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メールやメッセージのやり取りのテンポ

2020.07.06

こんにちは、萩ドットライフ()です。

コミュニケーション全般においてテンポが大切だと思うのです。とくにメッセージやメールのやり取りなどは相手の顔が見えないだけに、対話でいうところの「相槌」を打つ感じで、よきタイミングでリアクションすることが安心感に繋がったりするのです。

返信しなかったり、クソ遅かったり

人それぞれ時間軸のとらえ方が異なっていたり、多くの人々が僕のように無職ではないので、いろんな仕事や問題に向き合っているのだろうことは理解しているのですよ。

ただ、メールとかメッセージを送ったら、ちゃんと返信が欲しかったりします。
それも「心地いいスピード感」とか「ちょっと気持ちを浮揚させてくれる言葉」とかを織り交ぜながら、やりとりできると、なおいいと思っています。

定期的に、返信をしない人と巡り合うことがあります。

その人にとっては、僕が送ったメッセージを受け取ったことをもって「ひと仕事おわり」ということなのでしょうね。

ところが僕からしてみると、先方からリアクションがないと、そのメッセージが届いたのか届いてないのかすらわからないのですよ。

LINEやFacebookメッセンジャーならば「既読」通知されますけどね、それでも「どう受け止めたのか」くらいの返信は欲しかったりします。

忙しければ「頂戴しました。バタバタしてるので後ほどじっくりと…」とかでも構わないのです。
そうすると僕も「ああ伝わったな、返しを待とう」って思いますからね。

ノーリアクションの人に別件で電話したり、直接会ったときに「あのメール、ご覧いただけましたよね?」と訊ねると「はい。拝見しています」とお答えになるので、それが当人にとってのスタイルってことなんでしょうね。

それと、ものすごく返事がゆっくり目な人もいますよね。

以前、そういう人に「なんでメールの返信が遅いのか?」と訊ねたことがあるのですよ。
もちろん、言葉を厳選しつつ遠回しに少しずつ掘り起こすような感じで…。

どうやら、ちゃんと考え抜いてないこと、まだ不確定要素を含むこと、などを「文書」にして返信することはとても失礼なことだと考えておられたようなのです。

僕は「もうちょっと考えてから返すね」でも「考え中だけど、今んとこザッとこんな感じ。変わるかもだけどね」でも全然構わないと思う派なので「へえ、そういう人もいるんだなあ」と、モヤモヤしつつも納得せざるを得ない状況になったことを憶えています。

だから僕も「メールやメッセージのやり取りのテンポなんて、人それぞれだよな」「自分と違うからって、イライラしないようにしよう」とは思っているのです。

ただ、この「やりとりのテンポ」って、パートナー選びにとって非常に重要な要素なんですよね。

もちろん「休日でも多忙中でも、常に即レスしろ」なんてことは言いません。
僕も、そんなことしないし。

でも、なんとなく「互いに上手く噛み合ってるな」と感じるスピード感とかテンポって、あるような気がするんですよね。

メールやメッセージにも「相槌(あいづち)」って大切ですよね

特に急いでいない限り、3〜5営業日くらい待って「急かすわけではありませんが、備忘のため…」と添えてメールなりメッセージを再送することにしています。

そうすると、だいたいみなさん状況を返してくれますからね。

対面の会話と同じなのですよ。

人と話をするときって「ああ、そうなんすね」「なるほどっ」「へえ、マジっすか」などといった相槌を会話にはさみますよね。

ちょっとした話のリズムを作るようでもあり、なんとなくストーリーの方向を誘導したり、「僕はあなたの話を聞いていますよ」という意思を先方に伝える行為でもあったりします。
声に出さずとも、ちょっとだけ表情を変えたり、うなずいてみせたりってこともありますよね。

そうすることで会話が円滑になるんですよね。

「自分の言ってること、伝わってる?」「この話をこの人、どう受け止めてるんだろう?」という不安を払拭してもくれます。

もちろん、程度問題ですけどね。

僕は以前「同意を求める話し方をする人が、苦手です」という記事を投稿したくらい、会話の途中で「そう思わない?」「ねえ、ヒドくない?」などと、こちらに相槌だったり、同意の言葉を求めながら話をする人がダメだったりします。

同様にメールやメッセージでも、同じことを何度も聞いてくる人や、毎回新しい疑問文を追加してきていつまで経っても会話が終わらない人も苦手です。
(参考:メールとかメッセージに疑問文いれるヤツ。会話が終わらん

だから、僕もリアクションのない相手に、メッセージが伝わってるか? 伝わっていないか? を確認するときは、それなりに気を使うのです。

別の報告や相談をするような体(てい)のメールを送りつつ「そういえば、あの件」みたいに付記するとかね…。

メールやメッセージのやりとりにおいても、ちょっとした相槌のようなものは必要だと思うのです。
LINEとかメッセンジャーならば、サムアップマークひとつで「受け取ったよ」という意図が伝わるのです。

コミュニケーションのやり取りのテンポって、すごく大切

僕がメールを使い始めたのは、1996年からです。
1995年にPowerBook 5300が発売され、その年末のボーナスを使って年明けに買って、同時にso-netとプロバイダ契約したからよく憶えているのです。

その翌年にフリーランスになり、そのあたりから急速に仕事の連絡手段にメールを使うことが増えてきました。
それまでは友達同士で電話しながら「eメールとかやってる?」とか聞いてましたからね。

なんだかんだで、もう四半世紀近く経つんですね。

以来、だんだんと連絡手段といえばメールかメッセージ、チャット等の非同期型がメインになってきました。

前述したように、コミュニケーションのやりとりのテンポって、仕事上のパートナーを選ぶのに非常に重要な要素になっています。

電話や対面での会話でも同様なんですけどね。

このやりとりの気持ちよさがない人って、仕事全般において上手く行かないんですよね。
逆に、ここがピッタリ合う人って、仕事の進行もしっくりくるのです。

メールやメッセージの返信のテンポをもって、他人の「能力」を論じるわけにはいきませんが、少なからず僕のモチベーションには影響してきますよね。

ただですね。そうやってメールやメッセージのやり取りが心地いい人が、実際に対面で会話したときに同じようにソリが合うかというと、そうでもなかったりするのですよ。

いや、だいたいはメールのテンポが合う人は、電話で話しても、実際に会ってもピッタリとハマるのですよ。
その人が言いそうなこととか、誘導しそうな方向とか、チョコッと混ぜてくるガンバローメッセージとかが予測できますからね。

でも、ごく稀に「この人、LINEと本人、人格違わない?」って人もいます。
誤解なきように言えば「良い方にも、悪い方にも」なのです。

ずっとメールでやり取りしてて「なんだ、コノヤロー。返事遅いし、返ってくりゃ必ず嫌味が混ざってるし」みたいな人が、実際に会ってみると、ものすごくいい人だったりします。

打ち解けあったつもりで散会しても、また翌日から嫌味メールを受け取ったり、投げたメッセージを放置されたりすることになるのです…。

こういうの、プライベートの友人なら気にならないんですけどね。
「こいつ、ポンコツじゃけえ仕方ない」って思えますからね。

でも仕事で絡むのならば、メールやメッセージのやり取りのテンポって割と重要だよな、と思うのです。

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