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時間割に則った生活

2020.10.07

こんにちは、萩ドットライフ()です。

「何分講義があって、何分休憩。それを○時から○時まで繰り返します」って、子ども時代にはそれが毎日でしたけれども、大人になるとだんだんと忘れ行く感覚ですよね。でもこのたび50代半ばにしてそんな生活が始まったのです。期限付きですけどね。

ようやく自動車学校に通い始めました

いったい何年ぶりだろう?

サラリーマン時代に、なんちゃら講習みたいなのを受講させられたことがあったな、とか、舞台公演をプロデュースしたとき、本番の1週間前くらいからビッチビチのタイムスケジュール組んで動いたな、とか、たまにミーティングのハシゴになるときがあって、そのときもそうだったのかな、なんてことを思うのですが、ここ10年以上「時間割」とういうものと、あまり縁がない生活をを過ごしてきました。

ひとりで作業するときでも、さほどキッチリとスケジュールを組み立てるタイプでもなく、ぼんやりとアタマの中にタスクを描いて、ひとつひとつ消化していくタイプですね。

「今日はここまで」って感覚もあまりないので、若いころにはセルフブラック化しがちだったんですけどね。
(参考:「セルフブラック」の功罪

そんな僕がいま、時間割に則った生活をするようになりました。

かつて「50代にして自動車免許を取るつもりです」という記事を投稿したのが2019年4月。それから1年半が経って、ようやく自動車学校に入校したのです。

まあ、それまでに

  1. 完全に手元の案件がクローズしてからにしよ
  2. 先に、萩での家探しを済ませちゃお
  3. え、1月から3月って、そんなに混むの?
  4. 緊急事態宣言で、入校受け付けてない…
  5. 仕方ない、萩に移住してから免許取ろう
  6. 暑っ。こんな中、毎日自転車で通えるかよ

みたいな「自動車免許を取らない理由」が、それなりに延々とあったんですけどね。

ようやく先週末に入校手続きをし教習料金を振り込み、今週から晴れて入校することになりました。
初日から、適性検査をやったあとに、学科3時限、技能2時限やってきたのですが、なかなかの異空間でしたね。

人生3度目の自動車学校

これが人生3度目の自動車学校入校なのですよ。
人生の大部分を自分で運転しない生活をしてきたくせに、です。

1度目は大学進学前。
バレーボール部に入り1年間の寮生活、2年生からは部の合宿所生活をすることが決まっていた僕は、親の勧めもあり「萩にいる間に運転免許を取っておこう」ということになっていたのです。

日数を計算してみると、なんとか入学式までに取得できるだろう、と。

ところが、自動車学校に通ってる間にバレー部から「○月○日より、春季リーグに向けた強化合宿が始まるので、参加されたし」という連絡が…。
まだ入学式まで、ひと月程度前のことですね。

あとから様子を聞いてみると「運転免許取得中につき」という理由で断ってもなんら差し支えなかったのですが、なんせ田舎の高校生ですから「チームから望まれたら応じなきゃ」という気持ちと「1日も早く新チームに合流したい」という希望が相まって、教習を途中で止めて春合宿に参加することに決めたのです。

なので当然学生生活の間は、車の免許なし。

時代背景もありますが、バイトをして貯めたお金で車を買って遊んでいる同世代の人々を羨ましく眺めていました。

なので「働くようになってから、仕事の合間に取ればいいや」と思っていたのです。
就職するときにも「免許なんてなくてもいいよ。みんなが車使う仕事するわけじゃないんだもん」って言われてましたしね。

ところが入社が決まって、卒業直前くらいに急に「自動車免許は取っておいてね。地方の営業所に配属されることもあるからね」という話になり、急遽、山梨県の合宿免許に行くことに。

詳しいことは覚えていませんが、なんだかんだで2週間くらいで卒業できたんじゃなかったかな。
当時、千葉県に住んでいたので、幕張本郷の免許センターに行ったのは、入社後だったと記憶しています。

そして、前出の「50代にして自動車免許を取るつもりです」という記事でも書いているように、30代半ばで運転免許を失効しています。

半分は「忙しくて更新に行くのがメンド臭かったから」、もう半分は「急に仕事が好調になって金まわりがよくなって、購入外車のパンフを取り寄せ始めていたから」です。
細かく考えると他にもいろいろとあるんですけどね、大きく分けるとこの2つだろうと思います。

そして、今回が3度目の自動車学校です。

ノスタルジーと違和感と

時間割で行動することに対する、ノスタルジーと違和感を同時に感じました。
ちょっと「イヤ」寄りの違和感かな…。

入校初日で、もうイヤになったとかじゃありません。

その辺に関して言えば、教習自体は数週間の後に卒業を迎えるわけだし、1時限1時限の教習に関しては、必ず終わりの時刻が設けられているので、まずまず楽ちんなのですよ。

13時から始まって、20時過ぎまで続いた初日のカリキュラムも、思ったほどのバテは感じませんでした。

でも、なんていうんだろう。
あの講義室に座って、講師が入室するのを待つ感じとか、講義中の「これがこの人の決め台詞で、何年もコスリ続けてるんだろうな」みたいな感じに、なんとなく懐かしさみたいなものを感じたり、「ん〜。50歳過ぎたオレがこの空間にいるのも、いろいろとアレだな」と思ったり。

なかなか、言葉にしにくい感覚を得ています。

僕はあまり縁がないのですが、セミナーなんてのもこんな感じなんでしょうかね?

ただ時間が来たから始まり、決まった時間決まった内容の話がなされ、決まった時間に終わっていく。
教習なので、これで当たり前なのですが、僕としてはしばらく体感してこなかった空間なので、とても変な感じでした。

ダラダラと続く会議とか、強い人が独演会始めちゃう会議、みんなが喧嘩腰になるミーティングもあれば、どんどん話が膨らんでいくやつもあり、あまりにもいろんなバリエーションの「話し合いの場」に身を置いてきましたからね。

反面、技能教習はなかなか楽しいですね。

僕は昔、自分の車を運転していたので、わりとすぐにそのころの感覚が戻ってきます。
同時に「昔のクセ」も「他人の車、運転しにくい感」も一緒に。

「指示器を出してから、右に寄ってくださ〜い」みたいなヤツも「普段運転してるとき、そんな段取り考えないでしょ」って思ったりね。
でも逆に、(前回免許を取得した)20代のころよりも「安全」に対する感度って確実に上がってるような気もします。

とりあえずは「どうでもいいから、早く免許取得できないかな…」と思っているところです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。