにビジネスバッグを持ったりしてましたね。
一見、暇でぶらぶらしてるオジサンに見えるかもしれないけれど、家で仕事をしている、それなりに忙しいオジサンなんだよ、ってことをアピールしたかったんですよね。
恥ずかしいなあ…。
実際に仕事が入り始め、本当に忙しくなると、そんなこと一切考えなくなりましたけどね。
朝・昼・晩、ジャージや短パンのまま、ツッカケでコンビニやスーパーに食料を調達に行っていました。
リモートワーク生活3ヶ月なら、まだフワフワしてません?
フリーランスでリモートワーカーだと、曜日の感覚が薄まるのですよ。
本当は「無くなる」って書きたいのです。
実際、土曜も日曜もなくスケジュールを組むので、曜日のことは「ほぼ」意識しないのですが、周囲のクライアントや広告代理店の方々に合わせる工程がありますからね。
だから、完全に忘れ去ることができるわけでもないのです。
でも、休むも働くもスケジュール次第なのです。
とはいえ、今回のコロナ禍のように3ヶ月も仕事がなかったら、恐怖にのたうち回ってたでしょうけどね。だって「働けば、お金もらえる」「休めば、収入なし」が基本ですから。
(参考:収入ゼロの恐怖に備える)
でも、ある程度仕事が安定してくると、ときおりやってくる2・3週間程度のスケジュールの空きは楽しみでしたね。
ちゃんと休みを謳歌できたかどうかは謎ですけどね。
(参考:フリーランスの僕が暇な時にやったこと)
途中で「今、手空いてます?」って連絡が来たり、「次の案件、先行してご相談したいことがあるんですよ。場合によっては、手を動かしていただいて…」みたいな感じで、突然中断することも多々ありましたしね。
リモートワーク生活って、慣れるまではこんなフワフワした感じが続くのです。
オフィスワークをしていた頃には、みんなで手分けをしてやっていたようなことも自分でやらなければいけない。でも、反対に要らぬ雑用とか、他人に気を使うためだけの作業は省略だきたりも、するのです。
成果物のクオリティも、新しく学習しなければならないこと、誰にも頼まれてないけれども、やっといたほうがいい仕事も、すべて自分で選んで決めるんですよね。
やったことが無駄になることなんて、たくさんあるし、逆に「おっスゲぇ。さすが」って言われることもあったりします。
向き不向きはあるのでしょうが、僕はリモートワーカーのほうが楽チンだと思っています。
誰かに「忙しい」とアピールする必要もなく、オフィスの中で他人を気にしながら作業するよりも、ずっと余裕があると思うのです。
誰も僕のことを見ていないのですから、いつも成果の見えやすいことをしている必要もありません。
リモートワーカーは成果を求められますが、そんなもの要所々々で示すことができれば、それでいいのです。
おそらく、緊急事態宣言の解除でこれまで通りの通勤生活に戻られた方は、リモートワーク生活に馴染みきれずに、なんとなく「長期休暇が終わっちゃったな」みたいな感じだったりするんじゃありませんかね?
そうそう。以前投稿した「テレビのない暮らし」で書いたように、僕の生活から完全にテレビが不要になったことと、リモートワーカーを四半世紀にわたって続けてきたこと、決して無縁ではないと思っています。
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