電子証明書の有効期限を更新してきた
2020.11.11
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。マイナンバーカードの更新に行ってきました。発行の日から5回目の誕生日が近づいてるんですよね。カードそのものの更新じゃなくて「電子証明書の有効期限」の更新です。マジックペンで手書きしてる日付があるでしょ? あれ、消しゴムで消すんですよ。
「電子証明書の有効期限」は発行後5回目の誕生日まで
マイナンバーカードには、それ自体の有効期限と、電子証明書の有効期限があります。
電子証明書っていうのは、
署名用電子証明書:
インターネット等で電子文書を作成・送信する際に利用します(例 e-Tax等の電子申請)。「作成・送信した電子文書が、利用者が作成した真正なものであり、利用者が送信したものであること」を証明することができます。利用者証明用電子証明書:
インターネットサイトやコンビニ等のキオスク端末等にログインする際に利用します(例 マイナポータルへのログイン、コンビニでの公的な証明書の交付)。「ログインした者が、利用者本人であること」を証明することができます。
ってことで、これの有効期限が切れちゃうと、コンビニで住民票を取ったりすることができなくなっちゃうんですね。
ちなみに僕は今のところ、自分でe-Taxは使っていません。
いつも税理士さんに「電子申請でお願いします」って言ってやってもらってますからね。
ちょっと話は逸れますが「無職になったし、そろそろ自分で経営してる法人、要らないな。休眠させちゃおうかな」なんてことも思ってるのですよ。
(参考:個人か? 法人か?)
そうなると、法人の決算業務はなくなり、個人の確定申告だけになりますので「それを機に、税務署とのやりとりはずべて自分でやるようにしようかな?」などとも思っています。
そうなるとカードリーダー買って、自分でe-Taxでの電子申請することになるし、「こういうの、自分でできるようにしといたほうがいいんだろうな」とも考えているのです。
さて今回、この「電子証明書の有効期限」の更新に行ってきました。
マイナンバーカードを作ってから、もう5回目の誕生日が近づいてきたんですね。
マイナンバーカード自体の有効期限は発行の日から10回目の誕生日までなのですが、電子証明書の有効期限は5回目の誕生日までなのです。
20歳未満の方は、カード自体も5年ごとに更新しなきゃいけないようですね。「容姿の変化が大きいから」ってことが理由みたいです。
マイナンバーカード? 個人番号カード?
そうそう、このマイナンバーカード。
みんな口々に「マイナンバーカード」って言ってるし、メディアでもそう呼んでますよね。役所にも窓口に、そう書いてあります。
でもカード自体の名称は「個人番号カード」って言うんですね。
だって、そう書いてあるんですもん…。
こういうの、すごく気になるんですよ。
「なんで、同じものに異なる複数の名称をつけているのか?」「もしかしたら、若干解釈に違いがあるのか?」みたいなことを考えてしまうんですよね。
だって、どこかお店のホームページを閲覧していて「お問い合わせ」ってボタンと「ご意見をお聞かせください」ってボタンがあって、その両方が同じページにリンクしてたら軽く混乱しません? 「あれ? さっきと違うボタンをクリックしたのに、同じページに来た」って。
で、いろいろググってみたのですが、やはりどうして違う呼び方をしているのか理解できませんでした。
内閣府のサイトでは、
マイナンバーカード(個人番号カード)
マイナンバーカードとは : マイナンバー(社会保障・税番号制度) – 内閣府
なんて書いてますしね。
次にリニューアルするタイミングには、絶対に一本化した方がいいですよね。
カード自体もなんかダサいですしね…。
なんでこう、カードといいサイトといい、役所で作られるもののインターフェイスってこんなにダサいんでしょうね。
まあ「デザイナーが、デザインのチカラを拡め切れていないから」ってことなんでしょうね。
ちょっと前までデザイナーの末席にポジションを頂いていた身としては、努力不足を感じますよね。
消しゴムで消して、書き直すのです
更新自体はそんなに難しいもんじゃありません。
マイナンバーカードを持ってる人はわかると思うのですが、作るときにやけにたくさんのパスワードを登録させられましたよね。
- 署名用電子証明書暗証番号(英数字6文字以上16文字以下)
- 利用者証明書電子証明書暗証番号(数字4桁)
- 住民基本台帳用暗証番号(数字4桁)
- 券面事項入力補助用暗証番号(数字4桁)
数字4桁のやつは「共通にしろ」なんでしたっけ? 「共通でもいいよ」なんでしたっけ? 忘れちゃいましたけど、僕は共通にしています。
だから「4桁のやつ」「長いやつ」の2種類のパスワードがあるんですが、両方とも求められます。
たぶん今回の「4桁のやつ」は、利用者証明書電子証明書暗証番号ってやつなのだろうと思います。
例によって「え? カードに書いてあるじゃん」ってことと同じ内容を別の申請用紙的なものに「手」で書くことを求められます。
「そんなもんだろうな」と思っているので、とくに目くじらを立てることもなく「はいはい」と言いながら記入します。
手に障害があって、自署が困難な方にとっては代理人を用意したりして、ちょっとした大イベントになっちゃうんでしょうね。
みんな、階段やら段差に対するバリアフリーには一生懸命なのですよ。目に付きやすいですからね。
でも結局「来てください」だし、窓口で「書いてください、押してください」が始まっちゃうんですよね…。
その後「4桁の暗証番号を入力してください」とか「長い方の…」とか窓口のPCに付いているキーボードで入力を求められます。
なぜか「確定」ってボタンだけ、モニタをタップするんですけどね。
しかもタップしたときに、何もビジュアルに変化がないものですから「あれ、ちゃんとタップできた? もう1回やっとこか」ってなっちゃうんですよね。
onClickイベントくらい仕込めんか?
その後、窓口の方も自分の側のPCを操作しつつ、更新作業は完了。
「電子証明書失効申請等受理通知書」と「電子証明書の写し」という2枚の「紙」が手渡されます。
「古い証明書は失効しましたよ、これその通知」「新しい証明書が登録されましたよ、これが写し」ってことなんでしょうね。
「いやいや、そういうのいちいち紙でやるとこな…」などと思いつつも「ありがとうございます、お手数おかけします」などと言いながら受け取るのです。
で、クライマックスはマイナンバーカードの更新ですよ。
表面に黒地に白ヌキで「電子証明書の有効期限」って書いてあるとこがあって、マイナンバーカードを発行してもらうときに有効期限(発行日から5回目の誕生日)をマジックペンで自署させられましたよね。
そのとき「デジタルでやるぜって感じなのに、なんで手書き?」って思いましたよね。僕は思いました。
これね、電子証明書の有効期限の更新のときに手書きで書き換えるんですよ。
窓口の方が、おもむろに消しゴムを取り出してゴシゴシこすり出すんですよ。
僕の場合、3ヶ月前に萩市に転入してきましたので、その下の備考欄に「(転入)」の記載が追加されているのですが、そこにまで消しゴムのパワーが及ぶほどに気合もろとも一心不乱にゴシゴシされます。
で「2020」年って書いてあったところを、再度マジックで「2025」年と書き直すのです。
この一連の手順とか、処理方法とか、窓口でのコミュニケーションを体験しながら「デジタル庁、ガンバレ。超ガンバレ」と思ったのでした。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。